宇宙に行きたくなくなる。宇宙旅行で直面するイヤなこと・12個
1.おしっこをリサイクルして飲む
(via methodshop)
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1リットルの水を地球から持っていくだけでも100万円以上かかるので、宇宙では水がとても貴重だ。それゆえ、元がどんな状態でもあっても、水分は全て回収され飲用水へとリサイクルされる。
実際に国際宇宙ステーションでは、シャワーの水や飛行士がかいた汗、尿など排出された水の93%がリサイクルされている。飲用には抵抗があるかもしれないが、水の純度で言えば水道水よりも高く、きれいだそうだ。
2.宇宙醉いに悩まされる
(via Wikipedia)
宇宙に行って無重力状態に置かれると、宇宙酔いという乗り物酔いに似た症状が引き起こされ、めまいやおう吐、食欲減退などが数日続くことになる。
宇宙飛行士の約半数が宇宙酔いを経験しており、地球で乗り物酔いにならない人でも宇宙に出るとなってしまうからやっかいだ。
宇宙酔い対策に、酔い止めの薬は眠気などの副作用があるためほとんど使用されない。乗員は、宇宙空間に体がなれて酔いが収まるまでの数日間を、気持ち悪さの中で耐え忍ばなければならない。
3.鼻水が普通に出てこないので、鼻づまりになりやすい
(via Wikimedia)
成人で一日1リットル近くの鼻水が作られていることをご存知だろうか。その鼻水は、重力の作用で喉や鼻を通って鼻の横側にある副鼻腔などから排出されていく。
しかし無重力空間では、この鼻水が副鼻腔にたまり、頭痛や鼻づまり、味覚や嗅覚の低下をもたらす。
鼻をティッシュで思い切りかめば排出できるが、鼻の粘膜が傷つくため、宇宙飛行士たちは辛い料理を食べて、鼻水を上手く処理している。
4.血液の循環がうまく行かず、顔がむくれる
(via NASA)
無重力空間だと、血液の巡りが悪くなり、脳と上半身胴体に血液が集中してしまう。そのため、数日間は首まわりや顔がふくらんだような状態になる。
次第に体が無重力空間に順応してくると、この症状は見られなくなる。
5.皮ふから取れた垢が空中をただよう。この垢で、他の乗員がアレルギー反応を示してしまうこともある
(via Wikimedia)
地球上なら、皮ふから剥がれた古い角質は地面に落ちていくが、無重力だと永遠にその角質が空中をただよい続ける。
このせいで他の乗員がアレルギー反応を起こすこともあり、とても不潔なので、服などを脱ぐときは換気フィルターの前で行い、垢が飛び散らないようにしている。
6.宇宙は変な臭いがする
(via nasa)
宇宙空間は真空なので、匂いは分からない。だが宇宙遊泳に出た飛行士が、宇宙船に戻ってきてヘルメットを取ったところ、特有の匂いがすることに気づいた。
その飛行士によれば、宇宙の匂いは「焼け焦げたステーキ」あるいは「熱い金属」から発せられる匂いだったという。また3回の宇宙遊泳を経験したトーマス・ジョーンズ氏によれば、つんと鼻を突くようなオゾン臭がしたと言う。
7.専用のオムツを着用しなければならない
(via Joachim Baptist)
宇宙飛行士は宇宙船の発射や着陸、船外活動の際に、上の写真のようなオムツを履く。通常は船内のトイレで済ませるが、発射や着陸など長時間立ち上がれない状況ではオムツが必要になるのだ。
NASA開発の専用オムツでは、最大2リットルの尿や血液、便を保持することができ、成人で8~10時間は耐えられるようになっている。
8.おしっこに突然行きたくなる
(via wikipedia)
地球上では排尿をある程度我慢できるが、宇宙ではそうできない。
通常は、膀胱に尿が2/3ほどたまると下方向への圧力が高まって尿意がもよおされるが、無重力ではその圧力が無くなるため、膀胱が尿で一杯にならないと尿意を感じないのだ。
尿意に気づいた時には、もう手遅れになっていることもある。なのでオムツを事前に履いておく。
9.宇宙船や宇宙ステーションは意外と汚い
(via Pixabay)
宇宙空間を旅する乗り物は、ちり一つ無いきれいさかと思うかもしれないが、実はその反対である。その汚さは1週間掃除しなかった部屋くらいだ。
調査の結果では、およそ4000種類の細菌が宇宙飛行士の生活する空間で検出された。
10.ゲップをすると、胃に入っているものがぶちまけられることがある
(via steemit)
重力のある空間では、胃の内容物は液体が下に、気体(空気)は上に別れ、げっぷをすれば空気だけを出すことができた。
しかし無重力空間では胃の中身は空気と液体でごちゃまぜになるため、げっぷをすると胃に入っているものが吐き出されてしまうことがある。そのためNASAでは、ソーダやビールなど炭酸を含む飲料を禁止している。
11.トイレでの排便は、訓練が必要
(via wikimedia)
専用の袋に排便していたアポロ計画の頃よりは楽になっているが、現在でも地球と同じ感覚で排便はできない。
宇宙ステーションのトイレは、水ではなくファンを回して大便を吸引する仕組みで、無重力空間で大便がまきちらされないように便器の穴は小さくなっている。
この小さな穴に狙い通り大便が吸い込まれるよう、宇宙へと旅立つ前に排便位置の訓練が行われる。訓練では宇宙ステーションと似た模擬トイレを用意し、そのトイレの中にカメラを設置後、撮影された映像を見て正しい排便位置を学習する。
※小便は大便と別で、上の写真のチューブに性器をあてがい用を足す
12.汗が皮ふから落ちずにまとわりつく
(via quora)
無重力空間では骨密度の低下や筋肉が衰えが起きやすいので、毎日数時間は運動する必要がある。そのときに汗をかくことになるが、重力が働かないので、いつまでも皮ふに汗が張り付いたままになる。
なので汗をかいたら吸水性のタオルでふきとる。そしてそのタオルは絞って、飲用水としてリサイクルする。
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コメント一覧
1コめ\\\\٩( ‘ω’ )و ////
にこめ\\\\ꐕ ꐕ ꐕ////
おとめ座超銀河団みたいな宇宙がどれだけ広いかの記事はないかな。