出産するまで妊娠に気づかなかった驚くべき女性達
妊婦が9ヶ月もの妊娠期間中、妊娠に気づかないことなんてあるのだろうか。通常は妊娠4週目から月経の停止や吐き気、嘔吐、胸のはりなどが現れ、その後医者の診断によって妊娠が確定する。
しかし実際には、出産直前までお腹の中に子どもがいるとは知らなかった女性が数多くいる。ある研究調査では、出産直前の陣痛まで妊娠に気づかない妊婦の数は2500人に1人に上るという。また妊娠5ヶ月目まで気づかない妊婦は、400～500人の1人とされている。
今回は、このような女性たちの実例ををご紹介していこう。
1.出産10分前まで妊娠したとは気づかなかったモデル
(via erinlangmaid)
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オーストラリア人のモデル、エリック・ラングメイドさん（23歳）が妊娠に気づいたのは、自宅のトイレで出産する10分前のことだった。
(via erinlangmaid)
彼女は出産する直前までいつもどおりの生活を送っていた。妊娠期間中に身体的な変化が何もなく、服のサイズも全く変わらなかった。お腹が膨らんだり、つわりの症状が出たりすることが無かったという。しかも避妊をしていたので、自分が妊娠しているとは全く思わなかったと話している。
(via erinlangmaid)
出産の際、自宅にいた夫のカーティさんは、妻の叫び声を聞いてトイレに駆けつけた。彼はトイレの床に彼女と生まれたばかりの赤ちゃんを見つけ、衝撃を受けたという。それからすぐ救急車を呼んで、二人を病院に運んだ。
(via erinlangmaid)
生まれたばかりの赤ちゃんは3373gの健康な女の子だった。母親となったエリックさんも健康そのもので、陣痛から数分で出産に至ったため、母体の負担はかなり少なかったようだ。
2.妊娠から46年後、石化した胎児を産んだ女性
(via unbelievable-facts)
2001年、モロッコに住む75歳のザフラー・アブタレブさんは、突然の腹痛に襲われた。心配した息子は、医者の元に母親を連れて行き受診させた。
最初は腹が突き出ていたことから卵巣腫瘍が疑われたが、MRI検査の結果、驚くべきことに彼女のお腹には46年前に妊娠した石化胎児が見つかった。その後手術によって、その胎児は取り除かれた。
(via radiopaedia)
石胎は石化した赤ちゃんのことで、本来なら子宮内に育つはずの胎児が、横隔膜より下部の腹腔内で育ってしまうことで起きうる。これまでに300例しか報告されていない。
通常は中絶手術によって除去されるか、胎児が死亡して体内で自然に吸収されるのだが、胎児がある程度大きくなった状態で死亡すると自然分解できず、免疫反応によって母体を炎症から保護するため胎児の石化が起こる。
(via baomoi)
彼女の場合、この石胎は46年前に取り除かれるはずだった。彼女は陣痛が始まった後に、帝王切開を受ける予定で医者のところへ行っていた。だがその医者から帝王切開手術を受けていた他の妊婦が、激痛にもだえながら死ぬのを間近で見て怖くなり、病院から逃げ出したそうだ。
数日間耐え難い痛みが続いたが、流産することもなくそれ以降痛みは止んだ。彼女はこの現象を、モロッコの言い伝えとして知られる「眠れる赤ちゃん」だと信じた。これは神様が母体を守るために、魔法で赤ちゃんを休眠状態にし、時が来たら赤ちゃんを目覚めさせ、誕生させるというものだ。
(via My Story)
彼女はそう信じていたので、突然の腹痛に襲われる75歳まで普通の生活を送り、腹腔に石胎を宿しながら3人の子供を産み育てた。
3.クリスマスシーズンだから太ったのかと思ったら、出産1時間前に妊娠していたことを知る
(via usatoday)
2015年、キャサリン・クロパスさんは腰に刺されるような痛みを感じ、夫と共に病院へ受診しに行った。最初の検査では妊娠5週目と診断された。
しかし看護師が子宮の状態を確認したところ、既に子宮口が9㎝開いており、破水直前の出産間近であると判明したのだった。その事実が明らかになってから約1時間後に、緊急の帝王切開で赤ちゃんは無事に生まれた。
(via theblaze)
キャサリンさんと彼女の夫は、将来子供を持つことを考えてはいたが、23歳という若さで両親になる予定はしていなかったそうだ。避妊もしていたという。
しかも出産直前まで妊娠の兆候がほとんど現れなかった。つわりも無かったし、生理も毎月来ていた。足首のむくみが気になったが、週50時間の慣れない立ち仕事のせいだと思っていた。
(via usatoday)
またニュースメディアに対して彼女は「クリスマスシーズンだから体重が増えたと思っていたの。まさか妊娠しているとは思わなかった」と取材に答えた。