世界の怖い未解決事件
今回は3つのホラーな未解決事件をご紹介していこう。
船からのSOSメッセージ。救助船が駆けつけると・・
(via mysteriousfacts)
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1948年2月、オランダ船籍の貨物船オーラング・メダン号から救難信号が入った。その船の電信技手は「船長を含む乗員が海図室と船橋で仰向けになって死んでいる。おそらく乗組員全員が死んでいる」と伝えた。そして最後に「私も死ぬ・・」と悲痛なメッセージを残して、信号は途絶えた。
数時間後、救助船が駆けつけた。救助隊員はオーラング・メダンの乗組員に呼びかけを行ったが反応はなかった。そして彼らがその船に乗り込んで見たのは、凄惨な光景だった。
(via raj ma)
全ての乗組員が、腕を宙に伸ばし、目を開けたまま、恐怖の表情で仰向けになって死んでいたのだ。船に乗っていた犬までも、見えない敵に威かくするように死んでいた。
救助隊員は本格的な調査を行う前に、オーラング号を港に牽引することに決めた。しかしその途中でオーラング号の船体から煙が上がり、爆発して沈没した。
(via bagno)
今日に至るまで、オーラング号に一体何が起きたのかは謎のままである。ある仮説では、海賊が乗組員を殺害して船を放棄したという。
あるいは海水と反応して有毒ガスを発生する青酸カリや爆発物であるニトログリセリンなど、違法貨物を輸送していたという可能性も存在する。
2.毒を放つ女性。治療した医師が次々と倒れていく
(via ranker)
グロリア・ラミレスさんは、末期の子宮がん患者だった。亡くなる当日の1994年2月19日、彼女は頻脈などの症状で、カリフォルニアの病院の救急科に運ばれた。
医療スタッフは治療の過程で、彼女の体が少し脂っぽく、ニンニクと果実臭がすることに気づいていた。また採血した血液は亜麻色の物体が浮遊し、アンモニア臭がしていたという。
(via wikipedia)
その採血からすぐに、一人の看護師が吐き気と軽い頭痛で救急処置室を離れた。今度は同じ処置室にいた医療スタッフが失神を起こした。そして次々に呼吸困難や筋けいれんなどの症状を訴える人が出てきた。その数は合計23人に上った。
(via morbidology)
この事態を受けて、医療スタッフは病院内の患者全員を外の駐車場に避難させ、最低限の人員でグロリアさんの治療にあたった。だがグロリアさんは、がんの合併症による腎不全で亡くなった。
症状が出た23人のうち、5人が入院を余儀なくされ、その中の一部は集中治療室に2週間滞在することになった。
毒が発生した原因は?
(via pexels)
最初は、パニックが集団内で連鎖する「集団ヒステリー」が原因だと考えられていた。しかし調査を進めるうちに、患者がジメチルスルホキシド(DMSO)という鎮痛剤を皮膚に自己投与していた可能性が浮上した。
(via csilverdirect)
DMSOはニンニクの臭いがし、店頭ではジェル状のものが売られている。彼女の体が脂っぽかったのは、これを購入して塗っていたのかもしれない。
この薬物自体は毒性が低いものの、医療スタッフが患者に行った酸素投与と電気ショックなどによってDMSOが化学変化し、極めて有毒なDMSO4が発生した可能性がある。
だがこれらは全て推測に過ぎず、患者の遺体は危険かつ汚染されていて検死もできなかったことから、未だに真相は闇のままだ。
3.消息不明の少年が見つかったと思ったら、恐ろしいことが判明
(via vocal)
1994年6月、テキサス州に暮らすニコラス・バーグレー君(当時13歳)が、友達とバスケで遊んだ後に消息不明になった。それから3年後、両親に驚くべき電話がかかってきた。
(via allthatsinteresting)
児童買春組織に誘拐され逃げてきたニコラス君が、フランスで見つかったというのだ。
(via tumblr)
三年ぶりに会ったニコラス君はあまりにも様変わりしていた。彼の話す英語はフランス語なまりで、青い瞳は茶色くなっていた。ニコラス君は、売春組織に目の色を変えられてしまったと話し、両親を納得させた。
(via wikimedia)
家族はそれから5ヶ月ほどニコラス君と過ごした。しかし1997年後半、この誘拐事件に関するテレビ特番の制作に協力していた探偵は、ニコラス君の正体に疑惑を抱き始めた。このニコラスと名乗ってきた男は、本物なのかということだ。
(via tumblr)
探偵が失踪前のニコラス君とこの男の写真を見比べると、明らかに耳の形が違っていた。その後FBIが調査に乗り出し、この男のDNAと指紋の検査を行った。
その結果、この男はニコラス君とは全くの別人であることが判明した。ニコラスくんは一体どこへ行ってしまったのか。
この男は、なりすましの常習犯。少なくとも500回以上の類似事件を起こしていた
(via wikimedia)
なりすまし犯はフレデリック・ブルダン(45歳)というフランス人で、この男はニコラスくんの行方不明のニュースを耳にして、わざわざパリからテキサスに渡米していた。
(via telegraph)
フレデリックの容疑は、これだけではなかった。192名が亡くなったマドリード列車爆破テロ事件の犠牲者の息子を名乗り、悲劇のヒロインを演じた。それが嘘だと分かると、フランス政府から国外追放された。
また15歳の孤児のふりをして、自身は31歳であるにも関わらず高校に通っていたことがある。フレデリックは若者の格好をして、後退した額は野球帽、青ひげは脱毛クリームでそれぞれ隠していた。
(via birdinflight)
フレデリックはこのような成りすましを、少なくとも500回行っていた。その動機は、子供のころに得られなかった愛情と関心が欲しかったからだという。
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コメント一覧
ちょっと不謹慎かもしれないけれど、こういう記事興味深くてとても好きです
最近のこのサイトの記事のサムネイルは目が多いな…
えっ ニコラス!?