世界の美しい砂漠のオアシス(乾燥地帯)
今回は、世界の美しいオアシスを全部で9ヶ所ご紹介します
1.ウバリオアシス(リビア)
(brightside)
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リビア南西部、サハラ砂漠の真っ只中にあるオアシスです。ウバリはワジ・アル・ハヤー県の県都で、オアシス周辺にはおよそ3万5千人が住んでいます。
(Feel The Planet)
ここは地球上で最も降水量が少ないと言われる場所で、年間の平均降水量はたった8mmしかありません。冬はかなり短くて暖かい上に、6月から9月までは平均最高気温が40℃を超えます。
2.ガブロンオアシス(リビア)
(Terraoko)
こちらもリビアのサハラ砂漠内にあるオアシスで、1番で紹介したウバリより東側に位置します。旅行者用の宿泊小屋が北東の岸にあり、そこでは冬に土産品店もオープンします。
(abrasaparvaz)
湖の塩分は死海に近いレベルで濃く、ぷかぷかと泳いで楽しむこともできますが、夏はかなり暑い上に、湖周辺には蚊がうようよと集まっています。そのため旅行者の多くは、10月から5月の暑さが和らぐ時期に訪れます。
3.ワカチナオアシス(ペルー)
(Huacachina)
ペルー南西部の砂丘に囲まれた小さなオアシスです。周りには小さな村が形成され、人口は100人ほどしかいませんが、毎年数万人の観光客が訪れる有名なリゾート地となっています。
かつてはペルーの硬貨にもワカチナオアシスが彫り込まれていたことがあり、ペルー国内ではかなり知名度が高い場所です。
(Flickr/Irina Callegher)
観光客の多くは、ワカチナオアシスから5㎞離れた人口25万人の都市・イカから来ています。最近では、周囲の高い砂丘を利用したサンドボーディング等を目的に訪れる人が多くなっています。
1980年代に水の湧き出しが止まった
(B10m/flickr)
オアシスの水は、既に1980年代には湧き出しが停止しており、湖の枯渇がワカチナに住む人達の脅威となっていました。また最近になって井戸が作られたことで、さらに湖の水位は下がりました。
これらの危機的な状況を受け、オアシスを保存するため、近くの農園から人工ポンプを引き、湖に水を運ぶことが決定されました。この方法で湖の水位は3m近く上昇し、昔の状態にまで復元することに成功したのです。
4.砂丘のオアシス(レンソイス・マラニャンセス国立公園、ブラジル)
(amusingplanet)
こちらは砂漠ではなく大砂丘ですが、とても印象的な風景なのでご紹介したいと思います。この光景はブラジル北部のレンソイス・マラニャンセス国立公園で、雨季にだけ見られます。公園内には、東京ドーム約3万2千個分の白い砂丘が広がり、その谷間にはたくさんの湖が湧き出しています。
(Geoscope)
(amusingplanet)
白い砂はほとんどが石英で、近くの海岸から風で飛ばされてきたものです。それが数万年かけて積もり積もった結果、これほどの砂丘が形成されたのです。
(TourDuMonde)
また砂丘の下には地下水が流れており、雨季になると水位が上がって砂丘の谷間に流れ出し、このような湖を作り出します。
5.クレセントレイク(中国)
(amazingplacesonearth)
中国の甘粛省敦煌市(かんしゅくしょうとんこうし)から、南に6㎞離れたゴビ砂漠内にある三日月型の湖です。
2000年以上前から存在していたと考えられていますが、砂漠化が原因で縮小の一途をたどっていました。1960年に水深4~5mあったのが、1990年代には0.9m近くになっていたのです。
(wikimedia)
このままでは湖が消えてしまうと懸念した地方政府は、湖に水を満たすことを決定しました。それから数年後には、完全に元の状態まで回復することができ、現在でも美しい観光地として維持されています。
6.ナハール・ダビデオアシス(イスラエル)
(alternativetours)
イスラエル南東部のエン・ゲディで見られるオアシスです。ジュデアン砂漠の境界部分にあります。すぐ西側には、体が浮くことで有名な死海があるため、国内ではかなり有名な観光スポットになっています。
(Attractions in Israel)
オアシスを作る湧き水の流れは、毎年数百万m3にも及び、これのおかげで、砂漠であるにも関わらず街は発展し、様々な動物や植物が繁栄しています。
7.ワディー・バニ・カリッド(オマーン)
(wikimedia)
(Wikimedia)
(Flickr/Prasad Pillai)
中東に位置するオマーンの首都・マスカットから、203㎞離れた場所にあるオアシスです。乾燥した地域ですが、この場所には一年中小川が流れ、大きな水たまりを作っています。小川がもたらす水は、不毛となりうる乾燥地域に豊かな自然をもたらしています。
8.シワ・オアシス(エジプト)
(MDig)
リビアの国境から50㎞離れたサハラ砂漠にあるオアシスです。シワ・オアシスは「最も隔絶された場所にある定住地」とも呼ばれていますが、そこには2万3千もの人が暮らしています。隔絶された土地ゆえ、かつてローマ帝国では流刑地として利用されることもありました。
(in the MENA-Forum)
ここは太陽神アモンの故郷とされており、神が住んでいたとされる廃墟が有名な観光スポットとなって、多くの旅行者を惹きつけています。
(smigroup)
9.リワ・オアシス(アラブ首長国連邦)
(nexttriptourism)
ペルシャ湾岸から南に150㎞離れた、ルブアルハリ砂漠内のオアシスです。100㎞に渡ってオアシスが点在しており、オアシス内にはおよそ50の集落があり、5万~15万人がそこで暮らしています。
(Al Badeyah Eyes Tourism)
リワ・オアシスには幹線道路が縦断しており、ドバイやアブダビへ車で行けることもあって、砂漠にしては交通の便が良い方です。またオアシス内には、5つ星ホテルや高さ300mのアラブで1番高い砂丘などがあり、観光地としての人気も高くなっています。
(TripAdvisor)
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