ほとんどの人が知らない人体の事実・13選

(via Tambako The Jaguar)

人間の体には、チンパンジーと同じくらいの数の毛が生えている。ただ人間の毛は、短くて細い。（New Scientist)

(via wikimedia)

舌骨は、他の骨とはくっついていない”唯一の骨”である。舌骨は、前・後・下方向の筋肉で固定され、舌の動きや嚥下（飲み込む動作）を助けている。(wikipedia:舌骨）

(via Caters Clips)

自分の血を見ただけで失神する人は、血管迷走神経反応が過敏になっている可能性がある。これは生存メカニズムとして発達したもので、死んだふりをするオポッサムのようなもの（health)。

※血管迷走神経反応は緊張やストレスなどで起きる、血圧の低下、脈拍の減少などのことで、一時的に脳への血流が減少することで意識を失う。一般的には血を見たり、長い時間経っていたり、感情的ストレスが原因となる

(via Pxfuel)

録音された自分の声が嫌いな人が多い理由は、いつも聞き慣れた低音域が欠けているから。

自分自身が話すとき、自分の声は空気中を通って耳に戻ってくるのと同時に、骨伝導により頭蓋骨を通って耳に届く。骨伝導は、空気中を通るよりも低周波が伝わりやすい。

一方で録音された声は、空気を介した音しか聞こえない。そのため、自分が思っている声と実際の声との間に違和感を覚える。また、録音された声がいつもより高音に聞こえるのもこれが原因。（the conversation）

(via Wikimedia)

人間には縞模様があるが、普通は見えない。

これはブラシュコ線と呼ばれるもので、胚発生の時期におこる細胞移動や成長経路に一致している。縞模様は、背中にV字型、胸や脇にはS字型の渦巻き、頭は波型を描いている。(wikipedia)

※皮膚や粘膜の疾患が、これらの模様に沿って現れることがある。

人間は、酸素を多く含む液体中で呼吸することができる。だが、液体の密度は空気よりはるかに高いので、15分ほどで疲労して呼吸が困難になると考えられている。

【液体呼吸に使われるパーフルオロカーボン（下部の層）】

(via wikimedia)

現在は重度の肺負傷の治療、未熟児の治療に使われることがあり、将来は深海への潜水や宇宙旅行にも応用できる可能性があるとされる。（参考：液体呼吸wikipedia)

【硬貨と比べた人間の卵子】

(via Next Interesting Level)

人間の卵子は小さいが、人間の目で見れるくらいには大きい。（直径0.1mm)

(via Wikipedia)

39％の人が、膝に余分な骨を持っている。この骨はファベラといい、100年前には11％の人しか持っていなかった（The Scientist）。

※ファベラはヒト科の進化とともに消滅したとされるが、ヒトがチンパンジーから分岐した後、ある時期から再び現れた。最近になって増えたのは、現代人は栄養状態が良く、身長も体重も増加し、膝への負担が大きくなったために発達したのではないかと考えられている。

(via Pxfuel)

平均的な大人の皮膚を剥がしたときの広さは、約2平米で約1.3畳。じゅうたんにするには、ちょっと足りないサイズ感である（重さ3.6kg）。（Howstuffworks)

(via wikimedia)

男性器を起立、固くさせるには、およそ130mlの血液が必要である。一方で平均的なウサギの全血液量は126mlである。（healthline、ABRI）

(via Saintlukeskc)

赤ちゃんは生まれてくるときに、鎖骨を骨折することがある。よく起こるが、すぐに治る（発生率は0.4%～2%）。

そして骨折した場合、鎖骨の上に骨折部分がつながって成長したカルスという小さな出っ張りが形成されることがある。（mountnittany）

(via Wikipedia)

注射器で冷たい水を耳に入れると、目が自動的に水を入れた側に向く。温かい水を使うと、自動的に目が反対側に向く。

これをカロリック反射テストと言い、聴覚や平衡感覚に関わる内耳神経の機能を調べる検査として使われている。この検査法を発見したロバート・バーラニー氏は、1914年にノーベル賞を受賞した（healthline）。

(via Pxfuel)

片方の耳に何かを入れると咳をする人がいる（例：耳かきなどで綿棒を入れる）。これはアーノルド神経反射と呼ばれ、およそ2～3％の人が経験している（pubmed)。