みんなが知らないアルパカのこと・13選

【癒やされる顔】

(via gerny_perg)

【メリークリスマスなアルパカ】

(via momoxoxo)

アルパカがもふもふで、目がくりくりしていて、とても可愛いということは知っているかもしれない。でもそれだけで、アルパカについては知らないことが多いと思う。今回は、多くの人が知らないアルパカの豆知識をご紹介していこう。

1.アルパカは2種類いる

(via Wikimedia)

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アルパカは毛並みで2種に大別される。毛がテディベアのようにふわふわなのがワカイヤ、長く縮れたドレッドヘアのようなのがスリ。

ワカイヤはそのモフモフさで人気だが、スリの方が毛の品質が高く、繁殖が難しいこともあってワカイヤよりも高値で取引されている。

2.怒らせたりすると、ツバを吐きかけてくることがある

(via EvolutionVII)

アルパカをあまり怒らせないほうがいい。攻撃手段を他にもたないアルパカは、臭いツバを吐きかけて危害の加える相手を追い払う。そのツバは胃の中にある未消化の食べ物なので、強烈なニオイだ。

またエサの取り合いのとき、メスがオスを気に入らないときにも、ツバを吐くことが知られている。

【つばを吐きかけるアルパカの動画】

3.アルパカは、ヒツジやウシと違って柔らかい肉球がある

【アルパカの足裏】

(via Alpaca Power)

アルパカの足裏は大部分が肉球で出来ていて、犬の肉球のような感じだ。肉球は感覚が繊細なので、ひづめで体重を支えるウシなどの動物よりも接地を安定させることができる。またひづめで歩き回る動物よりも地面をかき回さないので、踏まれた植物へのダメージも少ない。

4.アルパカは、素晴らしい芝刈り機になりうる

(via maxpixel)

アルパカは草を食べるとき、他の動物のように根っこごと食べてしまわずに、先端の部分をちぎって食べる性質がある。そのため、生い茂った芝のカットに向いている。けれども、ヒツジと一緒に買ったことがある人の話では、ヒツジのほうが効率は良いらしい。

5.アルパカは、尻尾でも感情を表現する

(via pinimg)

アルパカは、もふっとしたしっぽで仲間に感情を伝えている。たとえば、次のような動作をしたら、こんなことを考えているかもしれない。

・しっぽをピクピクと前後に動かす→相手に反感を持っている
・しっぽをお尻につけて丸め込む→不安を感じている
・しっぽをまっすぐ上げる→うれしいとき
・しっぽを曲げて上げる→「負けました」(服従する)と思ったとき

6.アルパカは座ると、イモムシみたいになることがある。メスが交尾するときもこの体勢

(via imgur)

(via localtouristcolorado)

アルパカは地面に座るとき、写真のように四つ足を折り曲げて体の下にしまいこむ体勢になる。また交尾でメスが受け入れ体勢になったときにも、この格好をする。

【オスを受け入れるメスのアルパカ】

(via @BarnacreAlpacas)

7.アルパカは、日光浴が大好き。でも、そのときの姿は倒れて死んでいるように見えることがある

(via Hill Country Alpacas)

アルパカは日光浴をするとき、体をよこたえて伸ばす姿勢をとる。牧場主によれば、この姿を初めて見た人の多くが、死んでいるのかと思ってびっくりするという。

8.アニマルセラピーでは、アルパカも活躍している

【病院を訪れたアルパカ】

(via willjstyles)

病院で人々に癒やしを与えるのは、ネコやイヌだけではない。最近はアルパカも人気が出てきている。オーストラリアで15年間セラピーのためにアルパカを提供している飼い主によれば、「アルパカはとても思いやりがあって、直感力のある動物です。アルパカと触れ合った人たちは、とてもリラックスされていて、周囲の雰囲気もすごく良くなります」と絶賛する。

9.アルパカの毛はアレルギーを起こしにくい

(via Herbal House Products)

アルパカの毛は毎年刈り取られて、様々な衣服に利用されている。見た目は羊毛のようだが、羊毛よりも暖かくむずむずしない。しかも、羊毛に含まれるラノリンという成分がアルパカにはないので、低アレルギー性。

10.アルパカの毛は燃えにくい上に、水をはじく

【アルパカの毛糸】

(via wikipedia)

アルパカの毛は、ポリエステルなどの合成繊維や綿・麻の植物繊維に比べて燃えにくく、火を当てても合成繊維のように溶けることがない。また耐水性で水をはじくので、アルパカの靴下をはくとジメッとした寒さの中でも快適でいられる。

11.アルパカの毛色はとても多い(22種以上)

(via TripAdvisor)

アルパカの毛色は、大別すると茶・黒・白・ネズミ色だが、さらに細かく分けると22種以上で、色の濃淡も含めると300種を超える。これだけ色が豊富なので、環境を汚す染色の工程がいらない。

12.アルパカとリャマ(ラマ)はよく間違えられるが、大きさや顔は結構違う

同じラクダ科で、どちらも南米大陸のアンデス高原に住んでいるのでよく間違えられる。しかし、以下のような違いがあって、見分けをつけられる。

・耳の形が違う。アルパカは短い槍の穂先のようにとがっていて、リャマは長くてバナナのように曲がっている

(via Modern Farmer)

・リャマの方が明らかに体が大きい。具体的にリャマの成体は体重が180kgほどになるが、アルパカは70kgほど。また体高はリャマが106~120cm、アルパカは86~91cmくらい

(via Shabby Alpaca)

・顔の形が違う。リャマは顔が細長い、アルパカは丸っこくてリャマの顔をつぶしたよう

・毛の質が違う。リャマはざらっとしていて、アルパカよりも頭や顔の部分に毛が少ない。アルパカは毛が柔らかく、なめらか

・性格が全く違う。リャマは勇敢で独立心が強く、ヒツジやアルパカなどの番犬代わりに使われる。アルパカは群れるのが好きで、ちょっとしたことで驚き、おくびょう。

13.リャマとアルパカは交尾でき、そのミックス種の一部はウァリゾと呼ばれる

【生後4.5ヶ月のミックス種:ウァリゾ】

(via imgur)

種は違うが、よく似ているの種なので交雑できる。ミックスで最も一般的なのが、オスがリャマでメスがアルパカのケースであり、ウァリゾと呼ばれる。ウァリゾはリャマよりも小さいが、毛が長い。だがこのミックス種は、不妊のため子どもを産むことができない。

参考:mnnmodernfarmer

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Posted by uti