恥ずかしい死に方をした残念な人達(ダーウィン賞)

ダーウィン賞とは「愚かな死に方によって自らの劣った遺伝子を抹消し、人類の進化に貢献した者」に送られる。今回は、ダーウィン賞の候補にあがった死亡事例を7件ご紹介していこう。

1.立ち入り禁止の温泉に浸かろうとして、溶け死ぬ

【イエローストーン国立公園の有名な熱水泉】

(via pixabay)

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コリン・スコット(23歳)が妹と共に訪れたイエローストーン国立公園には、数多くの温泉(間欠泉)があることで有名だ。2人はビデオを撮影しながら、公園にある温泉の中で浸かれるものはないかと探していた。

(via Don Graham/flickr)

安全のため公園には遊歩道が整備されており、温泉周辺は立入禁止区域になっていた。だが二人はその道を外れ、180m先にある温泉に入ろうとした。

【二人が侵入したノリス・ゲイザー】

(via yellowstoneinsider)

そしてコリンがお湯の温度を見ようと温泉に近づいたとき、誤って滑り落ちてしまった。彼が入ろうとした温泉は、煮えたぎる強酸の熱湯だった。その姿をビデオで撮影していた妹は、すぐに助けを呼んだ。しかしひどい雷雨のため、捜索・救助隊は彼の姿を見つけることができなかった。

翌日になっても、遺体はその痕跡すら見つからなかった。強酸の熱湯で遺体は溶けてしまったとされ、その後捜索は打ち切られることになった。

2. 900kgの金庫につぶされていた強盗

【荒らされたガレージ】

(via dailymail)

2019年、インディアナ州の男性は、自宅ガレージのドア枠が壊されていることに気づいた。入ってみると、車庫は荒らされ、物は散乱していたが、一体何が盗まれたのかはわからなかった。

泥棒が入ったことを警察に連絡し、盗まれたものは次の日に探すことになった。翌日、ガレージの中を片付けて盗まれたものを探していると、約400kg金庫が倒れており、その下敷きになっている犯人を発見したのである。

【下敷きになった犯人がいた場所】

(via Abc7)

男性はこの状況をすぐには理解できなかったそうだ。まさか、死体が自分のガレージにあるとは信じられなかったからだ。男性は妻のもとへ向かい、このことを伝えた。そして妻が救急車と警察を呼んだ。

救急隊員は下敷きになった犯人を救助したものの、そのときには既に死亡していた。盗みに入られた男性は、どうして犯人がこの金庫を盗もうとしていたのか理解できなかった。なぜなら、この金庫は空だったからだ。

【下敷きになった犯人は28歳のエレミア・ディズニー。家庭内暴力の前科一犯】

(via dailymail)

3.警察に追われた犯人が逃げた先は、トラの檻の中

(via Alan Stanton/flickr)

南アフリカ共和国のブルームフォンテーン動物園で、日曜日に強盗事件が起きた。犯人の男は、園内にいたカップルをナイフで脅して金品を奪ったあと、逃走を試みた。

だが園内には、警察の追跡から逃れられる場所はなかった。犯人は追い詰められて、トラがいるフェンスを超えてその中に入っていったのだ。もちろんトラが自分のテリトリーにやってきた犯人を逃すはずはなかった。犯人はトラに襲われ、噛み殺されて死亡した。しかし事前にエサをたくさん食べていたので、犯人の肉を食べることはなかった。

4.生物の教師がマンホールに化学物質を廃棄して爆発。首が吹き飛ぶ

(via wikimedia)

2008年、ブルガリアの生物教師リディアが、2人を乗せて車で自宅へ向かっていた。目撃者によれば、その車は突然マンホールの側に止まったという。そして3人が降りて、様々な瓶やボトルに入った液体や粉を、マンホールに流し込み始めた。

おそらく生物教師は、授業の前に化学の予行実験を行っていたと考えられ、残った化学物質を廃棄していたようである。廃棄した物質について全部は分かっていないが、ボトルの2つには引火性液体であるメタノールとジエチルエーテルのラベルが貼ってあった。

下水の閉鎖空間に廃棄されたこれらの有害物質は、すさまじい爆発を起こした。その爆風により、マンホールのフタが吹き飛んでリディアの肩から上が消失した。リディアは死亡し、一緒にいた2人も、顔面に大やけどを負い、失明した。

5. 2人で強盗を共謀。片方が被害者役になり、拘束されたふりをして冷蔵庫に入っていたら・・

(via Viral tales)

バーガーキングの店長と夜間マネージャであったリサの二人は、自らの勤務する店舗で約40万円を盗もうと手の込んだ計画を企てていた。

その計画では店長が犯人役となり、リサは被害者役だった。犯人は、被害者をダクトテープで拘束してウォークイン冷蔵庫に押し込めた後、ボヤを起こして現金を持ち逃げすることになっていた。

計画を成功させるカギとなる部分は、ボヤに気づいた誰かがすぐに消防車を呼び、冷蔵庫にいる被害者のリサを救出することだった。

【ウォークイン冷蔵庫】

(via bergfreezer)

だが不運なことに、くずかごの中で起こしたボヤは、予想以上にゆっくりとくすぶっていたので、翌日の朝に従業員がやってくるまで気づかれなかった。その従業員はドアを開けたことでボヤが勢いづいたため、消防署に連絡をとった。消防士によってボヤは鎮火され、リサは冷蔵庫からようやく救助されたが、半ば意識不明の状態だった。

彼女は病院にかつぎこまれたものの、低体温症でまもなく亡くなった。その後、警察はバーガーキングの袋に現金を詰めて持っていた34歳の店長を逮捕した。店長は、涙ながらに犯行の詳細を吐露した。

店長の供述によっても確かめられているが、被害者役のリサはダクトテープを容易に解くことができた。彼女の遺体には強く拘束した痕は残っていなかった。しかも冷蔵庫にはカギはかけられていなかったから、彼女はいつでも逃げられたのだ。

6.裏庭で見つけた地雷でロシアンルーレット

(via wikimedia)

1999年、カンボジアでは数十年続いた内戦のため、その戦闘に使われた不発弾が様々な場所で発見されていた。当局は、たとえ不発弾を見つけても触れないよう警告していた。

【カンボジアの不発地雷警告看板】

(via worldnomads)

それを守らなかったのが、3人の男たちだった。彼らは事故が起きたとき、地元のバーで酒を飲んで語らい合っていた。何時間も過ぎて、3人とも相当に出来上がっていたようだ。

その中の一人が、裏庭で見つけた不発地雷を持ち出してきた。そして地雷をテーブルの下に置き、ロシアンルーレットを始めたのだ。

彼らは順番に酒を一気飲みし、地雷を踏んでいった。この様子を見ていた他の客は、逃げ出した。案の定、ルーレットの開始から数分後に地雷はとてつもない轟音とともに爆発した。3人とも死亡し、あまりの爆発力のため、遺体の肉片すら回収することができなかった。

7.妻を8階から投げた男

(via worldnomads)

1998年にブエノスアイレスでおきた奇妙な死亡事故は、夫婦の口論がきっかけだった。夫婦喧嘩が白熱して怒りが頂点に達した25歳の夫は、20歳の妻を8階アパートのバルコニーから投げ落としたのだ。

妻は、運良く電線に絡まって地面に激突はまぬがれた。それを見た夫はうろたえ、なぜか自分も飛び降りた。夫が飛び降りた理由は推測するしかない。妻を助けるためだったのか、怒りの追撃をくらわせようとしたのかは、もう死んでしまったから知ることはできないだろう。

妻のほうは、電線から近くのバルコニーに避難し助かった。

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雑学

Posted by uti