史上最悪?!恐ろしい昔の不衛生なトイレ

古代ローマの共同トイレは、歴史上最も不衛生なトイレであったかもしれない。

(via history)

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古代ローマ時代のトイレは、用を足すのと同時に社交の場としても使われていた。トイレには穴が開いた長い木製のベンチがあり、その穴の下には水が流れていたとされる。

現代のようにトイレの間に仕切りがなく、用を足している周囲の人と顔をあわせながら排便をするのが当たり前だった。

【実際の古代ローマのトイレ】

(via wikimedia)

排便した後は、棒につけたスポンジで自らのお尻を拭き取っていた。そして恐ろしいことに、古代ローマ人が使っていたそのスポンジは共用のものだったとされている。

排便後、誰もが同じスポンジを使ってお尻をキレイにしていたかもしれないのだ。棒についていたスポンジは、キシロスポンギウムと呼ばれ、以下の写真のようであった。

【キシロスポンギウム】

(via wikimedia)

このスポンジは、塩水や酢に浸したままになっていた。これが細菌の温床となり、便所内に病気を蔓延させる原因となったのは言うまでもない。

貧乏人は、共同トイレを使うことさえ許されないことがあった。そのため、排便後は小石を使ってお尻を拭き取っていたという。一方で金持ちは、共同トイレに到着する前に召使を送って便座を温めさせたそうだ。

トイレが開きっぱなしになっていると、ネズミや他のげっ歯類が引き寄せられ、誰かのお尻が不運にも齧歯類に噛まれる危険があった。

またメタンが蓄積する問題も起きていて、時々それが発火して、うんこが爆発する不快な経験をする人もいたという。

(via look4ward)

多くの人が冗談交じりに、古代ローマのトイレから生きて出るためには「魔法」と「運」が必要だったと話している。実際に古代ローマ時代の人々は糞をしている時に、ローマの女神フォルトゥナに助けを求めて祈りを捧げていた。

豚便所:豚小屋に便所を作り、ブタに大便を食べさせる

(via Jason Almendra)

約2500年前の秦代に普及した豚便所は、便所と豚小屋が一体化したものだった。豚小屋の上に落下式の便所を設け、人が用を足すとブタの餌入れに落ちる仕組みになっていた。

【漢時代の豚便所の模型(西暦25~220年)】

(via wikipedia)

ブタは尿を好んで飲むことはないが、大便についてはある程度食べた。特に古代の中国人は、野菜をよく食べていたので、未消化の野菜成分が含まれており、ブタはそれを栄養として取り入れることができた。

豚便所のブタは、エサを全て人糞でまかなっていたわけではなく、エサの一部であって、藁なども与えられていた。この便所が普及したことで、新たな市場も生まれた。豚便所のし尿を回収して、安価な肥料として販売し、一儲けする農民たちが現れたのだ。

【20世紀初期の豚便所(沖縄)】

(via wikipedia)

現在も一部の古い集落には、豚便所が残っている。また大正時代まで沖縄や奄美諸島にもこのような豚便所が存在していた。

【海外では未だに現役のところもある(インド、ゴア)】

(via wikipedia)

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雑学

Posted by uti