ゲーム依存症による悲惨な死亡例(ネトゲ廃人ほか)
ゲームにのめり込み過ぎたことが原因で、命を失った方々の事例をご紹介します。全7例。
チャリティーのために、24時間ゲームマラソンをしていた父親が死亡
(事件ソース:aol )
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2017年2月19日、ヴァージニア州に住む3児の父親であったブライアン・ヴィニョーさん(35歳)が、24時間チャリティゲームマラソンの最中に急死した。ヴィニョーさんは、このマラソンを通じて難病で苦しむ子どもたちのために募金を呼びかけていたという。
ヴィニョーさんは死亡当時、戦車戦を扱ったオンラインゲームとして知られる「ワールド・オブ・タンクス」をTwitchでライブ実況しており、数千人の閲覧者がいた。
ゲームマラソンの終盤に入った22時間目に、彼は「タバコ休憩に入る」と視聴者に言ったきり、二度と画面の前に戻ってくることはなかった。それからおよそ14時間後、911コールにより救急隊員が駆けつけた時には、既に息絶えていた。死因は過度の疲労による心臓発作とされている。
亡くなったヴィニョーさんのTwitchページ
19時間連続でWorld of Warcraftをし続けた中国人男性が、血を吐いて死亡
(事件ソース:telegraph )
World of Warcraftは、2004年にアメリカでリリースされたMMORPGであり、総アカウント数1億を超える大人気のオンラインゲームである。
亡くなったウ・タイ(24歳)さんは、2015年3月上海のネットカフェで他のプレイヤーと共にWoWに興じていた。監視カメラの映像から、彼は休むこと無く19時間プレイしていたことが分かっている。
そして彼はプレイ中に、画面の前で突然咳き込みだし、イスに力なく倒れた。
隣で一緒にゲームをしていた20歳のホシンさんは、取材に対して「彼が突然うめきだしたので、彼の方を振り向いたら顔色がすごく青白くなっていて、とても気分が悪そうだった」、「彼は自分の口にハンカチを当てていて、それが血で真っ赤になっていた」、「彼に大丈夫か?と聞いたら、大丈夫と言われた」と語った。
だがホシンさんが話しかけてからまもなく、彼はイスに力なく倒れ、救急車が来る前に、他のゲーマーたちの目の前で息を引き取ることになった。
正確な死因については報道されていないが、警察は長時間のゲームが原因であることは、ほぼ疑いが無いと発表している。
ネットカフェで3日間連続ゲームをしていた台湾人男性が死亡
(事件ソース:cnn )
32歳の台湾人男性が、2015年1月8日、ネットカフェでの3日間におよぶゲームプレイ中に、亡くなっていたことが明らかになった。
亡くなったシェさんは、1月6日にネットカフェに入った。それから2日後の8日午前10時頃に、従業員がテーブルの上でうつぶせになって動かないシェさんに気づいた。
すぐさま病院に運ばれたが、心臓発作による死亡が病院で確認された。警察によると発見時には既に死後硬直を起こしており、少なくとも数時間は誰も彼の死に気づかなかったとされる。
またネットカフェ職員の話では、シェさんはゲームに疲れると顔を下に向けてテーブルにうつ伏せになって寝るのが習慣だったという。それが、彼の異常に気づくのが遅れた原因とされる。
シェさんは、ここ数年間仕事をしておらず、この事件が起きたネットカフェの常連だった。
ディアブロⅢを連続40時間続けた18歳の台湾人男性が亡くなる
(事件ソース:huffingtonpost )
「ディアブロⅢ」は、世界で3000万本以上の売上を誇るアクションRPGであり、現在でもかなりの人気がある。このゲームに夢中になりすぎた台湾人男性が、2012年1月15日に亡くなった。
亡くなったチワンさんは、ネットカフェの個室を事前に予約しており、そこでディアブロをしていた。彼は一切何も口に入れずに、40時間立て続けにゲームをしていたという。
しばらくしてチワンさんの付き添いが、テーブルの上で休んでいる彼を起こして、立ち上がらせた。だがニ、三歩歩いたところで突然倒れたという。病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
死因は不明であるが、当局によれば、チワンさんが長時間同じ姿勢で座っていたために血栓ができ、それが原因になったのではないかと言う。
Xboxを長時間プレイして亡くなった20歳の男性
(事件ソース:bbc )
イギリス人のクリス・スタニフォースさんは、Xboxのゲームが好きで毎日のように遅くまでオンラインで遊んでいた。時には12時間近くすることもあったという。
だが2011年7月、彼はゲームの最中に呼吸困難におちいり、意識を失ってそのまま亡くなった。検死官によれば、左太ももに出来た血栓が血液によって肺にまで運ばれ、肺塞栓を起こしたと言う。
これは深部静脈血栓症(DVT)と呼ばれ、同じ状態で長時間座っていることが原因で起きやすい症状である。
ゲーム依存症が世界的に注目を浴びるようになったきっかけ(スタークラフトによる死)
(事件ソース:bbc )
スタークラフトはアメリカで1998年にリリースされたミリタリーSF戦略オンラインゲームで、かつて韓国で爆発的な人気を誇っていた。ゴールデンタイムにプロリーグのゲームが放映されていたほどである。
だがこのゲームは、2005年に起きたイ・アソプさん(38歳)の依存症による死亡で、世界中のメディアでゲーム依存症が問題視されるきっかけとなった。
イ・アソプさんは亡くなる前から、家族や友達、同僚にまでゲーム依存症とみなされていた。彼は仕事が終われば、寝る時間も惜しんでゲームに熱中し、ご飯もろくに食べなかったという。
睡眠不足の結果、会社に遅刻することが増えるようになり、それが原因で解雇された。また亡くなる6日前には、彼と同じくゲーム好きであった彼女からも振られている。
そして2005年8月3日、ネットカフェで彼はスタークラフトを50時間した後に、極度の疲労と脱水で心臓まひを起こして亡くなった。亡くなる以前、母親が同僚らに息子を探していることを電話で伝えていた。
同僚らはネットカフェにいるイ・アソプさんを見つけて、家に帰るように言ったのだが、彼は「これが終わったら帰る」と言って同僚を帰した。それからまもなく、イ・アソプさんは自宅に帰ることなく息を引き取った。
彼の死後、依存症が問題視された結果、リネージュなど様々な人気オンラインゲームで長時間プレイしているユーザーに警告を出すなどの仕組みが取り入れられることになった。
ゲーム内で仲間に貸した装備を勝手に売られたことに腹を立て、その仲間を殺害した中国人男性
(事件ソース:bbc )
2005年3月、上海のオンラインゲーマーであったチョウ・チェンウェイ容疑者(当時41歳)が、ゲーム内で貸した剣を売った仲間を刺殺したと、チャイナ・デイリー誌が伝えた。
チョウ容疑者は、韓国製の人気MMORPGである「The Legend of Mir 3」で、事件が起こる約1ヶ月前に、レアアイテムのドラゴンサーベルを手に入れていた。
それを仲間のヂュー・チャオユアンさん(26歳)に貸したが、ヂューさんはその剣を容疑者の許可なく約12万円で他のユーザーに売っていた。そのことを知って腹を立てたチョウ容疑者は、ヂューさんを問い詰めた。
ヂューさんは、チョウ容疑者の怒りを沈めるために売り払ったお金を返すと言ったが、容疑者の怒りは収まらなかった。チョウ容疑者は、ヂューさんの家に侵入し、寝込みを襲って何度もナイフで刺し殺害した。
その後、チョウ容疑者は法廷で無期懲役の判決を受けた。
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コメント一覧
麻痺がひらがなになってますよ
ワールドオブタンクスとワールドオブタンクスブリッツは似ていますが別物ですよ。同じ扱いにしないでください。