世界の神童・天才的な子どもたち10人
今回は、幼少期からある分野において突出した能力を持っていた子どもたちをご紹介します。
1.暗算の天才、プリヤニシ・ソマニ
（出典：10Awesome）
1998年生まれの彼女は、暗算に突出した才能を持っている。暗算とは、頭の中でかけ算や足し算などの計算を行うことであり、彼女はそれを6歳から練習し始めた。
11歳で、暗算能力を競う暗算能力ワールドカップ2010に参加し、最年少で全てのタイトルを獲得。そしてその大会の中で、彼女は唯一、全ての計算を100％の正答率で答えたのである。
大会の問題は、例えば6ケタから8ケタの平方根を求める問題（√32239684=5678など）であったり、10ケタの数字を10回足した和を求める問題であったり、8ケタのかけ算（32239684✕52739684など）であった。彼女のこれらの偉業は、ギネス記録に認定された。
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2.世界記録を3つ保持している、マイケル・カーニー
（出典：SoundCloud）
1984年生まれのマイケルは、10歳で3つの世界記録を樹立した。6歳で高校を卒業、10歳で大学を卒業し、高校入学、同卒業、大学入学をいづれも最年少で達成したのである。しかもさらに驚くことに、彼の成績は全て最高スコアで、首席であった。
マイケルが最初に話し始めたのは生後4ヶ月のことであったという。一般的な子どもは、およそ1歳ごろに意味のある言葉を話し出すというから、彼の知能の高さは明らかだろう。そして彼は生後10ヶ月で文字が読めるようになったという。
2008年にはテレビのリアリティーショー、ミリオネアに参加し、1億円を獲得して本物の億万長者になった。現在彼は、化学の博士号を取得し、大学講師として働いている。
3.ノーベル賞に最年少でノミネートされたグレゴリー・R・スミス
（出典：Kizaz）
1990年にアメリカ、バージニア州生まれたグレゴリーは、生後14ヶ月目にして本を暗記し、暗唱できるようになったという。10歳で名門のバージニア大学に入学し、16歳のときに修士号を取得した。
彼は、子供の人権を守る活動家として世界中を飛び回っていることでも知られ、その活躍が評価されて12歳の時には、史上最年少でノーベル賞にノミネートされている。その後彼は、世界中の子どもの権利と平和を守るための組織を立ち上げ、熱心に活動を行っている。
4.近代哲学の中心的人物、ソール・クリプキ
（出典：Top）
クリプキは、近代哲学を築いた中心的人物である。彼は1940年11月13日、ニューヨークに生まれ、ネブラスカで幼少時代を過ごした。
彼は早熟の天才と言われている。6歳の時に古典ヘブライ語を習得し、9歳ではシェイクスピアの全作品を読破した。また小学校卒業までには、デカルトの作品から彼の考えを自分のものにし、大学レベルの数学もマスターしていた。
17歳で、様相論理と呼ばれる非常に難解な哲学に関する論文を書いて発表。その後彼はハーバード大学を成績上位で卒業し、プリンストン大学名誉教授にまで上り詰め、数理論理学、言語哲学、数理哲学、形而上(けいじじよう)学、認識論の全てにおいて、大きな貢献を果たした。
5.天才画家、アリータ・アンドレ
（出典：Excite）
2007年1月9日生まれのアリータは、生後9ヶ月から活躍しているシュールレアリズムの画家。
2歳のときにギャラリーで彼女の作品を展示したところ、それらが芸術家たちの目に留まり、世界各地で高い評価を受けるようになった。
（出典：Excite）
彼女の画風は、一時代を築いたアメリカ人抽象画家のジャクソン・ポロックを彷彿させるもので、素晴らしい技術とセンスがあるとの評価を受けている。実際に彼女の作品の中には、240万円の値が付けられた絵画もある。
その後、彼女は4歳でニューヨークに個展を開くほどになり、現在も画家としての道を邁進している。
（出典：Excite）
彼女のアートパフォーマンス動画
6. 3歳の歌手、クレオパトラ・ストラタン
（出典：Alchetron）
クレオパトラは、わずか3歳で歌手デビューを果たしたルーマニアの人気歌手である。
彼女は2002年10月6日、モルドバ共和国に生まれた。3歳の頃から、彼女は人気歌手である父のレコーディングスタジオに出入りしていた。ある時彼女は、スタジオで突然マイクをつかみ、自分の歌を披露する。父親が録音した歌声を仲間に聞かせたところ、その歌唱能力の高さを評価され、それをきっかけに歌手デビュー。
デビュー曲の「ギツァ」は、ルーマニアのシングルチャートで6週連続1位、デビューアルバムはルーマニア国内だけで15万枚以上を売り上げた。また彼女は、世界最大の音楽イベントMTVビデオ・ミュージック・アワードにおいて、史上最年少で賞をもらっている。
彼女を代表する曲、ギツァ
7.パソコンの天才、アルファ・カリム
（出典：Vimeo）
パキスタン出身のカリムは、パソコンスキルで非凡な才能を示した人物だった。彼女は1994年生まれで、2004年の9歳の時に、史上最年少でマイクロソフト認定プロフェッショナル（MCP）に合格した。MCPは、マイクロソフト製品の実践的スキルや幅広い知識を認定する資格で、サーバの運用スキルやネットワークセキュリティの設定など専門的な知識を必要とする。
彼女はその有望さから、ITのプロが集まるTedEDなど、様々な国際的フォーラムに招かれている。またパキスタンのラホール市には、彼女の名前にちなんだサイエンスパークが建造された。
さらに彼女はマイクロソフトの創設者であるビル・ゲイツに招かれ、アメリカのマイクロソフト本社も訪れるほどだった。だが惜しくも彼女は、2012年1月14日に、16歳の若さで心不全により亡くなった。
8.外科手術を7歳で行った、アクリト・ジャスワル
（出典：YourStory）
IQ146の彼は、インド一頭が良いと言われている。彼の驚くべきところは、7歳で外科手術を成功させた事である。手術は、腕に負ったやけどに対して行われた。患者は貧困家庭で暮らす8歳の少女であり、治療を受けられる見込みがなかったため、少女の両親が彼に対して強く望んだ結果、行われたものだった。
その後、彼は小中学校には行かず親から英才教育を受け、12歳で高校に入学、16歳で大学院に進学した。現在は、癌とエイズの特効薬を研究している。
9.史上最年少で修士号取得、タターガタ・アバター・トゥルシー
（出典：Eface）
インドの物理学者であるトゥルシーは、神童としてよく知られた人物である。1987年生まれの彼は、9歳で高校を卒業し、10歳で大学の学士号を取得、そして大学院を史上最年少の12歳で卒業し修士号を取った。22歳のときには、国内の最優秀研究機関であるインド理科大学院で博士号を取得した。
彼はタイム誌で、先天的に高度な知的能力を持つ”ギフテッド”として特集が組まれたこともあり、現代を生きるギフテッドの代表的人物と見なされている。
10.アインシュタインを超えるIQを持つ、キム・ウンヨン
（出典：MBT）
キム・ウンヨンはかつて、世界一頭が良い子どもと言われていた。1962年に韓国に生まれた彼は、アインシュタインのIQを超えるIQ210という数値を叩き出し、2010年にギネス世界記録に認定されている。
彼は生後6ヶ月で、韓国語、日本語、英語、ドイツ語を話し始め、4歳のときにはそれらで読み書きできるレベルに達していた。彼はまた4～6歳の時に、韓国にある漢陽大学の物理学科に非正規学生として招かれた。
そして15歳で、コロラド州立大学にて博士号を取得。その後、韓国にある新韓大学の准教授として研究に勤しんでいる。