死亡者も。TikTokで流行した危険すぎる行為

TikTok(ティックトック)は、十代に人気の動画SNS。YouTubeと似ているが、YouTubeよりも動画が短く、誰でも簡単に動画投稿でき、拡散力が高いため、多くの若者が動画を投稿している。しかし注目を集めたり、フォロワー数を増やすために危険な動画が流行りやすい。

今回はTikTok上で流行した危険なチャレンジを3つご紹介していこう。いずれも命に関わる危険行為なので、絶対にしてはならない。

1.スカルブレーカーチャレンジ

(via worldofbuzz)

スポンサーリンク

スペインから始まった「頭がい骨割り」を意味するこのチャレンジは、死亡者が出ている非常に危険な行為である。そのチャレンジは、横一列に並んだ3人の学生がジャンプを順にしていく。真ん中の学生がジャンプする時だけ、両側にいる学生はジャンプ中の学生を足で蹴って転ばせる。

【スカルブレーカーチャレンジの動画】

転んだ学生は地面に叩きつけられることになり、頭や背中、首などぶつかった場所によっては大きな怪我を負う可能性がある。このチャレンジは2020年2月頃からTikTok上で流行し、世界中でこの動画を真似して遊ぶ子どもが急増した。

【顔面を縫う大怪我を負った子ども】

(via newyorkpersonalinjuryattorneysblog)

その結果、何十人もの子どもが病院に運ばれる事態になった。アラバマ州の男の子は腕を骨折、アリゾナ州の男の子は顔面を縫うほどの大怪我をし、ブラジルの女の子は頭を強打し亡くなった。3人とも、何が起こると知らずにジャンプさせられたという。

【亡くなった16歳の女の子、エマヌエラ・メディルシュさん】

(via rojakpot)

2.ペニーチャレンジ

【ペニーチャレンジの動画】

「コンセントチャレンジ」とも呼ばれており、コンセントに充電器のプラグを半分ほど挿した状態でプラグに硬貨を落下させるというものだ。動画で見ると分かるように、硬貨が充電器のプラグに接触すると大電流が流れ、火花が出る。

【ペニーチャレンジで焦げたコンセント】

(via Wave 3 news)

このイタズラを写した動画はTikTok上で合計数百万回「いいね」され、2020年1月ごろから学校の電気系統が破壊される事故がたびたび報告されている。

マサチューセッツ州の高校では、ある生徒が教室のコンセントでこのチャレンジを行ったために、学校生徒1700名全員が緊急避難することを余儀なくされた。大規模な火災にこそ至らなかったものの、コンセントからは煙が出ていて、電気系統のショートですべてのコンセントが使えなくなった。被害額は少なくとも8万円に上るという。

【硬貨を落下させた直後】

(via thesun)

これだけで済んだから良かったものの、最悪の場合には壁の中での火災や、散った火花から他の物に燃え移って人命に関わる火災が起きることもあるそうだ。

3.シリアルチャレンジ

【シリアルチャレンジ動画まとめ】

これも最近1月ごろに流行りだしたゲーム。その内容は、一人があおむけになって、もう一人が横になった人の口にシリアルと牛乳を突っ込む。そしてその口に突っ込んだシリアルを、スプーンで食べるというチャレンジである。

(via popbuzz)

このチャレンジは、フォロワー数の多いユーザーが始めてから拡散され、真似する人が増えた。今のところ事故は起きていないが、仰向けになった状態で食べ物を詰めこむと気道に入り込んで窒息を起こしやすく、最悪の場合死亡事故に発展することがありうる。

スポンサーリンク



雑学

Posted by uti