超能力のよう。犬が嗅ぎとる驚くべき匂い7種
犬の嗅覚は人間の1万~10万倍とも言われており、人が感じ取ることのできない様々な匂いを嗅ぎ取っている。今回はまるで超能力のような犬の嗅覚の能力をご紹介していこう。
1.血糖値の変化を嗅ぎ取る
(via Wikipedia)
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人間の場合、血糖値を調べるには小さな針を指に刺して採血しなければならないが、犬は訓練すると匂いだけで血糖値の変化が分かるようになる。
実際に訓練を受けた介助犬は、血糖の制御が困難なⅠ型糖尿病患者の生活を支えている。患者はいつどこで血糖値の急な増減を起こすか分からない。そのため介助犬は患者に常に寄り添って、危険な状態になる前に周囲へ知らせるのだ。
(via service_dog_thunder)
血糖値の変化によって体に症状が現れる30分前から、介助犬は感知可能となるので、その間に薬などで十分対処できる。
2.がんを嗅ぎ取る
(via MainFun)
犬は人の尿や呼気を嗅ぐことで、悪性腫瘍から発せられる化学物質の匂いを検知できると言われている。パインストリート財団の調査では、患者の呼気サンプルから90%以上の精度であらゆるステージのがんを探知することができた。
また皮膚がんのスペシャリストであるフロリダのアルマンド博士の研究では、皮膚にできた腫瘍の匂いを嗅がせて、99%の精度で正しく検知したという。
そのほか、前立腺がんや膀胱がん、乳がん、肺がんについても精度の高い検知が可能であったことが報告されている。
3.誰であるかを嗅ぎ取る
(via Pixabay)
私達は他人を視覚によって判別していることがほとんどだが、嗅覚が非常に優れた犬は、匂いで誰が誰であるかを判断することが多い。犬にとって、個人の体臭は指紋のように唯一無二なのである。そのため一卵性双生児であっても、匂いの違いで判別できることがある。
この能力は警察犬として働く際にかなり役立っている。人の残した臭いを元に犯人や行方不明者を捜索することや、遺留物の臭いを嗅いで複数の容疑者から犯人を特定したりできるのだ。
4.てんかん発作を予知する
(via 4pawsforability)
一部の犬は、突発性のけいれんが起こるてんかん発作を予知できる。科学者らの調査によれば、最大45分前から発作の兆候を感知するという。発作が近づくと、犬は吠えるなどして飼い主の注意をひこうとする。その間に安全な場所へ避難したり、助けを求めたりできる。
犬がどのように迫りくる発作を感知しているのかは明らかになっていないが、おそらく発作前の患者の振る舞いや臭いの微妙な変化を感じ取っているのではないかとされている。
5.飼い主と他の犬との関係を嗅ぎ取る
(via mcconnell)
あなたが犬を飼っている友達の家へ遊びに行って、自宅に帰ってきた時、ものすごくクンクンされたことは無いだろうか?犬は、尿や皮ふ・毛・うんこなどに含まれる動物のフェロモンを嗅ぎ取って、様々な情報を得ている。
もし飼い主が他の犬の匂いをつけてきたら、飼い犬は飼い主がどんな犬と浮気してきたかニオイを嗅いでくまなく調査しているのだ。飼い犬は匂いをかぐだけで、その犬がオスかメスか、何を食べているのか、大きさや健康状態などを知ることができる。
6.妊娠を感知する
(via maxpixel)
犬の鼻はごくわずかな体臭の変化も見逃さない。妊娠すると著しいホルモンの変化が見られるため、犬は妊娠による特有の匂いを感じ取るようになる。専門家によれば、妊娠のかなり初期でも感知できるという。
妊娠に気づいた犬は、飼い主への愛情が増すケースもあるが、その犬の性格や飼い主の振る舞いによっては、動揺しておしっこをまき散らしたり、生まれてくる子どものおもちゃを壊してしまったりすることもある。だがそのうち飼い主の変化に慣れ、いつもどおりの振る舞いに戻っていく。
7.嵐や台風の予知する
(via maxpixel)
犬は大気の微妙な変化を嗅ぎ取り、嵐など様々な災害を事前に予知することがある。暴風雨を引き起こすような大気の変化が起きた時、吠えて飼い主を注意をひいたり、犬小屋に隠れたり、飼い主にくっついて離れなかったりなど、犬の性格によって様々なリアクションを見せることがある。
参照:brightside
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