知っておきたい世界の貧困の事実と統計
8億3600万人が、現在でも命を脅かすような極度の貧困に陥っている。これは世界人口の約11%にあたる
(via whenigrowup)
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極度の貧困とは、生きていくための食料や住居、衣服、医療、教育などがまともに得られない状態のことです。
世界の5人に1人が、1日125円(1.25ドル)以下で生活している
1.25ドル以下の生活を送る人の割合は、サハラ砂漠以南のアフリカと南アジアでそれぞれ48%と30%と極めて高い数字となっています。それでも1990年がそれぞれ56%と51%であったことを考えれば、大分減っています。
また極度の貧困層を国別の割合で見ると、インドが最も多く、世界全体の貧困層の1/3に達します。
(via ailovei)
世界シェア2位は中国で13%。一方で中国国内の貧困層の割合は、20年前の60%から12%まで減少しています。
全人口の下位40%の収入は、地球全体の総収入の5%足らず。一方、上位20%は総収入の70%に達する
(via catalog)
貧富の差が激しく、例えば世界の億万長者上位497人は全人口のたった0.000008%ですが、彼らのGDPは世界のGDPに占める割合の7%にもなります。
また、上位9万人が保有する個人資産は、世界の資産の1/3に達するとも言われています。9万人というのは、全人口のたった0.001%です。
貧富の差は以前に比べても大きくなっており、1960年には上位20%の収入が下位20%の30倍程度でしたが、1997年には74倍にもなっています。
10秒に1人の子どもが飢えのために亡くなっている
(via Flickr/M M)
2011年の調査で、栄養失調で亡くなった子どもの数は300万人以上と見積もられています。これは、この世界にいる子どもの死因の半分を占めており、子供の死因としては最も多いものなのです。
かつて世界食糧計画(WFP)では、「6秒に1人の子どもが飢えで亡くなっている」と言われ、年間の死亡者数は500万人以上に達していました。現在では様々な支援によりその数は減少していますが、いまだ数百万にも及ぶ多くの命が飢えのために奪われているのです。
栄養失調になる98%の人が、発展途上国に暮らしている
(via Wikipedia)
栄養失調の地域ごとの人数は、以下のようになっています。
アジア:5億5260万人
サハラ以南アフリカ:2億1400万人
ラテンアメリカとカリブ海地域:3700万人
慢性的な栄養失調のために、5歳以下の1億6500万人の子供は、発育不全である
(via Est100)
発展途上国では収入の60~80%が食べ物に消えている
(via Flickr/U.S. Department)
一方で日本では収入の10~20%、アメリカでも10%近くしか食費に使われていません。
約10人に1人(6億6300万人)は、清浄な水が得られない環境にいる
(via Wikimedia)
浄水設備などの公衆衛生が整っていないために、汚染された水を飲んで下痢を起こし、年間84万2000人、1日で約2300人が亡くなっています。
飲める安全な水があったとしても、それを手に入れるためには毎日数時間かけて採水しに行かなければならない人もいるのです。
水の総消費量の85%は、先進国に住む12%の人たちが使っている
(via Wikimedia)
約26億人の家にトイレが無い
(via wikiemdia)
家にトイレが備え付けられていないために、屋外排泄が一般的になっている地域もあります。世界ではおよそ10億人が、野原、川岸、近くの公園等の野外で排泄をしています。
特にインドが最も多く、人口の約1/3である4億9000万人が屋外排泄を行っているとされます。
このような衛生設備の不備は、下痢や腸チフス熱、コレラ、肝炎、急性灰白髄炎など感染症の原因となり、健康に重大な悪影響を与えています。
適切な治療が受けられないがために、下痢や肺炎、感染症など予防可能な病気で、毎年少なくとも200万人の子供の命が奪われている
(via shamazkhan)
富裕国では、毎年2億2200万トンもの食べ物が廃棄されている。これは、サハラ以南のアフリカ地域が生産する食糧(2億3000万トン)とほとんど変わらない
(via wikimedia)
生ゴミの廃棄は先進諸国において大きな問題になっています。特に北アメリカとヨーロッパでは、1年に出される生ゴミの量は、1人あたり95~115kgに達し、これはアフリカや東南アジア地域の15倍近くにもなるのです。
世界では、5800万人の子供が学校に通えず、まともな教育を受ける機会を与えられていない
(via Wikimedia)
世界では毎日800人の女性が、予防可能な妊娠や出産に関連する病気で亡くなっている。この病気の99%は、発展途上国で起きている
(via Stillbirthday)
字が読める母親から産まれた子供は、5歳以上になれる確率が50%上昇する
(via wikiemdia)
世界の約1/4の人(約16億人)が、電気の通っていない場所で暮らしている
(via mirror)
地域ごとの電気の通っていない場所に住んでいる人の数は、以下のようになっています。
飢餓の根絶運動を行っている団体・オックスファムによれば、毎年6兆円のお金があれば、8億人に及ぶ極度の貧困者を全員助けることができると言う。そのお金は、世界の億万長者トップ100人が稼ぐ収入のたった1/4である
(via Wikimedia)
参考元:globalissues、who
ディスカッション
コメント一覧
お金持ちって、やだなぁ・・
お金、そんなにありあまって
なににつかうんだろう。
生きていけるだけのお金があれば十分だし、
ものや、たべもの、もありがたく思えて
おいしくかんじるし、
びんぼうなほうが
あるいみ生き方が、ゆたかになれそう..
小さなことに感動できて、
感謝できる、
くらしって
なによりもすてき
だよ。って思うよ。
それならあなたの全財産を
貧困層の方々に寄付して
貧乏暮らししたら
いいんじゃないですかね
早々に
後悔すると思いますけど
お金持ちはみんな努力して、
なるべくしてなっている。
人の何倍も努力して、手に入れたものを
まるっと投げ出せとは貴方は悪魔か。
そもそも、インターネットという
生きていけるだけ に必要ないものを
使用している貴方は何も言えないかと。