【キモ可愛い】タランチュラ・蜘蛛の種類と有毒性(図鑑・画像45種)

2016年9月7日

今回は格好良くて、ちょっとキモ可愛いタランチュラ(オオツチグモ科)たちを厳選してご紹介していきます!
※クモが苦手な方は絶対に見ないでください。あまりの巨大さ・気味悪さににかなり衝撃を受けるかもしれません。

※毒性について、タランチュラの毒は一般的にかなり弱く、皮膚に炎症を起こす程度で、最悪数日で治り、人間での死亡例はほとんどありません。

しかしながら、アレルギー反応が起こった場合には、アナフィラキシー・ショックを発症し、死に至ることもありえますが、これまでに報告されたのは1件のみです。

ただし無防備につかみかかるのは、噛まれると非常に痛いですし、避けたほうが懸命です。

ちなみに最強の毒を持つのは、タランチュラではなくクロドクシボグモと呼ばれるブラジルのクモです。(以下の画像のクモ)
蜘蛛画像 0.02007年に世界一の猛毒を持つ蜘蛛としてギネス記録されています。
このクモ1匹が保有する毒で、ヒトを80人殺しうる能力を秘めています。
またその強力な毒性から、噛まれれば、人間は25分以内に死亡するとも言われているほどです。

スポンサーリンク

それでは各地域ごとに紹介していきます!

アメリカ大陸に生息するタランチュラ編

1.ゴライアス・バードイーター(ルブロンオオツチグモ)

蜘蛛画像 60.0 蜘蛛画像 60.1
分布:南米、ベネズエラ、ブラジル、ガイアナ
全長:メス25cm、オス18cm

世界最大のクモとして有名である。
多湿の環境を好み、大きさの割に動きがすばしっこいので、扱いづらい。
また、環境変化にも弱く非常に簡単に死んでしまう。
お尻から飛ばす毛が強力で、皮膚に刺さると腫れてかゆくなるが、すぐに完治する。
だが、このクモに噛まれたことで、死亡した例もあるので、むやみに触らないほうが良い。

2.ブラジリアン・ブラック

蜘蛛画像 53.0 蜘蛛画像 53.1
分布:パラグアイ
全長:メス17cm、オス15cm

真っ黒な体と大きなお尻が特徴的な種である。脚が他の主に比べて短いのも特徴の一つ。
かなりおとなしめで、少しの乾燥なら問題ないので、ペットとして飼うには最適である。

3.メキシカン・ブロンド

蜘蛛画像 27.0
分布:メキシコ北部
全長:メス11cm、オス10cm

乾燥環境に生息してるため、過酷環境下でも強く、簡単に死ぬことはない。
長い間の絶食にも耐えることが出来るタランチュラである。

4.メキシカン・ブラッドレッグ

蜘蛛画像 28
分布:メキシコ
全長:メス15cm、オス9cm

朱色に近い脚部によって特徴づけられる。
成長が遅く、5cm成長するのに数年を要するが、その分寿命は長く、20年以上になる。
性格は穏和で、毛を触ることで痒くなることもほとんど無い。

5.コスタリカン・ゼブラレッグ

蜘蛛画像 29
分布:中央アメリカ
全長:メス12cm、オス10cm

脚部に入る白黒の縞模様がシマウマのようであることから名付けられた。
穴をほって地中で住んでいる。
気性はおとなしく、乾燥にもある程度耐えることができるため、意外と飼育しやすい。

6.メキシカン・レッドニー

蜘蛛画像 30.0
分布:メキシコ
全長:メス20cm、オス12cm

タランチュラの代名詞的存在であり、最も有名で人気が高い種である。
性格は穏やかで、最大サイズも大きく、乾燥にも強いので飼育に向いている。
毒性もかなり弱く、毛もほとんど飛ばさない。
初めてクモを飼いたい人にとって、これほどおすすめできるものは無いといえるだろう。

7.アカプルコ・レッドニー

蜘蛛画像 31.0
分布:メキシコのアカプルコ
全長:メス22cm、オス14cm

脚部のオレンジとブラックのコントラストが美しいタランチュラである。
乾燥にも比較的強い種で、穏やかな気質のため愛好家が多い。

8.メキシカン・フレームニー

蜘蛛画像 33.0
分布:メキシコ
全長:メス20cm、オス14cm

寿命が20年以上とかなり長いのが特徴である。
また赤い炎模様の脚部もこの種を特徴づけるものである。
20年の間、脱皮を繰り返して、成長し続け、20cm以上になる個体もいる。

9.メキシカン・ファイヤーレッグ

蜘蛛画像 34.0
分布:メキシコ
全長:メス21cm、オス14cm

脚部にあるオレンジ色のせん毛が特徴である。
刺激毛が細かく、風に舞うため、人の肌に刺さりやすく、かなりかゆくなることがある。
だが、一過性のもので、数時間あれば完治する。
また刺激を与えると、結構な確率で毛を飛ばしてくるちょっと扱いづらいタランチュラである。

10.ベリーズ・シナモン

蜘蛛画像 35.0
分布:ベリーズ
全長:14cm

色がシナモンのようであることから名付けられた。
地表の多湿環境を好んで生活している。
性格は臆病ですぐに逃げまわる。刺激毛はほぼ無く、触っても痒みがほとんどでない。

11.カリビアン・ゴールデン・グレイ

蜘蛛画像 36.0
分布:キューバ
全長:メス14cm、オス10cm

多湿環境の地表に生息している、つぶらな目が愛らしいタランチュラ。
気質はやや荒く、走ったり毛を飛ばすことはほとんどないが、稀に威嚇することがある。

12.コロンビア・ジャイアント

蜘蛛画像 37.0
分布:コロンビア
全長:メス18cm、オス12cm

コロンビアでは最大種で、20cm以上になる個体もいる。
地表の多湿環境を好んで暮らしている。
脚を垂直にあげて威嚇し、怒らせると、いたがゆくなる毛も飛ばしてくる。
驚かせたりすると、はねたり、ぐるぐる回ったりするので、取り扱いが難しい。

13.コスタリカン・レッドドッグ

蜘蛛画像 38.0
分布:コスタリカ
全長:12cm

標高の高い熱帯雨林に生息するタランチュラである。
寿命は10年ほどである。気性が荒いため扱いづらい。
環境の変化に弱く、温度や湿度が高くなったりすると簡単に死んでしまう。

14.ユカタン・ラストランプ

蜘蛛画像 39.0
分布:ユカタン半島
全長:メス16cm、オス12cm

おしりの部分が大人になると茶色になることから、「サビ(ラスト)た腹部(ランプ)」と名付けられた。
湿度の高い地表で生活している。

15.トリニダード・ドワーフ・タイガーランプ

蜘蛛画像 40.0
分布:トリニダード、ベネズエラ
全長:4cm

腹部にハートマークのような模様が見えることが特徴。
地表あるいは地中に巣穴を作って生活している。
寿命は小型種にもかかわらず7年ほどと長めである。
産卵数が1回で50匹前後と少ないため希少種で、あまり出回っていない。

16.サウスアメリカン・ピンクトゥー

蜘蛛画像 41.0
分布:ガイアナ、ブラジル、ベネズエラなど
全長:メス12cm、オス10cm

脚先がピンク色の種である「ピンクトゥー」を代表する最も有名な種である。
非常におとなしく、日本での繁殖例も報告されている。

17.ベネズエラ・レッドストライプ

蜘蛛画像 42.0
分布:ベネズエラ北部
全長:メス8cm、オス7cm

お尻部分の赤と黒のストライプが特徴的な種である。
多湿環境の樹木上で生活している。
性格は臆病で、刺激に対してひょこひょこと逃げるので、慣れないと扱いにくい。

18.カーリー・ヘアー

蜘蛛画像 43.0
分布:コスタリカ
全長:メス16cm、オス12cm

カールした金色のせん毛によって特徴づけられるタランチュラである。
もこもこふわふわした毛並みが可愛く、人気も高い。
地表の多湿環境を好んでいる。
おとなしくて、威嚇しても走ったりはしない。また毛による痒みもほとんどないとされている。

19.アンティル・ピンクトゥー

蜘蛛画像 45.0
分布:アンティル諸島
全長:メス12cm、オス10cm

世界で最も美しいとされるタランチュラのひとつである。
緑色の金属光沢がある頭部、赤いせん毛に覆われた脚部とおしりのコントラストはとても印象的である。
脚部のせん毛は、見る角度によって赤~紫に変わる。
多湿の樹上で生活しており、性格は非常におとなしく、乾燥には弱いが、比較的扱いやすいので飼育に最適な種でもある。

20.グリーンボトル・ブルー

蜘蛛画像 47.0
分布:パラグアナ半島
全長:メス13cm、オス12cm

乾燥した山地に生息するタランチュラ。
脚と頭胸部は青色で、お尻は茶色の美しい模様が特徴的。タランチュラ愛好者には人気が高い。
毛を飛ばすことが多々あるので、素手で触るのには注意が必要である。

21.サンタイガー

蜘蛛画像 49.0
分布:ベネズエラ
全長:メス18cm、オス14cm

お尻部分にある虎柄の模様が特徴的なタランチュラ。
多湿環境で、樹木の上に生活している。
脚先には、稲妻模様が刻まれ、光が当たると美しい色に輝く。
刺激を与える毛がないため、見たり触ったりしても比較的安全である。

22.サンタレム・ピンクヘアード

蜘蛛画像 50.1蜘蛛画像 50.0
分布:ブラジルのサンタレム
全長:メス20cm、オス12cm

メリハリのある白黒模様の脚が魅力的なタランチュラ。
地表の多湿環境を好む。性質はやや荒く、時折威嚇したり、毛を飛ばすこともある。

23.トリニダート・シェプロン

蜘蛛画像 51.0
分布:トリニダード
全長:メス19cm、オス14cm

樹木の上で生活するタランチュラである。
気性はおとなしく、動きは素早いが乾燥にも強いのでペット向きである。

24.スケルトン・タランチュラ

蜘蛛画像 57.0
分布:ブラジル
全長:メス16cm、オス11cm

脚に入る明瞭な白線が骨のようにみえることから「スケルトン」と名付けられた。
気質は非常に荒く、素早く地表を動く。
穴を掘って、巣を作ることを好む。

25.チリアン・コモン

蜘蛛画像 52.1蜘蛛画像 52.0
分布:チリ、アルゼンチン
全長:メス12cm、オス10cm

比較的長寿命な種であると知られていて、メスでは10年以上生きる。
また、最も飼いやすいタランチュラである。これは、とてもおとなしく、乾燥や絶食にも耐えるためである。
ただしほとんど動かないので、ペットとしては面白くないかもしれない。
この種が生息している場所は、年に1度も雨が降らない、温度は40度以上になることもある過酷環境である。
このような環境下に置かれていた本能から、長期に渡って絶食することがあるため、飼育者の悩みの種にもなっている。

26.バイーア・スカーレット

蜘蛛画像 54.0 蜘蛛画像 54.1
分布:ブラジルのバイーア州
全長:メス20cm、オス16cm

世界最重量級のタランチュラで、太くガッシリとした体が魅力的な種である。地表の多湿環境を好んでいる。
ほとんど毛を飛ばすことはなく、刺さったとしてもそこまで強いかゆみになることもない。
気性も比較的穏やかである。
→次のページがあります

スポンサーリンク



動物

Posted by uti