嘘みたいな因果応報の実話・5例
因果応報とは、 『人の行いの善悪に応じてその報いも善悪にわかれる』という意味である。今回は善行の結果もたらされた、幸運の因果応報をご紹介していこう。
1.自分の肝臓の半分を、未来の妻に提供していた男性
(via goodhouse)
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クリストファー・デンプシーは、一度も会ったことのない人のために、自分の肝臓の半分を提供した。
彼はほとんど知らない同僚が、末期の肝臓病を患った親類の女性について話しているのを聞いた。その女性は肝臓移植を必要としていたが、彼女の前には11万9千人もの移植希望者が待っていた。
クリストファーはその女性を知らなかったが、彼女が苦しむのはおかしいと思い、自分が適合するかどうかの検査を受けたいと申し出た。
彼が命を救った女性は、ヘザー・クルーガーと言い、肝臓の提供を約束した後に会うことになった。実際に会ってみると、二人はすぐに恋に落ちた。二人は肝臓移植後に交際を始め、彼女の命を救ってから2年後の2016年に結婚した。
2. 9年前に女性が少年を救助。その少年が、彼女の夫の命を救う
(via History and More)
ロジャー・ラウジェは4歳の時、母親と一緒に海に出かけた。ロジャーは一人で海に入って泳ごうとしたが、海面から見えない底流がロジャーを引きずり込んだ。
ロジャーはあやうく溺れ死ぬところだったが、アリス・ブレイズという見知らぬ女性が海に飛び込んで、ロジャーを岸に引き上げ、命を救った。
それから9年後、13歳のロジャーは、同じビーチに出かけていて、「夫が溺れているの!」という女性の叫び声を聞いた。ロジャーは、それが以前に会ったことのある女性だとは気づかなかったが、とにかく行動を起こした。
空気注入式のイカダに飛び乗り、その男性のところまで漕いで、溺れた男性を引っ張って命を救った。
アリス・ブレイズは、夫の命を救った青年が、かつて自分が命を救った4歳の少年であることにその時初めて気がついた。
3.献血によって、自分の病気を知らずに治療していた男性
(via packers)
ジム・ベッカーが献血を始めたきっかけは、グリーンベイ・パッカーズ(NFL)の熱心なファンであったからだ。
ジムはそのチームの試合観戦チケットを買う予算がなかったので、献血でもらったお金をチケット購入の足しにしていた。機会があるごとに、470mlの血液を提供し、自分へのご褒美として観戦チケットを毎回買っていた。
その献血が、ジムは生き延びさせることになった。
1975年、20年以上にわたって定期的に献血を続けてきたジムは、自分が鉄過剰症であることを知った。鉄過剰症とは、臓器に有害な鉄分が蓄積する病気で、通常は定期的に血液を抜くこと(瀉血)で治療する。
ジムは20年近く前からこの病気を患っていたと思われるが、その間、偶然にも献血で治療を行っていたのである。
診断後、医療関係者による適切な治療が行われたが、もし献血をしていなければ、ジムは診断を受けるまで生きられなかっただろう。
誰かの命を救うため、そして偶然にも自分の命を救うために献血をしていたのだ。
4.救った少年に救われた女性
(via cbsnews)
ケビン・ステファンは10歳のとき、兄が所属する野球チームのバット運びをしていて、危うく死にかけた。
ウォーミングアップをしていた少年が不用意にバットを振り、ケビンの心臓が止まるほどの衝撃を胸に与えたのだ。
幸いなことに、ペニー・ブラウンという看護師が群衆の中にいた。駆けつけた彼女は、ケビンに心肺蘇生を施した。そのおかげで、彼の心臓は再び鼓動を取り戻した。
それから7年後の2006年、ケビンは彼女に借りを返すことになった。彼女は、ケビンが働いていたレストランで食事をしていたところ、食べ物を喉に詰まらせてしまった。
ケビンは、かつて自分の命を救ってくれた女性だとは知らず、うめき声を聞いてすぐに駆けつけ、彼女にハイムリック法を施した。詰まっていたものを取り除いてからまもなく、ケビンは彼女が命の恩人だと気づいた。
5. 40万円の指輪を返して、家を手に入れたホームレス男性
(via KCTV)
カンザスシティで物乞いをしていたビリー・レイ・ハリスは、信じられないような幸運に見舞われた。
サラ・ダーリングという若い女性が、彼の目の前にあるコップに小銭を恵もうとしたとき、彼女の婚約指輪が滑り落ちた。ホームレスである彼にとって、手に入れた指輪は大金に値するものだった。
彼は最初、その指輪を質屋に入れようと思っていた。近くの宝石店からは40万円の提示を受けた。しかし罪悪感を覚えて、売るのを止めた。
それよりも、サラに再会するまで待って、彼女に指輪をなくしたかどうかを尋ねてみることにした。
サラは、ビリーが指輪のことを尋ねると、失くした指輪が見つかったことを喜んだ。そして自分を助けてくれたホームレスのために寄付を集めようと、オンラインファンドを立ち上げた。
この物語は拡散され、疎遠になっていたビリーの家族の目にも留まった。ビリーの姉は、何年も会っていなかったビリーを家族の元に戻し、姪や甥に初めて会わせた。そして終わってみれば、サラが立ち上げたファンドには、1850万円以上の寄付が集まっていた。
ビリーはこのお金で、自分の家と車を買い、人生をやり直すことができた。これは、指輪の40万円よりもずっと価値のあることだった。
ディスカッション
コメント一覧
いい事したいと思いました…いい話ですね
。゚(゚´Д`゚)゚
よきよき♡
因果応報というから悪い方かと思ったら良い話だった!(;_q)
いい話
因果応報ってだいたい悪い方を指すよなー。