知っておきたい覚せい剤の恐ろしさ(メタンフェタミンによる顔変化)

【26歳から40歳までの変化】


2019年7月にアメリカ・ケンタッキー州の警察官が、覚せい剤の使用に警鐘を鳴らすため、上記写真をフェイスブック上に投稿した。この投稿はまたたく間に拡散され、3万回以上シェアされた。

写真の女性はケンタッキー州のミスティ・ローマン(40歳)であり、同年7月2日に覚せい剤の一種であるメタンフェタミンの所持、および公の場での酩酊状態のため逮捕された。

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【メタンフェタミン】

(via wikimedia)

メタンフェタミンは、アメリカだけでなく日本でも乱用されている覚せい剤であり、シャブやスピード、エスなどの俗称で呼ばれている。使用すれば気分が最高に高まり、疲労がとれ、眠気が吹き飛ぶ。その重大な副作用が広く知られるまで、日本では「ヒロポン」という名前で大々的に販売されていた。

しかし恐ろしい副作用の一つとして、依存性の高さがあった。このドラッグは使用を止めると、不安やうつ症状、疲労、ドラッグへの強い渇望など、ひどい禁断症状に襲われるのだ。

そして使用が長期間になれば、明らかにドラッグの使用者だと分かるほど容貌が変化する。たとえば以下のような変化が特徴的だ。

・皮膚の変化
【中毒患者①22歳→23歳】

(via mirror)

ニキビが出来たり、それが悪化したりする。また皮膚をむしり取らずにはいられなくなる「皮膚むしり症」を発症しやすい。この症状が現れると、皮膚の凸凹や角質にとどまらず、健康な皮膚までむしり取るため、顔は傷やカサブタに覆われる。

この症状の原因は、多くの中毒者が自分の体に虫が這い回る妄想を抱くようになり、それをかきむしって取ろうとするためである。

・顔の筋肉・脂肪の変化

【中毒患者②19歳→34歳】

(via dailymail)

他の覚せい剤と同様に、メタンフェタミンは食欲を減退させ、長期間の使用では栄養不良をもたらす。そのため中毒者は時間の経過とともに、顔の筋肉や脂肪が失われて顔がやせ、頬はこけて、目はくぼんでいく。

・歯と歯肉の変化

【中毒患者③48歳→53歳】

(via dailymail)

重度の乱用者ほど歯がボロボロになる。その特徴的な口内は、メスマウスと呼ばれており、急激な歯の崩壊が起きている状態である。これはメタンフェタミンによって、唾液の分泌が減少し、歯の食いしばりが誘発され、甘い食べ物の欲求が高まるためである。

【一般的なメスマウス】

(via wikipedia)

また乱用者は長期間のハイで騒いだ後、歯磨きをしないで1日以上眠りにつく傾向があることも、歯の健康状態をさらに悪化させている原因のひとつだ。

・見た目年齢の変化

【中毒患者④43歳→59歳】

(via news.com.au)

上記にあげたような顔の変化が組み合わさって、重度の乱用者では年齢に対して不自然なほど老化が進む。

このように覚せい剤の長期使用は、恐ろしいほどの副作用がある。どんな人であれ、覚せい剤の副作用には耐性を持たない。だからほとんどの国で覚せい剤は所持や使用が禁止され、中国やタイにおいては持っているだけでも死刑が確定する。日本でも1951年以降、特殊な病気の治療・研究を除いて、所持・使用が禁止された。

覚せい剤中毒者ミスティ・ローマンの容貌の変化について

【26歳:初逮捕時】

【29歳:2度目の逮捕時】

【30歳:3度目の逮捕時】

【31歳:4度目の逮捕時】

【38歳:5度目の逮捕時】

【38歳:6度目の逮捕時】

【39歳:7度目の逮捕時】

【39歳:8度目の逮捕時】

【39歳:9度目の逮捕時】

【39歳:10度目の逮捕時】

【40歳:11度目の逮捕時】

【40歳:12度目の逮捕時】

【40歳:13度目の逮捕時】

彼女の変貌ぶりを見た多くの人が衝撃を受け、これらの写真を拡散した。だが彼女の容貌の急変は、覚せい剤だけによるものではないという。

彼女が最初に逮捕されたのは2005年、26歳のときで、それ以降何度も覚せい剤の所持・使用で逮捕されている。少なくとも10年以上に渡って中毒であったわけだが、彼女を支援するフェイスブックのサポーターによれば、彼女はこの依存症だけでなく、骨がんや狼瘡、強皮症の病気とも闘ってきたそうだ。

だから衝撃的なほどの容貌の変化は、覚せい剤の使用に加えて、それらの病気の影響もあるとされる。髪が抜け落ちているのは、抗がん剤治療のためであり、げっそり痩せた外見は皮膚を硬化させる強皮症がもたらしたようだ。また、また顔が赤く腫れあがっているのは、難病の狼瘡のためだという。

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雑学

Posted by uti