水に関して知っておきたいこと（雑学・豆知識など）
水に関する興味深い事実をご紹介します。
発展途上国では水不足、衛生状態が悪い水の飲用などで、少なくとも毎年数億人の子どもたちが病気にかかっており、90秒に1人が水に関連した病気で亡くなっている。
2.アフリカとアジアの一部地方では、水をくむために平均で6kmも歩かなければならない。
（出典：factslides.com）
8億8400万人が水源から1km以上離れた場所に住んでいる。
そのうえ上下水道設備がないため、水をくみに行かなければならない状態である。
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3.トイレは1回流すだけで、平均して6リットルもの水を使用する。
（出典：factslides.com）
アフリカの国、モザンビークなどにおける1日の使用水量は、1人あたり10リットル以下である。
一方でヨーロッパは、1人あたり1日200～300リットルを使用している。
5. 世界の9人に1人が、安全な水を飲めない。
（出典：factslides.com）
6.私達が生活用水として利用できる水は、世界にある水のたった0.08％である。
（出典：bluelivingideas.com）
地球の75％が水で覆われている。そのうち97.5％が海で、残り2.5％が真水（淡水）である。
真水のうち、70％が氷で、残りの30％が地下水。
これらの中で汚染されていない水は1％以下
この水のうち、70％が農業、22％が工業に利用される。
結局、飲料水などとして使える生活用水はたったの0.08％である。
7.真水の氷は、90％が南極大陸に存在する。
（出典：youtube.com）
南極大陸は最大数千mもの厚さの氷床に覆われており、地球に存在する真水の90％がこの氷床に由来する。
9.凍っていない真水の20％は、バイカル湖にある。
（出典：factslides.com）
ロシアのバイカル湖は最大深さ1,642m、貯水量 23 × 10^4 km³で、世界中の淡水の20％がここにあるとされる。
10.水自体は電気をほとんど通さないが、不純物を含む水（水道水など）は電気を通す。
（出典：factslides.com）
水道水などの淡水には、カルシウムやマグネシウム、鉄などが含まれている。これらの金属（金属イオン）は、プラスに帯電した状態で存在しており、電子を移動させやすくする（電気を流す）役目を果たしている。
11.平均的な水泳プールは、水の蒸発などにより1ヶ月で3785リットルの水を失っている。
（出典：factslides.com）
12.宇宙には、地球にある海水の140兆倍もの水を貯蔵する巨大ブラックホールがある。
（出典：factslides.com）
水を大量に貯蔵するのは、地球から120億光年離れた銀河の中にある巨大な水蒸気雲である。
周りはブラックホールが取り囲んでいる。
質量は地球の400億倍で、常時強力なエネルギージェットを放出している。
13.およそ7億人の中国人が、汚染水を飲んでいる。
（出典：funnyordie.com）
ワシントン大学の論文によると、中国の急速な経済成長にともなう工業化、都市化によって、水道供給する処理設備が不十分になったり、水道設備への適切な投資がなされていないために、人口のおよそ半分、およそ7億人が汚染水を飲用しているという。
汚染水には、最大許容レベルを超える人間や動物の糞便が含まれており、地方では上限値の78％、都市部では28％を超過している。
14.ヒトの糞便の75％が水で出来ている。
（出典：factslides.com）
ヒトは1回に100～250gの糞便を排出する。
その成分の25％が固形物、75％が水分である。
固形物のうち、死んだ細菌が30％、セルロースなどの消化できない食べ物が30％、脂肪やコレステロールが10～20％を占める。
15. あなたが飲むコップ一杯の水には、クレオパトラが飲んだワイン一杯の水分子がおよそ10個含まれている。
（出典：factslides.com）
8000年前のクレオパトラが飲んだ一杯のワイン（100ml）の中には、約10＾24個の水分子が含まれている。
これをクレオパトラが尿として排出し、長い時間をかけて地球上に均等に分散したと仮定する。
地球に存在する水分子の総数は10^47個であるから、ランダムに1個の水分子を取り出した時に、クレオパトラが飲んだ水分子である確率は、10＾24（個）/10^47（個）＝10＾-23となる。
一方でコップ一杯（100ml）に含まれる水分子の数は10＾24個となる。この中に、クレオパトラが飲んだ水分子が含まれている期待値は10＾-23×10＾24＝10となる。
この結果から少なくとも一杯の水分子の中にはおよそ10個の水分子が含まれることになる。
16.水の飲み過ぎは水中毒を起こす。
（出典：hello-pet.com）
2007年に、任天堂Wiiを賭けた「誰が最も多く水を飲めるか競う大会」で、28歳のジェニファー・ストレンジが水中毒により死亡した。
検死の結果、水を急いで飲み過ぎたために水中毒になったとわかった。
水中毒は、水を短時間で多量に摂取すると、体に必要な栄養素が急激に薄められ、本来の役目を果たせなくなるために起こる。
17.ペルーでは、空気から飲料水を作れる看板が存在する。
（出典：factslides.com）
この看板はユタ工科大学が開発したもので、エアコン等に使われるコンデンサー（凝縮器）を看板に取り付けたものである。
コンデンサーによって周りの空気を冷却して水蒸気を水滴に変え、それを看板に付着させて回収する。
一つの看板で一日に最大96リットルの飲用水を作ることができ、1個あたり12万円で設置できる。
18.骨の31％は水で出来ている。
（出典：factslides.com）
ちなみに皮膚は64％、筋肉と腎臓は79％が水で出来ている。
19.高温の水の方が低温の水よりも短時間で凍ることがある（特定の状況下のみ）。
（出典：futurism.com）
これはムペンバ効果と呼ばれている。アイスクリームを凍らすときに、熱いアイスの方が冷たいアイスよりも凍りやすいという発見から提唱されたものである。
20.一枚のジーンズを作るのに約1万リットルもの水が使われる。
（出典：factslides.com）
ジーンズの主な成分は綿花で、これは水を大量に必要とする作物である。
また製造過程で化学物質を使ったり、染めたりするのにも大量の水を使う。
21.聖水の86％には糞便物質が含まれている。
（出典：factslides.com）
ウィーン医科大学がウィーンの教会から、ランダムに21個の聖水ビンの中身を収集、分析したところ、86％の聖水に糞便物質が含まれ、1mlあたり最大で6200万個の細菌が存在することを明らかにした。
他の調査により、教会が忙しくなればなるほど手の中の細菌と聖水にいる細菌数が増えることも分かった。
おそらく手についた糞便物質が、聖水に移動したためこのようなことが起こったと考えられる。
22.エベレストでは水の沸点が71℃になる。
（出典：express.co.uk）
水の1気圧での沸点は約99.9743 ℃であるが、気圧が低くなると沸点は低くなる。
ある気圧における沸点は、クラウジウス・クラペイロンの式で計算される。
標高 8848mのエベレストでは、気圧が通常の100 kPa から34kPaまで減少し、沸点は71℃となる。
23.手での皿洗いは食器洗い機よりも、水使用量が平均して約7倍多い。
（出典：factslides.com）
ヨーロッパに住む113名に対して、12人分の食器を洗ってもらったところ、水の平均使用量が103リットル、2.5kwhの電力を使用していた。
一方で、最新式の食器洗い機では、水の平均使用量は15リットル、電力は1.05kwhまで減少した。
24.一般的なアメリカのゴルフコースは、一日に120万リットルもの水を消費している。
ゴルフコースの芝生維持には多量の水が必要とされる。
25.コップ1杯のオレンジジュースを作るのに、コップ50杯の水が必要となる。
（出典：internetdict.com）
26.地球深くに、海にある3倍もの水が貯蔵されている場所がある。
（出典：ibtimes.co.uk）
最近の研究で海に存在する3倍もの水量が、地球内部に存在することが明らかになった。
この水は地表面から約700km地下にある、水を大量に含む岩石（リングウッダイト）からくるものである。
この発見によって、どうして地球表面に水があるのかを解明できるかもしれないという。
これまで地球の水は、彗星が地球に衝突したことで、もたらされたものではないかと考えられていた。
しかし、地球内部にこれだけの水があるのだから、水を大量に含む岩石から少しずつ染み出してきたということも考えられるのである。