本当に実在する奇妙な飲料12種類

世界中の変わった飲み物をご紹介します。全部で12種類あります。

1.プラセンタ飲料

(via listverse)

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プラセンタとは胎盤のことで、赤ちゃんと母体をつなぐ役割を担っている器官です。この胎盤にはへその緒があり、赤ちゃんに酸素や栄養を送っています。

(via wikimedia)

胎盤は栄養が豊富で、特に鉄分とビタミンB-12の含有量が多いことで知られています。そのため哺乳類の多くが、出産後にこれを排出して栄養摂取のために食べているほどです。

この胎盤の栄養成分を抽出したのがプラセンタ飲料で、シワやたるみの改善、美白効果などアンチエイジングに役立つとされています。ただし、プラセンタ飲料で使われるのは、馬や豚の胎盤であり、人間のものが使われることはありません。

一方で医薬品では、人の胎盤が更年期障害、慢性肝炎などの治療薬として使われています。

2.唾液で作られるツバメの巣ドリンク

(via vsegda)

中国の高級食材として知られるツバメの巣を使った清涼飲料水です。ツバメは羽毛を唾液で固めて巣を作ります。その中でもアナツバメは特殊で、羽毛を使わず自分の唾液だけで巣を作ることが知られています。

このアナツバメの巣を採集したものが、高い人気を誇る食材となっています。

(↓ツバメの巣)

(via wikimedia)

ツバメの巣は栄養が豊富で、美容と健康に良いとされています。またその希少さから、1kgあたり最高20万円もの値が付くことがあります。

(↓タイの洞窟で採取される、ツバメの巣)

(via wikimedia)

しかし、これほど高くては庶民には手が出ません。一般人でも気楽に買えるよう作られたのが、このツバメの巣ドリンクです。お値段は1缶900円前後となっており、ミネラル入りでフローラルな甘味があり、みかん粒入りジュースのようにツバメの巣が混ぜられています。

3.ウシのおしっこジュース

(via Daily Excelsior)

インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、ウシの尿と糞は肝臓病から肥満、そしてガンにも効くとされています。

特に妊娠したウシから採れた尿は、特別なホルモンとミネラルを含んでいるため、より健康に良いと言われています。

商品として出すには、ウシの尿はクセが強すぎます。そのため、匂いや味が完全に除去されたものが、ソフトドリンクとして様々な飲料メーカーから販売されています。

(↓実際に販売されているウシの尿入りドリンク)

(via Alto Astral)

蒸留されたウシの尿が5%含まれ、オレンジやレモンのフレーバーで風味付けされています。また、様々なハーブを含んでいるものもあります。これらの牛尿飲料はロンドンやイタリアなど世界各国のスーパーに並んでいます。

4.パンダ・ティー

(via wikimedia)

中国・四川省の雅安市で作られている、パンダの糞を肥料にして育てた茶葉です。2012年に市場へと出た当初、50gの茶葉が35万円、1杯2万円で販売され、世界一高価な茶葉として知られることになりました。

このパンダ茶を開発した人によれば、パンダは竹しか食べず、30%しか栄養を吸収しないため、糞はかなりの栄養を含んでいると言います。そのため、この糞で育った茶葉は栄養が豊富で美味だそうです。

(↓PRのためにパンダコスで茶摘み)

(via Before It’s News)

5.タバコ代わりになるリキット・スモーキング

(via dailymail)

オランダで発売されたニコチンと同様の効果があるとされている飲み物です。飲めばすぐに多幸感と気持ちが落ち着く効能があります。喫煙者でもこれを飲めば、1~4時間ほどタバコを吸わなくても禁断症状が出ないとのことです。

お値段は、200円弱。内容量は275ml、カロリーは21kcalしかありません。また、フルーツフレーバーで飲みやすくなっているようです。

6.カエルジュース

(↓カエルをミキサーにかける)

(via businessinsider)

(↓ジュースになったカエル)

(via Time Travel)

ペルーの一部地域でよく飲まれている、カエルをブレンドしたジュースです。科学的な裏付けはないものの、ぜんそくや気管支炎など様々な病気に効果があると信じられています。

また、このジュースはペルーバイアグラとも言われ、精力剤として飲まれることもあるようです。ミキサーにかける前に、カエルだけではなく、アロエや豆、ハチミツ、ニンジン、マカなどを加えています。

出来上がりは、どろっとしたミルクシェイクのようで、かなりクセのある味だと言います。

7.シカの暴れん棒酒

シカの局部が入ったお酒です。

(↓実物も入っている)

(via DrinksFeed)

中国では、このお酒を飲むと血行が良くなり、気を高めるとともに、傷の回復を早める効果があると信じられています。

8.ゾウの糞で作るビール:うん、この黒

(via sanktgallenbrewery)

ゾウにコーヒ豆を食べさせ、ゾウの体内で消化・排泄された豆を使い、醸造したビールです。ゾウの糞から作った豆は、世界で最も高価なコーヒー豆とも言われ、1kg当たりでは11万円以上になります。

この値段の高さは、ゾウの飼育費用が1ヶ月10万円ほどかかることや、33kgのコーヒー豆を食べさせても、糞からは1kgしかとれないためと言われています。

「うん、この黒」はコーヒー豆の苦味、コクを感じられる絶妙な味わいのビールとなっています。

9.人の尿から作るウイスキー:グリピン・ファミリーウイスキー

(via jamesgilpin)

Ⅱ型糖尿病の人が排出する尿には、大量の糖分が含まれています。そう、このウイスキーは糖尿病の人たちの尿を精製し、その糖分を発酵させて作ったものなのです。

10.三匹のトカゲのお酒

(via Filton Brewery Products)

中国やベトナムで作られることがある度数75前後のお酒です。中国では、トカゲは気を高める効果があり、特にトカゲが3匹入っていると、魑魅魍魎から身を守ることができると信じられています。

11.ネズミの赤ちゃんのお酒

(via Yun Huang Yong/Flickr)

まだ目の開かない赤ちゃんネズミだけを漬け込んだお酒です。赤ちゃんを使っているのは、まだ毛が生えていないため、お酒を飲む時に毛が口に入らず飲みやすいからです。

このお酒は、現在でも中国南部の一部地域で生薬として飲用されています。

12.ウシの睾丸(こうがん)ビール

(via foxnews)

アメリカ・コロラド州で販売されている、子牛の睾丸を使ったビールです。ビールの素となる麦汁にローストした睾丸が加えられています。

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