世界に100匹以下しかいない。超レアな絶滅危惧種(動物11種)

1.レッド・クレステッド・ツリー・ラット

(via Colombia Tierra Herida)

生息数:正確な数は不明だが、百匹以下

2011年5月、本種はおよそ100年ぶりに2人の生物学者によって再発見された。最初に発見されたのは1898年だったが、その頃から生息数はきわめて少なく、3匹しか標本が得られていなかった。

見つかった場所は100年前と変わらず、コロンビア北側の深い山の中だった。標高1,958mで発見されており、その標高の高さゆえ、防寒のために毛がかなり長い。

体長はしっぽまで含めると51~122cmに達し、かなり大きい。体重は0.5kgほどになる。ネズミと同じく、げっ歯類で夜行性。主に植物を食べて生活しているようだ。

2.ヒロバナジェントルキツネザル

(via speezees)

【本種の赤ちゃん】

(via Wikimedia)

生息数:60匹前後

この種を含めて、キツネザルのほぼ全てが絶滅の危機にある。2013年時点での予測では、およそ90%のキツネザル(103種)が20~25年に絶滅すると言われている。

キツネザルは全種がマダガスカルに生息しているが、1950年以降に開拓が急激に進み、焼き畑・家畜の放牧、鉱山採掘によって90%の森林が失われた。現在は、元のたった10%しか森が残っていないのだ。

どの種もひどい状況にあるのだが、その中でも一番絶滅に近いとされるのが、本種のヒロバナジェントルキツネザルである。体毛がこげ茶色で、長い尻尾を持ち、人が死にうるほどのシアン化物毒を持つ植物を食べることで知られている。

3.世界に3頭のみ。キタシロサイ

(via wikimedia)

生息数:3頭

残念なことに、ほぼ絶滅が確定しているのがキタシロサイだ。現在、ケニアの野生動物保護区で24時間監視のもと、厳重管理されている。

キタシロサイは、「世界最大のサイ」であるシロサイの仲間で、元々は中央、東アフリカのサバンナや草地に住んでいた。

しかし、漢方薬の原料としてツノが珍重されたため、狩猟の対象となり、人間によって絶滅寸前にまで追いやられた。

残った3頭は、2017年現在、メスが2頭で17歳のフツ、27歳のナジン。オスが1頭で44歳のスーダンだ。一番年長のスーダンは、まだ子供を作れるが、毎年交尾は確認されていても、妊娠させるまでには至っていない。

スーダンは、通常よりも精子の数が減少していることから、もうそろそろ限界が来ているのかもしれない。だが、キタシロサイの未来は、彼の繁殖能力にかかっていると言ってもいい。

4.シャンハイハナスッポン

(via chinadialogue)

生息数:3匹

本種は淡水に住むカメの中で最大であり、全長100cm、体重は容易に70~100kgになる。最も大きい個体は200kgを超えるとされる。

2017年現在、このスッポンは世界に3匹しかいない。中国の蘇州動物園に2匹と、ベトナムのドンモー湖に1匹。減少の原因は、中国の工業化とダム開発によって生息地が奪われたことが大きい。

その個体数を元に戻そうと、様々な繁殖計画が練られたが、現在のところ一つも成功していない。2015年には、初の人工授精が行われ、89個の産卵に成功したものの、いずれも孵化することはなかった。

2017年には、保護活動家が主体となって新たな野生個体を中国の奥地で探し始めた。奥地の住民は、本種に似たカメを数匹目撃しているそうだ。その個体を捕獲できれば、人間の力によって個体数を増やすことが出来るかもしれない。

5.カイナンテナガザル

【オスは黒、メスは金色の毛皮をまとう】

(via Benjamin Radzun/flickr)

生息数:25頭

地球上には504種の霊長類がいるが、その中で最も希少種であるのが、カイナンテナガザルだ。現在、中国・海南島のごく限られた数平方kmの熱帯雨林に閉じ込められている。

本種は昔から限られた場所に住んでいたわけではない。17世紀頃までは中国全土にいたのだ。それから1950年頃まで、海南島に2000頭以上いたが、急激に進められた森林伐採で彼らの生息地は失われ、その数は激減した。

それ以外にも食肉や薬、ペットとして売られることも頻繁にあったという。

現在は、法の下で保護されているが、それだけで個体数を維持することはできそうにない。彼らはグループで暮らしており、もし仲間内で病気が広がったりすれば、それだけで絶滅してしまうからだ。

6.マダガスカルメジロガモ

(via wikimedia)

生息数:90匹

本種は一度絶滅したと思われていた。しかし、2006年に20匹の群れが再発見されたことで、絶滅種では無くなった。

このカモは、マダガスカルの湖に住んでおり、1920~1930年代まではよく見られる種だったという。だが、1940年頃から人間の手によって湖に外来種の魚が大量に持ち込まれ、ヒナが外来種のえじきとなった。

それに引き続いて、湖岸近くでのウシの放牧、焼き畑、ネズミの導入、漁など複合的な要因によってその数は減少し続けた。1991年には絶滅したと思われていたが、再発見によって現在は人間の保護下に置かれることとなった。

2009年に本種の救済計画が立ち上がり、湖岸にある巣から卵を施設に持ち帰り、孵化させ、成体になるまで飼育することになった。その計画は成功し、2008~2017年で個体数は65匹増えた。

7.セーシェルサシオコウモリ

(via ecologyasia)

生息数:30~100匹

東アフリカから1500km離れたセーシェル諸島。110の島からなり、かつてそれらの島には、このコウモリがたくさんいた。

しかし現在ではたった3つの島にしかいない。しかもその数は100匹以下だ。

個体数が減少したのは、このコウモリを捕食するメンフクロウが外から持ち込まれたこと、そして大規模なココナッツ農園が始まったことによる。農園では、殺虫剤が大量に使用されるため、コウモリがエサとする虫がいなくなってしまうのだ。

8.アムールヒョウ

(via wikimedia)

生息数:57匹

アムールヒョウはアフリカにいるヒョウの仲間だが、こちらは数が限りなく少ない上に、厳しい寒さに見舞われる極東ロシアに住んでいる。

そのため、普通のヒョウとは異なり、毛が長い。冬は毛の長さが7cmほどになる。また雪の上を歩くため、足が比較的大きい。

ネコ科の兄弟であるアムールトラも、同じ地域に住んでおり、同様に絶滅の危機にひんしている。どちらも個体数の減少は、生息地の破壊と密猟によるものが大きい。驚くべきことに、彼らの生息地は1970年から80%以上減少しているのだ。

だがアムールトラは、現在では劇的な回復を見せている。60年前まで40匹以下だったのが、現在では540匹にまで増えた。これは人の手による繁殖計画が功を奏したからだ。

アムールヒョウに関しても保護活動が熱心に行われており、今後も持続的に活動が続けられれば、アムールトラと同じく、個体数は増加していくと考えられている。

9.ジャワサイ

(via wikimedia)

生息数:63頭

ジャワサイのツノは高く売れる。闇市場では、1kgが300万円を超えるのだ。売却されたツノは、漢方薬の原料となる。これほど高値で売れると分かっていれば、たとえ狩猟が禁止されていても、捕まえようとする人は必ず現れる。

そうして、かつてインドネシア中にいたジャワサイは、密猟の果てに、現在ではジャワ島のウジュン・クロン国立公園内だけでしか見られなくなった。

公園は海岸にあり、近くには火山もある。地震の多い地域なので、津波や火山爆発によって簡単にその種は、絶滅に追いやられることになるだろう。

10.ピグミーミツユビナマケモノ

(via emaze)

生息数:79匹

本種は世界一鈍い動物とも言われる、ナマケモノの小さいバーションだ。

ナマケモノは大別して2つの指を持つフタユビナマケモノと、3つの指を持つミツユビナマケモノがいる。本種はそのミツユビタイプで、通常のミツユビよりも平均40%軽く、15%小さい。(体長:48~53cm、体重:2.5~3.5kg)

彼らの住処は、カリブ海のエスクド・デ・ベラグアス島で、たった4.3キロ平米の森の中に限られている。マングローブにつかまって1日20時間近く過ごしており、1週間に一回、用を足すときにしか降りてこない。

しかしそのマングローブは、人間による自然破壊で失われつつあり、彼らが生存できる場所はなくなりつつある。

11.キューバオオアシナガコウモリ

(via wikimedia)

生息数:100匹前後

たったひとつの洞窟にしかいないコウモリ。その洞窟はキューバから程近い青年の島にあるが、かつてはキューバ本島にもかなりの数がいたとされている。

個体数は、一つの洞窟にいる数としては十分であるものの、その洞窟は侵食によって、現在崩壊しつつある。もしこの洞窟が崩れることになれば、種は絶滅することになるだろう。

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