実際に起きた臓器売買の恐ろしい話・3つ

海外で起きた臓器売買に関する実話をご紹介していこう。

1.モザンビークの臓器売買組織

(via porndaa)

2004年、モザンビークにあるウクライナ東方カトリック教会のシスターたちが、この地域で大規模な臓器売買組織が暗躍していることを告発した。
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彼女がこの話を知るきっかけになったのは、臓器売買組織から逃げてきた被害者の話からだった。その組織に囚われていた被害者は、臓器を抜き取られ、殺される子供たちを目撃していた。その臓器は移植用としてだけでなく、切り取られた生殖器は魔よけとして売られていたと言う。

シスターたちがその主張を公にした直後、その中の一人が自宅で殴られ、絞め殺されているのが発見された。他のシスターたちも殺害の脅迫を受け、一人は国外への逃亡を余儀なくされた。

この告発を受けて調査が開始されたが、警察はそのような犯罪集団の証拠は見つからなかったと発表した。シスターたちは、この発表を政府の隠蔽工作によるものだと主張している。2016年、シスターらは再調査を求めて訴えたが、その後何のアクションも取られることはなかった。

2.赤ちゃんの売買

(via wikimedia)

2003年1月、イタリアのおとり捜査官が麻薬密売の情報収集に取り組んでいた時、3人のウクライナ人女性から不穏な取引をもちかけられた。その3人のうち1人は妊娠中の売春婦であったのだが、彼女たちは捜査官に隠語で「5ヶ月目の小包」、つまり赤ちゃんを手に入れることに興味があるかどうか話しかけてきたのである。

ただし捜査官が胎児の赤ちゃんを救出するには、闇オークションで競り落とす必要があった。最初の提示価格は約640万円だった。

この入札に現れたのは警察だけではなく何人かいて、その赤ちゃんの臓器、特に心臓と肝臓を買い取ろうとしていた。

悲しいことに、入札に来ていた人達は緊急の移植を必要としている子供の親であったとされている。最終的に、捜査官が約4500万円で競り落とした。

その赤ちゃんが生まれてまもなく、潜入捜査官に手渡され、その時点で出産した売春婦は逮捕された。他の入札者も同様に捜査された。警察は、この売春婦が過去に同じ手口で子供を売っていた可能性があると考え、余罪を調べている。

3.物欲しさに腎臓を売り、寝たきり生活になった若者

(via RTE)

2011年4月、中国安徽省に暮らすリュウさんは、息子のシャオツェン(17歳)が知らぬ間に新品のiPhoneとiPadを持っていることに気づいた。リュウさん家族は貧しく、数十万円もする高価な商品を買えるはずがなかった。

(via gadgetsland)

母親のリュウさんが、それらをどうやって手に入れたのか息子に問いただすと、彼は自分の腎臓を売って手に入れたお金で買ったと白状した。息子の行動に動揺したリュウさんは、警察に通報した。

(via bestkidneyfailure)

警察の調べによって、彼はネット上で腎臓の買い手を見つけ、約33万円の支払いを約束した後、約790km離れた都会の郴州市で会っていたことが発覚した。

手術は市内の個人病院で行われたが、その病院の医者が手術したわけではなかった。病院側によれば、どこかのサラリーマンが病院を貸し切っていたとのことで、警察は結局、その男の居場所を突き止めることができなかった。

(via bestkidneyfailure)

念願のApple製品を手に入れた彼だったが、腎臓摘出時の処置が不衛生だったため、傷口が膿んだり、腎臓の機能が損なわれたりした。腎臓の機能を補うため、彼は人工透析治療に生涯通わなければならなくなり、人生の大部分を病院のベッドで過ごすことになった。

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Posted by uti