256歳?!世界最高齢を主張する人々

現在のところ、確証のある史上最も長生きした人は、フランス人のジャンヌ・カルマンさんで122歳である。ジャンヌさんは女性で、男性だと木村 次郎右衛門さんの116歳だ。

しかし確証は得られていないが、この人たちよりも長生きしたとされる人物は数多くいる。今回はそのうちの3人をご紹介していこう。

1.ムバフ・ゴト(1870/12/31~2017/4/30) 146歳

(via Allthatinteresting)

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インドネシアの中部ジャワ州出身のムバフさんは、インドネシア政府が認めた世界最高齢の人物である。彼の身分証明書には、1870年生まれであることが記載されている。彼はあまりにも長生きしたため、妻4人と兄弟姉妹10人全員を亡くし、そして彼の子どもたちも全員亡くなってしまった。

【ムバフさんの身分証明書】

(via weirdasianews)

彼は長生きの秘訣について、「忍耐こそが重要」だと語った。またここまで長生き出来たのも、私を愛する人たちが面倒を見てくれたからだと感謝していた。

【タバコをたしなむムバフさん】

(via medicalbrief)

彼は死ぬ前までヘビースモーカーであったという。それにも関わらず、146歳まで長生きした。死因は老衰による心不全だった。

インドネシア以外では認められていない記録

【146歳のときの動画】

インドネシアでは、1900年以前まで出生記録が取られていなかった。そのため彼の年齢は正確には分かっておらず、何かしらの誤りがあるのではないかと思われる。

彼自身も自分の誕生日を思い出せなかったが、1880年に地元で砂糖工場が建設されていたことは覚えていた。当局は彼の証言に基づいて、2010年に140歳以上として登録し、2014年に1870年生まれとする身分証明書を発行した。

2.李青曇(り せいどん)【1677年~1933/5/6】 256歳

【1927年の写真、当時250歳?】

(via wikimedia)

中国・清時代の公文書には、「1827年、李青曇が150歳の誕生日を祝った。1877年には200歳の誕生日を祝った」という記録が残っている。この公文書は1928年に発見され、それが1930年に米紙タイムズで報道されると、彼の存在は一躍有名になった。

【若い頃の李青曇】

(via bizarrejournal)

李青曇は1677年四川省に生まれ、10歳で漢方医として働き始めた。彼はチベットやベトナム、タイにまで行き、霊芝やクコの実、チョウセンニンジン、ツルドクダミ、ツボクサを採集して売った。

【李青曇が処方し、自らも食べ続けた薬草】

(via wikimedia)

この仕事は、彼の代わりに他の人が採集するようになるまで、1世紀以上続けていたという。彼自身もこれらの漢方に加え、米酒を40年に渡って毎日食べ続けたそうだ。

【武道家でもあった】

(via pixbay)

1749年の71歳のときには、武道の師範、戦術アドバイザーとして地元の軍隊に招かれている。そして1927年には国民革命軍の楊森将軍の邸宅に招かれ、ここで上記一番上の写真が撮影された。

彼は一生の間に23回結婚し、200人以上の子供をもうけたとされている。1933年に彼が老衰で亡くなったとき、24番目の妻はまだ60歳だった。

彼はあるとき長寿の秘訣について聞かれたところ、こう答えた。「心を穏やかに保ち、亀のように座り、鳩のように活発に歩き、犬のように眠ることだ」

3.羅美珍(ルオ・メイジェン) 【1885/7/9~2013/6/4】 127歳

(via ignboards)

127歳で亡くなった羅さんは、中国が公認した世界最長寿である。彼女の戸籍上の生年月日は1885年7月9日となっており、出生地は少数民族のヤオ族が暮らす巴馬である。

(via wort)

この地域はきわめて長寿な人が多いことで知られ、110歳を超える人が10万人あたり31.7人となっている。しかし中国で出生記録を取り出したのは1949年以降のため、彼女の年齢は正確性に欠けているところがある。

【家族と127歳の誕生日を祝う】

(via dailymail)

羅さんは十分な教育を受けていないため読み書きは出来ない。農家、そして主婦として生涯働き続けた。性格は親切だが、強い意志を持ち、頑固だと言われた。彼女は老衰で2013年に亡くなった。亡くなった時には、孫の孫である玄孫が数人いた。

参考元:Luo_MeizhenLi_Ching-Yuenbbc

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雑学

Posted by uti