アフリカの危険生物(人間を最も殺してきた動物11選)
アフリカに生息する危険な生物をご紹介します。全11種類。
1.カバ
(出典:Pixabay)
アフリカにおいて、カバによる死亡事故は、大型動物の中で最も多く、1年あたり約2900人が亡くなっている。オスのカバは、川や湖周辺の土手を縄張りとし、周囲に警戒をめぐらせ、縄張りに侵入した者には容赦なく攻撃を仕掛ける。
メスもまた、何者かが子どもに近づいていることに気づくと、オス以上に攻撃的になることが知られている。
カバは、穏和で動きのにぶい草食動物と思われがちだが、その最高時速は32km/hに達し、100mをおよそ11秒で走り切る。そしてカバは50cmもの長大な犬歯を使って敵を真っ二つにすることさえあるのだ。
スポンサーリンク
(出典:SuperCoolPics)
(出典:Youtube)
(出典:Alexandre)
(出典:Pinterest)
・毎日45kg以上の植物を食べている
(出典:Wikipedia)
・カバはジャンプできない
2.カ
(出典:wikipedia)
マラリアやデング熱などの感染症をまん延させ、アフリカにおいて最も人の命を奪ってきた生物である。特にマラリアによる感染症では、毎年100万人近くが亡くなっており、しかもその犠牲者の多くは、5歳以下の小児である。
アフリカには3500種類近くの蚊が飛び回っているが、マラリアはメスのハマダラカによってのみ感染する。この蚊は、夜明けと夕暮れ時に活発化し、およそ2週間で寿命を終える。
3.ヒト
(出典:Wikipedia)
蚊を除く生物としては、ヒトは最も我々自身を殺してきた。その死は戦争や飢きん、環境破壊などありとあらゆることが関与している。
内戦では、数百万人のアフリカ人が命を落としている。ダルフールの現在行われている紛争や、ルワンダ虐殺などニュースになって私達の耳に入ってくるものもある。だが、その他にも以下のように数多くの犠牲者が出ている。
・12年続いたブルンジ内戦で30万人の犠牲者
・1998~2003年に起きた第二次コンゴ戦争で540万人の犠牲者
・第二次リベリア内戦(1999~2003年)で15万人の犠牲者
・モザンビーク内戦(1977~1992年)で90万人の犠牲者
4.アフリカゾウ
(出典:Wikimedia)
自然保護区の外ではめったに出くわすことは無いだろうが、もしこの体重5トンにも達する巨体に遭ぐうしてしまったら、かなりまずいことになるかもしれない。
特に若いオスのアフリカゾウは、こちらが怒らせるようなことをしなくても攻撃的になりうる。また、密猟が行われている場所では、ゾウの生息地がおびやかされ、より攻撃性が高まっていることがある。
アフリカゾウによる死亡事故のほとんどは、踏み付けによるものだ。ケニアだけでも7年間で200人以上がこの踏みつけの犠牲者になっている。
・ゾウの胴体は4万個以上の筋肉群からなる
(出典:The Muslim Issue)
・アフリカゾウは「野生絶滅の高い危険性」がある種として、IUCNのレッドリストの登録されている
5.ブラックマンバ
(出典:wikipedia)
ブラックマンバは、アフリカの最も危険なヘビであり、特にアフリカ東部、中央部、南部で恐れられている。追いつめられれば攻撃的になり、ためらうことなく襲いかかる。最高時速は17km/hに達する。これは、50mを11秒ほどで走る早さだ。
ブラックマンバは、アフリカで最も大きい毒ヘビで、その大きさは2.5m、最も大きい個体で4.5mになる。ブラックマンバの体色はブラックではないが、その口内はブラックインクのような黒さである。
(出典:World)
このヘビは、サバンナ、低木地帯、穴のある木の他、人の家に生息することもある。毒性は極めて強く、一噛みで一人の大人を1時間以内に殺せるほどだ。そのため、治療は迅速に行われる必要がある。もし血清が投与されなければ、死亡率は100%である。
6.ナイルワニ
(出典:Wikipedia)
ワニは毎年100人近くのアフリカ人を殺している。特にナイルワニは、アフリカ大陸のほとんどの河川や湖で見られるため、危険性が高い。
死亡事故のほとんどは、人が川岸や湖岸で身体を洗ったり、魚を捕まえている時に起きている。また、漁師がボートに乗って水面を移動する時も攻撃を受けやすい。
襲う際は、獲物を水中に引きずりおぼれさせる。また獲物の体を回転させて弱らせる方法をとることもある。
7.ホオジロザメ
(出典:Mirror)
ホオジロザメに遭ぐうすることはまれであるが、その攻撃は非常に恐ろしいものであり、手足が切断されるような重傷を負ったり、命を落とすことさえある。
南アフリカ共和国の沿岸地域では、数年間で200件以上の襲撃事件が発生している。最近の事故では、ダイバーがまるごとのみ込まれたケースもある。
ホオジロザメは基本的に奇襲攻撃を得意としており、獲物に向かって猛スピードで突撃し、一噛みしてそのまま水中に引きずりこむ。そこで獲物を放ち、出血多量で弱ってから、むさぼり食う。
8.ライオン
(出典:wikipedia)
ライオンは数こそ多くないが、サハラ砂漠以南アフリカのいたるところ(森や砂漠を除く)に生息している。少なくとも28名を食べたツァボの人喰いライオンのように、ライオンは極めて高い危険性をはらんでいる。
タンザニアでは毎年70人以上、アフリカ全体では毎年200人近くがライオンに襲われて亡くなっている。
・ライオンの寿命は12~14年
・ライオンはネコ科で唯一、メスとオスで外見が異なる
・ライオンは1日20時間近く怠惰に過ごしている
・ライオンの天敵はワニだけである。(人間も)
9.パフアダー
(出典:Pinterest)
パフアダーは死亡率の高さゆえ、アフリカで最もヒトの被害が多い毒ヘビとされている。その全長は1mほどで、胴体は他のヘビと比べてもかなり太めである。模様は生息地によって変わり、熱帯雨林や砂漠を除いたアフリカのいたるところに生息する。
パフアダーは長い毒牙と強力な毒で、一咬みでも成人1人を殺せる能力を持っている。そのうえ周囲の環境に溶け込んでカモフラージュされているため、間違えて踏みつけ、咬まれてしまうことが多いのである。もし正しい治療がなされなければ、死亡率は約15%に達し、体の壊そにともなう感染症で死に至る。
10.アフリカスイギュウ
(出典:Wikiwand)
アフリカスイギュウは、「未亡人製造機」や「黒の死神」とも言われ、非常に恐れられている。毎年アフリカでは200人以上がアフリカスイギュウに襲われて命を落とす。
彼らは、敵に突進を仕掛け、その鋭利なツノを敵に突き刺す。たいてい1匹でいるということはなく、だいたい100頭以上の群れをなしている。
彼らは、群れに近づこうとするものを監視し、敵がいるとわかると猛スピードで敵めがけて駆けてくる。体重700kgというその巨体ゆえ、肉食等物最強と言われるライオンでさえ無闇に近づくことはない。
(出典:Dailymotion)
11.アフリカサイ
(出典:Haiku Deck)
アフリカサイは生き残りをかけて勇敢に戦っているが、角を目当てにした密猟によって急速な減少を続け、現在絶滅の危機に瀕している。
だがもし、野生のサイと出会う可能性があるならば、絶対に油断してはならない。サイはかなり短気であり、予期せぬ怒りを買って襲われることがあるのだ。
彼らは全力で敵に突進し、その巨大なツノで傷を負わせたり、殺したりする。そのうえ体重は3トンと、ゾウに次いで重い陸生動物であり、突進の衝撃だけでも致命傷になりうる。特に子どもを連れているメスや老体のオスには、絶対に近づいてはならない。
ディスカッション
コメント一覧
やばい
ゾウとチーターが 大好き。
へぇ~~