夢遊病の人がしたびっくりなこと・5件
夢遊病患者は誰かに言われない限り、自分が睡眠中にやったことを覚えていない。歩き回ったり、どこかに座ったりするのがほとんどだが、まれに危険なことをやってしまう人もいる。
今回は、夢遊病患者が寝ているときに起こした奇妙な行動をご紹介していこう。
1.アパートの4階から落下
(via CLIPADAY)
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どこか高い所から落ちて、はっとして起きたら夢だったという経験はないだろうか。ドイツに住む17歳の少年は、その体験を夢ではなく、現実でやってしまった。
その少年は妹と4階のアパートに一緒に住んでいた。妹は彼がしばしば夜中に歩き回る夢遊病者であることを知っていた。
2007年のある日のこと、少年は睡眠中に突然起き上がり、ダンボールを踏み台に窓を乗り越えて、高さ10mから地面に落下した。
彼は脚と腕の骨を折って激痛を感じていたはずなのに、一番最初に発見した隣人によれば眠ったままだったという。
2.姑(義母)を殺害する
(via El pensante)
2000年までに夢遊病によって起きたとされる殺人事件は68件に上っている。その中で最も有名な事件が1987年に起きたケン・パークス(当時23歳)のケースだ。
彼はある夜、無意識にベッドから起きて車を運転し、20km離れた義親の家に向かったとされている。そして家に侵入し、タイヤレバーで義母を殴殺した後、義父の首を締めて殺そうとした。
二人に危害を加えた彼は、血だらけのまま車に乗って近くの交番に行き、「2人の人を殺したと思う」と言って自白したのだった。
この事件の裁判では、彼が寝ている間に無意識で殺害に及んだと信じる者はいなかった。ただ単に罪を軽くするための主張にすぎないと専門家らは考えていた。
しかし、睡眠中の脳波テストで夢遊病者特有の活動が見られた。また殺害の動機がなく、7回に渡る尋問で矛盾点が全く見られなかったことから、夢遊病による無意識の犯行という結論になり、無罪判決が言い渡されたのだった。
3.凍死した夢遊病患者
(via 15List)
2009年1月、電気技師のティモシー・ブルッグマン(51歳)は下着とシャツだけを着用して、睡眠中に家から出ていってしまった。彼は次の日、家から約170m離れた場所で遺体として発見された。
気温は-25℃近くまで下がっており、死因は低体温症だった。彼のベッドを捜索した当局は、睡眠薬のアンビエンを発見。アンビエンは夢遊病との関連が指摘されており、数百件の夢遊病症が報告されていた。
またアルコールや他のドラッグと一緒に飲用すると夢遊病が起こりやすくなるとされ、彼も案の定アルコールで薬を飲んでいた。
彼はこれが初めてではなく、以前にも夢遊病で事故を起こしていたそうだ。
死亡する一年前の夏、寝ているときにトラックを運転し、車庫にトラックをぶつけていた。この事故の後、彼の母親はアンビエンを飲むのを止めるよう彼に忠告していた。
4.銃で自分を撃つ
(via geekular)
夢遊病とは少し異なるが、夢の中での行動を現実でしてしまった男性のケースである。ニューハンプシャー州に住むその男性は、人を銃で撃つ悪夢を見ていた。
夢の中で敵めがけて銃を撃った瞬間、突然激痛が走った。痛みではっとして起きると、なぜか手に銃を持ち、ひざからは血が流れ出ていた。幸いにも、彼の命に別状はなかった。
5.クレーンの上に登る
(via Listverse)
真夜中の2時に通行人が見た光景は、目を疑うものだった。高さ40mのクレーンの上で少女が横になり丸くなっていたのだ。驚いた通行人はすぐに緊急電話をした。
消防隊が到着し15歳の少女の元へとはしごをかけて登っていくと、危険な状況に置かれているにもかかわらず、少女はすやすやと熟睡していた。
彼女を起こしたときにパニックになって落下しないよう、消防隊員は彼女の服から見つかった携帯電話で両親に事情を話し、折返し電話をして彼女を起こすように頼んだ。
そして彼女はパニックに陥ることなく目覚め、消防隊員が立てかけたはしごで救助された。
後で彼女に聞いても、やはりクレーンに登った記憶は残っていなかった。だが両親は以前から彼女に夢遊病の症状がでていたことを知っていたそうだ。
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