ケタ違いの大きさ。史上最大の鳥類(古代鳥)

私達が生まれるずっと昔に生きていた鳥たちの多くは、今よりもずっと巨大だった。体重500kgを超える地上の鳥や、翼開長8mを超える空の鳥たちがいたのだ。

今回は、絶滅した古代鳥が全てを占める分野別の最も大きな鳥類をご紹介していこう。

史上最も重量のある鳥類

最重量の鳥類と推定されているのは2種いる。どちらもダチョウのような空を飛べない鳥であった。

史上最重量:候補① エピオルニス 350~500kg

(via SummerAndTinkles)

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かつてマダガスカル島に生息していた巨大な走鳥。見た目はダチョウのようだが、キーウィとより近い関係にある。この鳥は、17世紀以降に絶滅したと考えられており、それまで1500年以上人間と共生していた。
【エピオルニスの骨格と卵】

(via wikimedia)

エピオルニスの体重は最大で500kg、体高は3mに達した。これは現在最も大きな鳥であるダチョウの体重で4倍以上、体高で約1.5倍になる。

【非常に巨大な卵】

(via National Audubon Society)

体が大きい分、卵もそれだけ大きくなる。現在見つかっている卵としては史上最大であり、長さは最大34cm、重さは10kgを超える。体積で見れば、普通の卵の160倍近くあるのだ。

もちろん卵はダチョウよりもずっと巨大で、重さで比較したら7倍以上の差だ。

人間が絶滅に追いやった可能性が高い

17世紀以降に姿を消したエピオルニスは、人間が捕らえて食い尽くしてしまったことが絶滅の原因とされている。

その証拠のひとつとして、たき火の跡にこの巨大卵の残骸や、容器として使われていた卵の殻が複数見つかっており、原住民が常食としていたことが挙げられる。

史上最重量:候補② ドロモルニス・スティルトニ ~650kg

(via Carnivora Forum)

現在エピオルニスよりも巨大と言われているのが、オーストラリアの森に住んでいたドロモルニスである。体高は3mで、体重は最大650kgと推定されている。

【ドロモルニスの骨格】

(via wikimedia)

長い首に力強い足を備え、大きなくちばしがあり、エピオルニスよりもずんぐりとした体つきだった。その巨体ゆえ、走りは遅かった。またこのくちばしの大きさから、植物のかたいクキを食べる草食性であったとも言われている。

史上最も背の高い鳥類

ジャイアントモア 体高3.6m

(via vbujia)

こちらも飛べない鳥で、ニュージーランドの森に生息していた。メスとオスでは全く大きさが異なり、メスでは体高最大3.6m、体重240kgほどになったが、オスはメスの体高の2/3、体重は半分以下しかなかった。

【ジャイアントモアの骨格】

(via wikimedia)

首がキリンのように長く、これは高い木の葉を食べるのに役立っていたとされる。

ジャイアントモアは少なくとも4万年前まで十分な生息数がいたが、移住してきたポリネシア人によって1500年までには全て狩り尽くされた。

飛翔できる史上最大の鳥類

こちらも史上最大と考えられているのは2種いる。

候補①:アルゲンタヴィス 翼開長5~7m、体重70~110kg

(via PlanetSaveV)

アルゼンチンなど南アメリカに800万年前~600万年前に生息していた巨鳥である。翼を広げてもかなり大きいが、二本脚で立っても1.5~2mほどで成人と同じくらいあった。

【人や小型飛行機セスナとの大きさ比較】

(via patrickonreddit)

あまりに巨体であったため、羽をはばたかせて飛ぶのはごく短時間で、もっぱら上昇気流を利用して滑空するのがほとんどだったとされる。それでも時速は40km以上に達した。

主に本種のエサは、動物の死体だったと考えられている。肉食動物についてまわり、彼らが捕獲した獲物のおこぼれを食べていたようだ。

候補②:ペラゴルニス・サンデルシ 翼開長6.1~7.4m、体重22~40kg

(via reddit)

骨格で比較すると、上記のアルゲンタヴィスより翼開長が1.2mほど長いが、体重は半分ぐらいしかなかった。

本種は2014年に新種として認定されたばかりで、かつて海だったアメリカ・サウスカロライナ州の空港で発掘された。生息時期はおよそ2500万年前ごろだとされる。

こちらもアルゲンタヴィスと同様に、自ら羽ばたくよりも風の流れを利用し、海中を滞空していたと考えられる。

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動物

Posted by uti