人間の残酷さを示す知られざる事件
インドネシアのバリ島で起きた恐ろしい事件
(via coconuts)
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この女の子の名前は、アンジェリン。
母親はこの子を育てるだけのお金が無かったため、裕福な家庭を持つマーガレッタ家に養子として引き取ってもらうことにした。
(via indonesia-indonews)
マーガレッタは、母親にアンジェリンの世話をすると約束した。しかしマーガレッタはその約束を破った。アンジェリンを奴隷のように扱ったのだ。
(via thejakartapost)
毎朝、アンジェリンは学校に行く前に何千羽もの鶏の世話をしなければならなかった。アンジェリンが鶏にエサをあげるのが少しでも遅れたら、マーガレッタはアンジェリンをぶった。
(via liputan6)
マーガレッタによるひどい仕打ちと何千羽もの鶏の世話のせいで、アンジェリンの体はあざだらけで、悪臭を放ちながら学校に通わなければならなかった。
それからまもなく、アンジェリンは行方不明になった。
(via coconuts)
事件の時系列はこうだった。
2015年5月16日：マーガレッタの家族によって、アンジェリンの捜索願が出される
5月17日：マーガレッタの家族がアンジェリンの捜索援助を願って、フェイスブックにアンジェリンに関する情報を掲載
5月18日：警察は、事件の目撃者とされるマーガレッタとアントニウス（メイド兼警備員）、スジアナ（マーガレッタの家の一部を借りていた人物）に取り調べを行う
5月24日：KPAI（子どもと母親を守る団体）のチーフであるアリストが、マーガレッタ家を訪れる。アリストがアンジェリンの部屋をチェックしたところ、異臭がしたため、警察に異臭を報告。
6月5～6日：二人の職員がマーガレッタ家を訪ねたが、マーガレッタは二人を入れることを拒否。
6月10日：警察がマーガレッタ家を再び訪れる。警察は鶏小屋近くの裏庭で、鶏の糞が積まれた小山を発見。その山を掘ると、人形を抱いたままのアンジェリンの遺体が見つかった。
アンジェリンの遺体はひどく腐敗していた。体は縛られて傷だらけで、内臓の一部が失われていた。警察官の中にはアンジェリンの遺体を発見したときに、涙を流している人もいた。
(via detik)
検死の結果、死因は頭部外傷であることが判明した。そのほかにも顔、首、手、足にアザのような暴力の痕跡、背中にはタバコによる火傷痕、首の周りにプラスチック製のロープの痕跡が見つかった。
犯人らはアンジェリンの首を絞めたり、壁に頭をぶつけたり、性的暴行しようとしていたのである。その人物こそ、マーガレッタとメイドのアントニウスだった。
マーガレッタはアンジェリンを殺害した後、捜査撹乱のためアントニウスに150万円を払って、アンジェリンの遺体を暴行した後、埋めるよう命令していた。
(via detik)
その後裁判で、マーガレッタは無期懲役、アントニウスは懲役10年を言い渡された。
(via simomot)
安らかに眠れますように、アンジェリン。もう痛みに苦しみ、涙を流す必要はない。あなたの笑顔は、私たちの心の中から消えることはないだろう。
ネットいじめ
(via Ashley Love Lace)
この子は、アシュリー・ラブレース。
彼女はインスタグラムの有名なモデルであり、インフルエンサーでもあった。自身のインスタグラムで可愛らしいモデル写真を公開し、17歳にして50万人以上のフォロワーを獲得していた。だが彼女はもういない。
(via Ashley Love Lace)
アシュリーは可愛くて、みんなから愛されて、完璧な生活を送っているように見えた。しかし残念なことに、その裏側で全く異なった現実を生きていた。
アシュリーは常にうつ病と闘っていたのだ。母親はアシュリーの腕の切り傷に気づいていた。さらに悪いことに、アシュリーは「バービー・ダ・ブリー」と呼ばれるソシオパス（人格障害者）の標的にされていた。
(via Barbii da buly)
アシュリーは延々とこの男からイジメを受け、2019年1月21日に自ら命を絶った。
バービー・ダ・ブリーとは何者か？
(via Barbii da buly)
この男の本名はタイラー・エドモンズ。シカゴに住むアマチュアのA○撮影家であり、レストランのレジ係として働き、トランスジェンダーであることを自認していた。
バービーは、基本的に他人をいじめるのが好きだと公言していた。自分自身が、アシュリーの自殺の動機になったことを自慢し、誇りに思っていた。
バービーは「彼女が地獄で眠っている」と言い、「いつか死ぬことになる人間が死んだだけ」とも言い放っていた。
それだけではなく、ネットいじめを批判する動画を公開したリアというYouTuberまでターゲットにしていた。
バービーは彼女をいじめるために、インスタグラムに複数のアカウントを作って誹謗中傷をし、彼女がネットで販売している商品に否定的なコメントを大量投下していた。彼女はもう耐えられないと泣きながら動画を作って公開した。
(via Ashley Love Lace)
バービーは人々をより深いうつ病の穴へと導いた。そしてその一人を自殺に追いやった。ただ嫉妬という感情だけで。バービーから見れば、アシュリーは文字通り完璧な人生を過ごし、すべてを手に入れているように見えた。