あなたの知らない科学の驚くべき雑学18個
1.地球の酸素の半分以上は、樹木ではなく海から作り出されている
(via Wikipedia)
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海から作られる酸素は、水面にただよう小さな微生物の植物プランクトンによるものだ。
この微生物は、二酸化炭素と太陽の光で、地上にいる植物と同じように光合成をして酸素を生み出している
2.ブラックホールが星を飲み込むとき、こうなる
ブラックホールが恒星を飲み込むと、星は崩壊し、巨大なプラズマガスが勢い良く放出される。そのガスは数光年もの広範囲に行き渡る。
3.人間の体内には細胞の数と同じくらいの細菌が住んでいる。でもその多くは有益な細菌
(via Wikipedia)
ある推計では、人間の細胞は約30兆個、一方で細菌の数は39兆個に達するとされている。
4.ヨーロッパ人の10%が、HIVに対する免疫を生まれつき持っている
(via wikipedia)
科学者らによれば、この免疫は中世に大流行し、数千万人の命を奪ったペストがもたらしたものだという。当時ペストにかかりながらも生き延びることができた先祖は、今私たちの生きる現代に、HIVへの耐性を付与してくれているのだ。
5.太陽フレアのエネルギーは、史上最強の核爆弾の数百万倍ある。しかもそれは、よく起こる
太陽フレアとは、太陽の表面でおこる爆発現象。1日に数回は起きている。強い太陽フレアでは、広島型原爆の数千億倍のエネルギーを持つと言われている。
6.偏頭痛・群発頭痛の薬であるスマトリプタンを一度に大量摂取すると、血液の色が黒緑に変わる
(via pixabay)
スルホヘモグロビン血症と呼ばれている。薬に含まれるイオウ成分が血液中のヘモグロビンと結合することで起きるが、服用を中止すれば数週間以内に戻る。
7.ハチミツは、密閉されていれば腐ることがない
(via Wikimedia)
古代エジプト時代に作られ、王墓の中に眠っていたハチミツ瓶でさえ、食用することが可能だった。数千年前という時間が過ぎたにもかかわらずだ。
ハチミツが腐らないのは、水分が含まれていないため。水の無い環境では細菌が繁殖できない。それに、ハチミツの酸味も菌を繁殖させない役目を果たしている。pHは3~4.5ほどで、細菌が生存できない環境にある。
8.ヒマワリは、放射性物質に汚染された土をきれいにする
(via Pixabay)
ヒマワリは、放射性物質を土壌から引き抜き、自らの体内にためこむ性質がある。そのため、汚染された土壌の洗浄に使われることがある。
このようなことが起きるのは、ヒマワリの栄養となるカリウムが、セシウムと似ているためだ。
9.昔の妊娠検査は、女性の尿をカエルに注射して調べていた
(via todayifoundout)
現在では妊娠検査薬があるため廃れたが、1960年代頃まではカエルに女性の尿を注射して、そのカエルが数日以内に卵を産めば、陽性であるとしていた。
これは、妊婦の尿に特別なホルモンが含まれており、そのホルモンはカエルの産卵を促進するからだ。
カエルが使われる前は、ウサギやネズミであったが、その場合は体を切開して殺さなければ妊娠したかどうかわからなかったため、より簡便なカエルに切り替わった。
10.タコは3つの心臓、9つの脳があり、青い血液が流れている
(via Wikipedia)
3つのうち2つの心臓は、エラに血液を送るもの。もう1つは体全体に血液を巡らせるため。またタコには脚が8本あるが、それを一本ずつ脳が制御している。だから8つ脳が必要だ。もう一つは全体の統制を取るためにある。
そして最後に、血が青いのは血液中に銅を成分とするヘモシアニンが含まれているからだ。(人の場合は、鉄を含むヘモグロビンのせいで赤い)
ヘモシアニンの方が低温での酸素の運搬効率が良いため、海中の寒い場所でも息苦しくなることはない。
11.アフリカゾウの妊娠期間は22ヶ月で、ほ乳類の中で最も長い。これは人間の2倍以上
(via Pixabay)
人間の妊娠期間はおよそ10ヶ月ほど。ほ乳類ではないが、サメもかなり出産までの期間が長いことで知られている。ただしサメは、体内に卵を保持して、体内で孵化させ、大きくなった後に出産する卵胎生である。
特にウバザメは妊娠期間が3年ほどになり、赤ちゃんの大きさは2mくらいになる。
12.性感染症の淋病(りんびょう)を引き起こす淋菌は、最も引っ張りに強い生物。自重の10万倍の力に耐える
(via Pixnio)
これをもし人間にあてはめたら、およそ1000万kgの力で引っ張られるのと同じことになる。まず耐えられないだろう。
13.死んだあとにも、屁はでる
(via wikimedia)
死ぬと、筋肉が緊張状態からゆるむため、そのときに体内にたまっていガスが放出されることがある。それに、腸内には大量の微生物が住んでおり、それらがガスを生み出す。それゆえ、音はしないかもしれないが、肛門からガスは噴出する。
14.人間の顔は、子宮の中でこう作られていく
受精卵がどのように発達していくかは、現在も研究されているところだ。人間の顔の形成過程については、ようやく分かってきたところらしい。
15.適度のゲームは、健康に良い影響がある
1日1時間、あるいはそれ以下の時間をゲームに費やしている子供は、ゲームをしない子供よりも精神的に安定しており、他人への気遣いができ、素行が良いという研究結果が小児科学の論文で発表された。
ただし、何時間もゲームをやった場合には、その効果は現れず、注意散漫になったり、共感能力が弱まったり、生活への満足度が減少するなど、デメリットが多く見られた。
16.平均的に、人は一生で地球を4周するくらい歩く
(via Wikipedia)
平均で1日7500歩あるくと言われている。もしこれが80歳まで毎日続くとすれば、216,262,500 (約2億歩)である。これに平均の歩幅をかければ177,027kmになる。そして地球1周は4万kmだから、約4周も歩くことになるのだ。
17.液体ヘリウムは絶対零度(-273℃)近くになると、重力を無視して噴き上がる
超流動と呼ばれる現象で、液体ヘリウムが-271℃以下になると見られる。
18.冬の大三角形で知られるベテルギウスは、赤色超巨星であるため、まもなく超新星爆発を起こすかもしれない。爆発すれば、私達が見上げる空は数ヶ月に渡って明るい状態になる
(via Wikipedia)
ベテルギウスは太陽を除けば、地球から見える星で最も明るい。地球からは642光年離れ、太陽の1180倍の大きさがある。もし太陽の位置にベテルギウスがあったら、地球、火星、木星までも呑み込んでしまうほどだ。
現在、ベテルギウスの寿命が尽きつつあり、千年後あるいは明日にでも爆発する可能性があると指摘されている。
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