太陽に関する知っておきたい雑学
1.太陽は、太陽系の全質量の99.86%を占める。
(出典:factslides.com)
太陽の重さは地球の33万倍で、1,988秭トン(1.9882351× 10^27トン)ある。
私たちが住む、地球の重さは5.972垓トン(5.972 × 10^21トン)。
太陽系の中で2番目に重い木星でさえ、太陽のたった1047分の1の重さしかない。
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2.太陽は約46億年前に、太陽より数十万倍も巨大な分子雲が崩壊して出来たものである。
(出典:ja.wikipedia.org)
分子雲とは水素分子とヘリウム分子で出来た雲で、一般的な大きさは、直径約950京km(100万光年=9.5×10^18km)にもなる。
3.太陽を中心に惑星が回っている(地動説)という提案は、古代ギリシャのアリスタルコスによって紀元前3世紀頃から提唱されていた。
(出典:en.wikiversity.org)
1400年代のコペルニクスが地動説を唱える前に、アリスタルコスは太陽中心説を唱えていたが、その提案は受け入られなかった。
そのころは、地球が宇宙の中心で静止し、他の惑星が地球の周りを公転しているとする地球中心説(天動説)を支持する人がほとんどだった。
4.太陽の重さの100億分の6が金で出来ている。これは、金180京トン(1.2 x 10^18 トン)分で、価格にすると1253秭円(1.25381716 × 10^27円)。1000兆円の札束が約1兆個あることと同じである。
(出典:de.wikipedia.org)
5.私たちは地球の乗組員として、太陽の周りを平均時速107,182kmで移動している。
(出典:factslides.com)
地球はだ円を描いて太陽を回っており、1年間で9億4千万kmも移動している。1日に換算すれば、移動距離はおよそ260万kmにもなる。この距離は、地球60周分に値する。
6.植物が毎日太陽から創りだすエネルギーは、全世界の人間が毎日消費するエネルギーの6倍以上になる。
(出典:factslides.com)
地球に存在する植物の総量は、700億トン以上である。これらの植物が日光を捕捉し、光合成を経て化学エネルギーに変換している。このエネルギーの変換量は、100テラワットにものぼる。これは、今日全人類が消費するエネルギーの6倍以上である。
7.世界で必要とされるエネルギーは、太陽から地球に到達する光のたった1万分の1である。
(出典:youthconnect.in)
発明家レイ・カーツワイルによると、数十年後には太陽光エネルギーが石油や石炭エネルギーに変わって台頭する可能性が高いという。
8.太陽は宇宙で見ると黄色ではなく、白色である。
(出典:factslides.com)
宇宙空間においても、人間の目で太陽を直接見ることは目を痛めるためできないが、もし太陽を直接見ることが出来たとしたら、太陽は白色である。
なぜなら太陽光は 赤、橙、黄、緑、青、藍、紫色の光からなっており、この全ての光を重ねあわせると白色になるからである。
地球上で太陽が黄色や赤色に見えるのは、地球に空気があり、紫や青の光が空気で減衰され、赤や橙色しか目に届かないためである。
9.太陽の内部にある核の温度は1500万度に達する。
(出典:factslides.com)
一方、表面温度はおよそ6000度である。
太陽の中心には半径10万kmの核があり、ここで核融合反応が起こり、エネルギーが生成されている。
10.太陽は太陽風を起こす。
(出典:nasa.gov)
太陽風とは電荷を帯びた粒子が吹き起こす流れのことで、太陽系を時速162万kmで駆け抜ける。
太陽風は、地球に大きな影響を与え、オーロラが発生する理由の一つになっている。
11.太陽の光が地球に届くまでに8分半かかる。
(出典:popsci.com)
地球と太陽との平均距離は1億5000万kmである。光は1秒間に30万km進むので、1億5000万kmの距離に到達するには約500秒(=8分30秒)かかる。
このようにして、太陽のエネルギーは地球に数分で届くわけであるが、一方で太陽の中心から太陽の表面にエネルギーが達するまでには数百万年かかると分かっている。
12.太陽はほぼ完ぺきな球体である。これより完璧な球は、自然に存在しない。
(出典:okwave.jp)
太陽の中心から赤道までの赤道距離と太陽の中心から北極までの極半径を比較すると、たった数kmしか違わず、ほぼたわんでいないことから、完全な球に近いことが分かっている。
(上記の図に極半径と赤道半径を示している。これが近いほど球である。)
ちなみに土星は最も球から外れており、極半径と赤道半径で6000kmも異なる。また、地球の場合は21kmである。
13.太陽も地球と同じように時速79万kmで銀河を移動している。
(出典:space.com)
太陽も自らが属する天の川銀河の中を移動している。太陽は太陽系の惑星を引き連れて、22000~26000光年離れた天の川銀河の中心を、2億2500万年~2億5000万年かけて公転している。
これだけ時間がかかるので、太陽が生まれてからまだ20~25周しかしていない。
また、太陽の公転速度は、地球の公転速度に比べると7倍ほど早い。
14.太陽と地球の距離は一年を通して変化する。
(出典:universetoday.com)
地球は太陽の周りをだ円の軌道を描いて回っている。そのため、地球から太陽からの距離は1億4700万~1億5200万kmと変化している。
15.太陽は人間にすると、中年である。
(出典:sunearthday.nasa.gov)
太陽はおおよそ45億歳で、太陽内部にたくわえている水素のほぼ半分を消費し終わっている。あと50億年分は水素のたくわえがあり、それが失くなれば太陽の寿命は尽きる。
16.最終的に太陽は地球を飲み込む。
(出典:en.wikipedia.org)
太陽は核融合により水素を消費しているが、これが全部消費しつくされると、今度は水素の核融合により生成されたヘリウムを約1億3千万年かけてゆっくりと消費しながら膨張し、水星、金星、地球の順に惑星を飲み込んでいく。
17.太陽のサイズは最終的に地球と同じになる。
(出典:xx-teletubbiesun-xx.tumblr.com/)
現在は地球の直径の100倍ほどであるが、太陽が水素やヘリウムなどを使い果たすと、巨大な質量を維持できなくなるため崩壊し、最終的に地球と同じくらいの大きさになるとされている。
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太陽スゴ
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