世界の最も高価なペット・動物(価格順14種)

今回はきわめて高額な価格で取引されている動物の種類や個体を、ランキング形式でご紹介します。

14位.オオハシ 50万~100万円

(via Wikimedia)

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大きくて鮮やかな色合いのクチバシが特徴的なキツツキの仲間です。主にブラジルやコスタリカなど中央・南アメリカに分布しています。

オオハシの種類は、40種以上あり、その中にはカラフルな色合いのクチバシや羽毛を持つものもいます。

(カラフルな種)

(via Pixabay)

オオハシの全長は大きいもので全長60cmほど、体重は700g程度です。主に果実を食べますが、雑食のため昆虫や鳥の卵なども捕食します。

購入費用は最低でも50万円。そのうえ、エサには新鮮なトロピカルフルーツ(パパイヤ、マンゴー)が必要でエサ代もばかになりません。相当の覚悟がないと飼うことは難しいです。

13位.ブラッザグエノン 70万~100万円

(via Max Pixel)

中央アフリカの湿地帯に住む珍しいサルで、スワンプ・モンキー(沼のサル)とも呼ばれています。口元の白の毛と、頭頂部の三日月型の飾り毛が特徴的です。

野生での寿命は平均22年、飼育下だと30年近くとかなり長生きです。かなり臆病な性格で、普段は縄張りの中で5~30匹の小さなグループを作って生活をしています。

その風変わりな見た目からペットとしての需要はそれなりにあり、アフリカのペット市場では、最高100万円ほどで取引されています。

12位.ミスター・アメイジング(ポメラニアン) 130万円

(via Dogster)

ヒルトンホテル創業者の令嬢であるパリス・ヒルトンが飼っているポメラニアンです。カナダ・カルガリーに拠点を置くブリーダーショップから130万円で購入しました。

購入した当初は重さ328g、体高6.3cmしかない生後5ヶ月の子犬で、「世界一小さなポメラニアン」と言われていました。

(てのひらに収まるほどの小ささ)

(via viralnova)

11位.スミレコンゴウインコ 140万円

(via wikimedia)

鮮やかな青色の羽毛が美しいオウムであり、かなり珍しい種であるために高値が付けられています。

この種は、寿命が長く、60年以上生きることも珍しくありません。そのうえ、飼い主と会話でコミュニケーションをとることができるので、ペットとして珍重されています。

またスミレコンゴウインコは、オウムの中でも極めて大きく、頭から尾までの長さは1m以上に達します。

ペットや食肉用途に乱獲されすぎて絶滅危急種に

(via Pet, Horse & Alpaca)

南米に生息するスミレコンゴウインコは、1980年代に1万匹以上が捕獲され、そのうち少なくとも50%が、ペットなどとして市場に出回ったとされています。

それに加え、焼畑農業や牧畜により生息地の破壊が進んだことが原因で、急激にその個体数を減らしました。現在のところ、生息数は8000羽以下とされています。

これらのために、生息地のブラジルとボリビアでは、ペットとしての輸出は禁止され、法的に厚く保護されています。それゆえ、ペットとしては国内のブリーダーが繁殖している個体を購入するしか方法がありません。

10位.ヤシオウム 160万円

(via Wikimedia)

真っ黒な羽毛と頬の赤いスポット、そしてクールな頭の冠羽が特徴的なオウムです。ニューギニア島とオーストラリア北部でしか見られません。

全長は55~60cmで、体重は910~1200gとオウムの中でもかなり大きく、生息地のオーストラリアではオウムの最大種であると考えられています。

その変わった容貌からペットとしての人気は高いですが、生息地の破壊によりその数は減少しており、絶滅のおそれがある「レッドリスト」にも登録されているため、非常に希少価値が高いとされています。

9位.サバンナキャット(F1) 120~200万円

(F1サバンナキャット)

(via f1hybridssavannahcats)

サバンナキャットは、サーバルキャットとイエネコを交配させたネコの品種です。その中でも、サバンナキャットの純血種とイエネコから産まれた第1世代の子ども(F1)が、最も希少価値の高い種であるとされています。

他の血が混ざって、サバンナキャットの特徴である黒い斑点が薄くなると、10万円台(第4世代以降:F4)まで価格が下落します。

8位.アラブ種(ウマ)100万~1000万円

(via Public Domain)

中東で約4500年前に産まれた最古のウマの品種です。優雅で美しく、強靭な肉体を持ち合わせており、平均速度50km近く、最高では65km/hで走り抜けることができます。

サラブレッドよりも小柄で、体高はおよそ150cm、体重は450kgほどです。この品種を元にして、現在競馬で活躍しているサラブレッドという品種が産まれたこともよく知られています。

この種はサラブレッドにはかないませんが、それに次いで高値で取引されることがあります。

7位.アシェラ 150万~1000万円

(via yMC)

アシャラは、サーバルキャットとベンガルヤマネコとイエネコの交雑種です。とても知性が高い上に、忠誠心が強く愛情深いネコだと言われます。

(以下のアフリカ産まれのネコ達から血をひいている)

(via Flickr/Drew Avery&wikimedia)

体重は最大で14kg、全長は1mに達し、普通のイエネコより体重は3倍以上、全長では2倍近くになります。

6位.ランスロット・アンコール(ラブラドール) 1350万円

(via Listas)

ある夫妻が、2008年にガンでラブラドール犬のランスロット(11歳)を亡くしました。家族のように愛していたランスロットを失い、夫妻の悲しみは計り知れないものだったと言います。

どうしても再会したいと思った夫妻は、韓国の研究機関にクローンを作ってもらうことを決心したのです。

2009年にランスロットの分身であるクローン犬が誕生し、「ランスロット・アンコール」と名付けられました。そしてこれが初めてのクローン犬の成功事例となったのです。

クローン再生の費用には、およそ1350万円がかかったと言います。現在ランスロットは、8匹の子供のお父さんになっています。

(亡きランスロットとクローン犬、ランスロット・アンコール)

(via topicza)

5位.ホワイトライオンの子供 1400万円

(via Wikimedia)

体毛が白色のライオンです。ホワイトライオンは、アルビノのような遺伝子疾患を持った個体ではなく、ホッキョクグマのように一つの種として成立しています。

世界には300頭前後しか生息しておらず、世界中の動物園でよく見られる種ですが、野生では南アフリカだけにしかいません。

このため、個人でのペットとして飼うことはかなり難しく、希少ペットを扱っているブリーダーを根気よく当たってみる必要があります。

4位.ミス・ミッシー(ウシ) 1億2千万円

(via Ofpof)

ミス・ミッシーは、飲用乳向けのホルスタイン種です。2009年にオークションで1億2千万円で落札され、「世界で最も高価なウシ」として知られることになりました。

ミッシーはカナダ生まれであり、ホルスタイン種の外貌などを競う大会「ウェスタン・フォールナショナルショー」の優勝牛でもあります。このショーは、酪農家界隈で世界的に有名なため、ミッシーの名声はあっという間に広がり、彼女を買いたいという人たちがたくさん集まりました。

その後、オンタリオのオークションにかけられ、史上5番目の1億円以上の値が付いた牛となりました。

(via The Bullvine)

現在メッシーは、デンマークに暮らし、ホルスタイン種の改良のために繁殖に精を出しているとのことです。

3位.チベタン・マスティフ 50万円~2億円

(via Reddit)

チベタン・マスティフは中国チベット生まれの大型犬で、ライオンのようなタテガミを特徴としています。体高は70cm、体重は70kg程とかなり大きいですが、忠誠心が高い種なので、しつけさえ間違わなければ、危険になることは少ないと言われています。

中国では富裕層の間でかなりの人気があり、数百万円から数億円の値段で取引されています。特に、体が大きくライオンのような美しいタテガミがあるものに高値が付けられています。

2億円で落札されたチベタン・マスティフは、金色の体毛で、体高78cm、体重90kgの平均サイズを大きく超える純血種だったと言います。

2位.グリーン・マンキー(ウマ) 16億円

(via CNBC)

グリーン・マンキーは、サラブレッドの競走馬です。2歳のときにオークションで16億もの値が付けられました。

ここまで値段が高い理由

それは親が名馬だったからです。カナダの競走馬で、アメリカクラシック二冠を達成したノーザンダンサーとアメリカクラシック三冠を達成したセクレタリアトの血をひいているのです。

かなりの期待をかけられた競走馬だったのですが、一度もレースで優勝することなく引退しています。

1位.フサイチペガサス 84億円

(via telegraph)

フサイチペガサスは、史上最も高値が付けられた馬です。最初のオークションでは約5億6千万円でしたが、アメリカクラシックなどの名のある大会で優勝したことで、引退後に種馬として84億円で売却されました。

フサイチペガサスから生まれた子供たち、バンディニやマンルーラーなどは優勝馬として活躍し、優れた成績を収めています。

ちなみに、日本で最も名が知れているディープインパクトは、51億円で種馬として売却されています。

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Posted by uti