70人の命を奪ったヤバすぎる賭け、ほか興味深い質問&回答4つ

今回は質問サイトQuoraで、海外の人達がシェアした興味深い回答をご紹介していこう。

1.これまでで最も破滅的な賭けは何?

(via Wikipedia)

1986年10月20日のこと。物語はソ連のアエロフロート6502便のコックピットで始まった。

機長と副操縦士の間で、操縦技術をめぐって口論が起きたのだ。その中で機長は、『完全に視界ゼロの状態で、しかも自動操縦システムを使わず、容易に着陸させることができる』と言い張った。

そして機長は、『コックピットの窓を目隠しして着陸する』という賭けを副操縦士に提案した。副操縦士はその賭けに応じた。

この賭けは、もし副操縦士が勝てば、自らの死を意味するものだった。

コックピットの窓をカーテンで覆い、飛行機は降下していった。複数の警報が鳴り響く中、飛行機は下降を続けた。

そして、飛行機は時速280kmで滑走路に着陸し、オーバーランした後に横転。炎を上げて爆発しながら滑走し、やがて静止した。

(via Wikipedia)

この事故で、副操縦士を含む70名が死亡した。

機長は生き残った。そしてどういうわけか、機長は15年の刑を受けただけで、最終的には6年に減刑された。

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2.スカイダイビングでパラシュートが開かなかった場合 – 水面を目指して着水すれば助かる?

(via Srinath Nalluri)

この写真の人物は、ケイシー・ブルーム。

彼は2018年に、頸椎骨折の大怪我を負った。医師は彼に、首が一生動かなくなる可能性のある頚椎固定手術を受けるか、それとも頭蓋骨に釘を直接ねじ込んで首を固定し、自然治癒を促すハローベストを3ヶ月間装着するか、2つの選択肢を与えた。

彼はハローベストを選んだ(上記写真)。

この大怪我の原因は何だと思う?

彼は、4階建てのビルの高さに匹敵する12mの崖から川に飛び込んだのだ。

彼はただ着水が上手く出来なかっただけだった。その川には、岩もなかったし、水深の浅いところもなかった。水の衝撃だけで首の骨を折った。

だから、水の力を甘く見てはいけない。高所から水面にぶつかったときの衝撃は相当なものだ。経験豊富なダイバーがこんなことになってしまったのだから、どんな人間でも起こる可能性がある。

実際に、私が2016年にボラカイ島で崖からダイブしたときは、5m以下で飛ぶようにしていた。8m以上行った人の中には、皮膚にひどいアザができた人もいた。

陸上に着地することに比べれば、衝撃は軽減されるかもしれないが、それでも水面に衝突するのは危険なことだ。

3.ちょっとした違いだけど、とても大事なことは?

『押して開けるドア』を引いてしまったことはある?

(via Wikipedia)

そしてほとんどの公共施設のドアが、内側から押して開けるタイプ(外開き)であることに気づいているだろうか。

それは、このようなことが理由になっている。以下のようなことを思い浮かべてみてほしい。

あなたは家族や友人と映画館で、好きな俳優の映画を楽しんでいる。

突然、どこからともなく火災が発生し、火災報知器が鳴り響く。

観客はライオンを見つけたヒツジの群れのようにパニックになって、誰もがドアに向かって飛び出す。

あなたは一番最初にドアに到達し、すぐにドアを押そうとする。しかし、びくともしない。引かないと開かないドアだったのだ。

間違いに気づいたあなたは、すぐにドアを引こうとする。しかし、もう遅い。大勢の観客がドアの前に詰め寄せ、無理に押し通そうとしている。

他の観客たちに押され、ドアを引くことができない。

同時に、他の観客たちが怒鳴っている。

「ドアを開けろ!」

「いいから押せ!このバカ!」

「お願い、赤ちゃんがいるの!」

でも、無理なんだ。動くことすらできない。パニックになった群衆によって、あなたの体はドアに押しつぶされそうになっている。それに煙が加わって、息ができない。

窒息しそうだ・・

これが現実となったのが、1903年にシカゴで起きたイロコイ劇場火災である。

(via Wikipedia)

602名以上の死者を出し、米国史上最大の劇場火災、単一の建物としては史上最大の火災となった。

この火災の場合、幸いなことに偶然通りかかった鉄道員が、群衆が扉を押しているのを見て、普段持ち歩いている道具で外側から蝶番を外し、役者と舞台係は脱出することができた。

この事件をきっかけに、現在ではほとんどの公共施設のドアが外開き、もしくは両開きになっている。

※日本においても同様の問題から、建築基準法で「劇場,映画館,演芸場,観覧場,公会堂又は集会場の客用に供する屋外への出口の戸は,内開きとしてはならない」と明記されている。

4.あなたが驚いたアート作品は?

ナイジェリア人のドトゥン・ポポーラという男性の作品には驚かされた。彼はスクラップ金属を集め、それを使って創作活動をしている。

(via Dotunpopo)

(via Dotunpopo)

(via Dotunpopo)

(via Dotunpopo)

(via Dotunpopo)

(via Dotunpopo)

(via Dotunpopo)

(via Dotunpopo)

彼のインスタはこちら。上記以外にも様々な作品が公開されている。

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雑学

Posted by uti