【最悪な結末】本当に後味の悪い話(厳選30話)

2016年9月7日

今回は後味の悪い、最悪なバッドエンドのお話を厳選して30話ご紹介してこうと思います

1.この子がいるから安心

バッドエンド 2
昔見たテレビ番組。
肢体不自由の妻と、内臓に障害があり半分寝たきりで、耳の聞こえない夫がアパートで暮らしている。
夫婦には女の子が一人いる。
小学校低学年のその女の子は両親の朝ごはんを作って学校に行く。
学校帰りに買い物をして、家に帰ってきて洗濯をして晩御飯をつくり、後片付けをする。
夫婦は障害があっても他人の手をかりずに自活する、というポリシーで生活している。
障害者への金銭的な手当ては受けとるが、ヘルパーなど、自分たちの身の回りの世話をする人がアパートに来る事は拒んでいる。
親戚中から結婚を反対されたのを押し切って結婚したので身内からは絶縁状態。
誰もまともに掃除する人のいないアパートの部屋はかなり乱雑な状態。

「私たちは障害がありますが、誰にも迷惑をかけていません。
働けないからお金は受け取っていますが、贅沢はしていません」
と言うのが夫妻の主張。

その妻が妊娠。
二人目の子供が生まれることになった。

「この子が何でもしてくれるから安心。きっと生まれた赤ちゃんもこの子がきちんと面倒見てくれる。
私たちはこの子がいるから安心。この子も兄弟ができたら、きっと楽しいと思う。後は掃除が上手になってくれればいいんだけど。
部屋、汚いでしょ。この子、その辺がまだちょっとね」

笑顔で話すお母さんの横で、洗濯物を黙って畳んでいる疲れた顔の小学生の娘。

子供を産むなとは言わないけれど…見終わって、なんともいえない気持ちになった。

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2.事故に魅入られた先輩

バッドエンド 3
誰もいないので保険屋の彼氏の先輩の話。

保険屋は事故現場に行って作業する事があるんだ。
だから移動手段は車だし、運転は超気を付けているんだよね。
自分が事故っちゃ洒落にならないからってね。
そんな彼氏の先輩が事故に合ったんだ。連続三回くらい。
霊的なものは信じていない彼氏もヤバイと思ったのか
「一度お払いに行った方がいいですよ~」って話をしたらしい。
で、先輩は美人な奥さんとの間に子供が出来たばっかりで
「そんな縁起でも無い事は言うなよ」って感じで流されたんだって。

それからしばらくして彼氏が先輩に呼び出されて飲みに行ったんだ。
飲み始めは仕事の話なんかをしていたんだけど、急に先輩が泣きながら、奥さんにガンが発見されて、もって後1~2年だって言われたらしい。
家にいて奥さんの顔を見ると辛くなってしまう事などを話されたって。
慰めの言葉も見つからなかったって泣きながら彼は話てくれた。

それからしばらくしての年始。
私と彼は一緒に出かける予定だったのに、キャンセルされた。
理由は帰って来たら話すよって言われて。
でも結局彼が帰って来てからも理由は言わなかった。。。

彼が後から教えてくれた話になるんだけど。
年末に奥さんが「最後の年越しは家族でしたい」って言って、静かに家族三人の年末を楽しんでいたらしい。
が、その時に食べた物が悪くて先輩と奥さんは食中毒を起こした。
入院生活で弱っていた奥さんは特にひどくって、救急車のストレッチャーに固定され、比較的症状の軽かった先輩は普通に座って乗ったらしい。
そしてその救急車は、事故を起こしてしまった。

ストレッチャーに固定されていた奥さんは、鞭打ちで済んだのだが
横に座っていただけの先輩は車から投げ出されて打ち所が悪くて
そのまま即死してしまった…。
私がキャンセルされた日は先輩の葬式だったのだが、
その時の光景があまりにもひどくてすぐには話す気になれなかったらしい。

葬式では余命わずかな奥さんが、まだ乳飲み子を抱きながら
「なんで私じゃなかったの!この子はどうなるの!」と
泣き叫んでいた光景がしばらく頭を離れなかったからって。

3.プリンのおじちゃん

バッドエンド 1
主人公は家賃の滞納を回収する仕事をしていた。
あるワンルームマンションの家賃を一年近く滞納している女の回収をまかされ、主人公はそこに何度も通うがその女に会うことすらできないでいた。
ある日、部屋に電気がついているのをみて、部屋のドアをしつこくノックしているとようやくドアが開いた。
しかし、そこにいたのは女ではなく三つか四つの男の子だった。
「開けてはいけない」といわれていたのにドアを開けてしまったことに泣き出す男の子。
慰めながら入った部屋はゴミだらけ、おまけに部屋の真ん中に引かれたタオルケットには小さな赤ん坊が猫とともにノミにたかられながら寝ていた。
ともかく男の子から母親のいそうな時間帯を聞き出すと、主人公はその部屋を後にする。

翌日、再び訪れるが母親はいなかった。
食事すらまともに食べていないのか、お土産にと、買ってきたプリンを「おいしい、おいしい」とひどく喜んで食べる男の子。
主人公はそんな男の子に同情しながらも、
「お母さんにここに電話してと言って」と
電話番号を書いたメモを渡し、さらにわかりやすいところに伝言を残して去っていく。

しかし翌日
「住居侵入罪で告訴する」と
母親から電話があり、主人公は会社から叱責され、その担当を外されてしまう。
それでも気になった主人公は何度かその家を訪れたが、もう二度と扉が開くことはなかった。

季節がかわったころ、偶然、その傍を通りかかった主人公は部屋に行ってみた。
ノックをしたがやはり応答はない。
たまたま出てきた隣の部屋の人に会った主人公はその部屋は空き部屋になったことを聞かされる。
「引っ越したのか?」と聞くと

隣の人は「母親は捕まった。子供を死なせたから。上の子供がプリンのおじちゃんを待つんだって、ベランダによじ登って外を眺めているうちに落ちてしまった。
それから母親は色々と調べられ、捕まってしまったからもういないんだ」と教えてくれる。

4.トンネル事故

バッドエンド 4 数年前にあったトンネル崩落事故。
詳しくは書けないのだが、路線バスがその事故に巻き込まれて、乗客の唯一の生存者と言うのが途中下車をしたせいで、崩落に巻き込まれる前に下車して難を逃れたらしい。

後味が悪いのは、下車の理由が忘れ物に気づき停車させて降りたという単純なことで、特に霊感がどうとか守護霊が知らせたとかでは無く、その生存者が降りなければ、トンネル崩落はバス通過後だったのではと、地元では囁かれている。

そいつのせいでみんな死に、そいつだけは生き延びたと言われているらしい。

5.あなたのうしろ

バッドエンド 5
主人公は小学生の男の子。
彼は両親と三人で暮らしているのだが、母親のことが大嫌い。
母親は太っていてブスだし、家でヒステリックに父親に怒鳴り散らしたりしているからだ。

さらに、今日は主人公が友達と下校していると怒りながらやってきて
「学校が終わったらすぐに帰ってきなさいっていているでしょ!」と、
主人公の腕をぐいぐいと引っ張り家へと連れて帰った。
母親が嫌でたまらない主人公は空想の中でこの母親は本当の母親ではなく、
本当の母親はもっと美人でやさしく、いつか自分を迎えに来てくれるんだと考えるようになる。
ある日彼が下校していると、女の人が自分を見ていることに気が付く。
その女の人は美人でやさしそうで彼が空想で考えていた母親にそっくりだった。

その女の人は彼の下校中にたびたび現れるようになる。
彼女はいつもちょっとはなれた場所から彼を見つめている。
その視線は何か意味がありそうなものだった。
主人公は、その女性が本当の母親ではないのだろうか?と考えるようになっていく。

ある日、いつも見つめているだけの女性が主人公のもとへ近づいてきた。
彼は、自分が考えていたように彼女が本当の母親で、
あの嫌な母親のもとから自分を迎えに着たのではと思い喜んだのだが。

女性は手にナイフを握っており、その腕を高く持ち上げると主人公に向かって振り下げた。
わけもわからず刺される!と思った瞬間、何かが彼を包み込んだ。
それは、あの嫌いな母親だった。
母親が主人公を庇うように抱きしめる中、あの美しくやさしそうな女性が母親の背に何度も何度もナイフをを突き立てていた。

場面が変わって、母親の葬式の中。
彼はあの事件の後、あの女の人は父の愛人で、母親に父と別れないと自分を殺すと脅迫されていたこと。
その事のせいで母は父と意見が衝突していたこと。
母親は彼のことが心配で学校まで迎えに行っていたこと。を聞かされた。
「僕は知らなかった。お母さんがこんなに僕の事を愛していてくれたことを」
彼は母親の遺影の前で涙を流した。

6.かまくら

バッドエンド 6
正月休みに実家に帰ってる途中 スリップして事故った友達の話。
山の中で深夜、車も通らないし当時携帯も無いから最悪。
トボトボと山道を歩いていると一台の車が道路のわきに止まっているのを発見、助かったと思い駆け寄ると車の後ろでは老夫婦がかまくらの中で餅を焼きながらお酒を飲んでいた。
こんな所でこんな時間に何で??と思ったが取りあえず声をかけて事故った事を話したら
優しい二人は大きなかまくらに入れてくれて暖を取らせてくれた。

二人に何でこんな事しているのか聞いても上手くはぐらかされてしまい聞けなかったが、おじさんが車を貸してくれると言ってくれた、
でもここからだと一番近いスタンドへ行って帰って来るだけでも何時間かかるか分からないし、こんな山の中に置いて行けないと言うと、
「実はすぐ近くに家があるから私達は大丈夫よ、わざわざ車を出したのは、このしちりんやスコップを運ぶためだから。
それにそんなに長い時間のドライブにつき合ったら腰が痛くなるわ」
「わしの車のダッシュボードの中に免許書があるからそこの住所に車を帰してくれればいいよ」
と言われ二人ともそこに残ると言った。
申し訳ないと思ったがありがたい話しなので俺は身元が分る大学の学生書を渡して車を借りた。

車を走らせて一時間もしない内に俺はまた事故りそうになってしまった…
鹿が飛び出して来た、急ブレーキを踏んだから後ろで物がバタバタと落ちる音がした。
車を降りて傷とか無いか確認し、ついでに落とした物を拾っていると
おじさんのジャケットが出て来たのでそれも借り、俺はまた車を走らせた。
おじさんのジャケットなのに無意識に自分のタバコを探していると茶色い封筒が出て着て、俺はまた事故りそうになる。
遺書と書いてあったんだよ。
車を止めて中を確認した、
もしかしたら何かの間違いかもしれないと思ったんだが、中には保険金で息子夫婦を助けたいと書いてあり最後には老夫婦の名前らしきサインがあった。
俺はダッシュボードの中のおじさんの免許書で名前を確認したが、どうやら本物の遺書のようだ、
それに家が近い何て言っていたが全くの嘘で県外の人だったのだ。

慌てて引き返した、色んな事を考えたけど何も良い案も言葉も見つからなかったが
とにかくまた事故るんじゃないかと思う程急いだ。
現場に戻るとかまくらは只の丸い雪の固まりになっていて靴が揃えて置いてあった、
内側から雪で入り口を閉じたんだろうが、とにかくかまくらを掘り崩した。
眠っていた夫婦を叩き起こし、ポカーンとしている夫婦の前で「えっと…あの…、…」と
どもっている俺を見て状況を察したのか、おじさんは「道…分らなかったんだね」とだけ言い夫婦は俺をスタンドまで送ってくれた。
その間誰も何もしゃべらなかった。

スタンドに着いて車を下り、「わざわざ有り難うございます、いろいろすみませんでした」
と謝ってしまった俺に「いや、こちらこそすまなかったね…また…今度にするよ」と言って
去っていった。やっぱり何も言葉が出てこなかった

7.隣の芝生が青く見える

バッドエンド 7
ある女が、ハンサムな文学青年と結婚する。
もう一人彼女を愛してる男がいるのだが、こっちは優しいだけがとりえの冴えない男。
女は、小説家の妻として頑張るが、夫はどんどん調子が落ちて、ろくな仕事もしない貧困の酒浸りの毎日。
女も内職だ何だとやつれ、不幸のどん底。
ついにはボロ屋で赤貧のあげくに死亡。新聞に載る。
その時、女は別の記事を見る。
あの冴えない男が実業家として成功して金持ちになり、施設に多額の寄付したという報道。
あの時、地味だが実直なあの人の良さを解らなかった私がバカだった…
女は、崖から海に身を投げて死んでいく。

ここで、視点が女のもう一つの人生へ。
この世界では、女は地味だが優しいもう一人の男を選ぶ。
だが結婚してみると、優しい顔は上面だけ。冷酷でずるいイヤな性格だった。
汚い手口を使って出世し、人を人とも思わない。
女も飾りとしてしか扱われず、不幸な毎日。
世間への目くらましのため施設に多額の寄付をし、新聞の載るが、
女はその裏側を知っているので嫌悪感しか抱かない。

その時、女は別の記事を見る。
そこには、あの時ふった文学青年が、小説家として認められながらも、
うらぶれた状況で不幸な死をとげたという報道。
あの時、あの人の才能を見抜けなかった私がバカだった。そばで助けてあげたかった…。
女は、崖から海に身を投げて死んでいく。

結局この女自身が悪いのか?というとそうでもない感じで、美人でひたむきなヒトに描かれている。
男たちにもそれぞれの人生があるし、
やっぱり運が悪いとしか言えず、後味悪い。

8.形見を質屋に持って行った話

バッドエンド 8 友人がお金に困って、母親から形見にもらった宝石のペンダントを持って
生まれて初めて質屋にいってみたそうだ。
ちょっと情にすがろうと、質屋のおじさんの鑑定中、亡き母からの形見なんだとか、母親との思い出がこうとか話してみたが、質屋の見立てでは真っ赤な偽物。
100円の値も付かないと言われたそうだ。
友人、真っ赤になって引き上げたが、そのペンダント捨てるにも捨てられず、いやな思いをしてるのだと言う。
自分は、形見を売らせないため、質屋さんがウソを言ったのかもと思ったりもしたんだけど。
友人は、口に出せない不満で一杯の感じ。なんか後味悪い話だった。

9.僕だけの彼女

バッドエンド 10

僕の家の隣に女の子が越してきたのは小四の夏休みだった。
彼女の家庭にはお父さんがいなかった。
お母さんは僕の目から見てもとても若かったのを覚えている。
違うクラスになったけど僕と彼女は仲良くなった。
彼女はあまり明るいほうではなく、女子の友達も少なかった。
本ばかり読んで親しい友人のいなかった僕と彼女はお互いの家に遊びに行くほど仲良くなった。

そのうち彼女は愚痴を言うようになった。
母親がすぐ殴ること。
同じクラスの女子が意地悪をすること。
すきな男の子ができたけどその子はほかの女子にも人気があること。
最初は僕のほうがよくしゃべっていたけれど、この頃からは一方的に彼女が話し僕が聴くようになっていた。

ある日を境に彼女は学校に来なくなった。
好きだった男子の取り巻きたちにいじめられていたのが理由だ。
彼女は僕に会うたびに自分をいじめた女子が憎いといった。
そのいじめを見てみぬ振りしていたクラスの皆も憎いといった。
そして現実味のない復讐やクラスメイトの悪口を延々と話し続けた。
僕はただ黙って相槌を打っていた。

中学に入ってから彼女の素行が荒れ始めた。
夜遅くまで帰ってこないようになり、これ見よがしにタバコをすい始めた。
家庭環境も悪化し、深夜にいきなり親子喧嘩が始まったりもした。
一度は警察が彼女を迎えにやってきた。この頃から近所と折り合いが悪くなり、中傷ビラや落書きなどの悪質な嫌がらせが彼女の家に行われた。
一度は郵便受けに刻んだ猫が入っていた。
僕も母に彼女と付き合うのをやめるよう言われた。

僕が高校を出たとき、彼女は部屋に引きこもるようになった。
僕も彼女の姿を見ることがめっきり減った。
めっきりふけこんだ彼女のお母さんに話を聞くと昼は絶対に出てこない。
ご飯は部屋の前においていく。
深夜になるとトイレに行くときだけ出てくる。
そんな生活を送っているようだ。
僕は久しぶりに彼女に会いにいった。

彼女は僕に会うのを拒絶した。
扉越しに帰れと怒鳴った。
何を話しても黙っていた。
一度なんかはドアがあいたと思ったら味噌汁をかけられた。
ちらりと見えた彼女はげっそりと青白くやつれていた。
絞った雑巾のようだった。
僕は毎日彼女に会いに行った。
親とけんかした。
やっとできた友達と疎遠になった。
それでも毎日彼女の部屋まで会いに行った。

そのうち彼女と扉越しに話をするようになった。
悪い仲間と付き合っていたこと
万引きが癖になって警察に捕まったこと
恋人ができたと思ったら避妊に失敗して子供ができたとたんに逃げられたこと
助けてほしくて相談した母親に半狂乱になって殴られたこと
子供をおろしたこと
死のうと思ったこと
手首を切ったこと
昔と同じ様に彼女が一方的にしゃべり続け、僕は相槌を打つ。
意見を求められたときはなるべく無難な意見を言う。

そのうち彼女は部屋を出た。アルバイトも始めた。
だんだん性格も明るくなり始めた。彼女のお母さんから泣きながらお礼を言われた。
ある日、彼女は近所の団地から飛び降りた。
下が植え込みだったこととたいした高さじゃなかったために一命は取り留めたが
脊髄が傷ついたために今後の人生は車椅子のお世話になるそうだ。
ベッドに横になった彼女はなきながら謝った。
親や僕に迷惑をかけていたのがすごく申し訳なかったから飛び降りたんだそうだ。
泣いている彼女を慰めた。寝転んだまま泣いている人を慰めるのは難しいと思った。
慰めながら彼女にプロポーズした。結婚を前提に付き合ってくれるように頼んだ。
彼女は全身の水分を絞りつくすようにして泣きながら「本気?私でいいの?本当にいいの?」
と何度も聞き返した。
訊かれる度にうなづき返した。
君のことがずっと好きだった。
顔をゆがめてクラスメイトの悪口を言っていたときも
悪い友達と付き合って荒れていたときも
一方的に愚痴をしゃべり続けていたときも
君が泣きながらお母さんが自分を殴ることを告白したときも
引きこもって別人のようにやせたときも
小学生の頃に君が好きな男子の名前をその取り巻きたちに教えたときも
君の家のポストに入れる猫を刻んでいたときも
足の感覚を失い白いベッドに飲み込まれそうに小さく横たわっている今も
ずっと君が好きだった。
これで君は完璧に僕だけの「彼女」だ。

僕たち今度結婚します。

>>返信
>小学生の頃に君が好きな男子の名前をその取り巻きたちに教えたときも
>君の家のポストに入れる猫を刻んでいたときも
コレは男のが自作自演してたって事なんだよね?
まぁ後味悪いっちゃ悪いね。
ホラー系の少女漫画にありそうな話だね。

10.コンビニのコピー機

バッドエンド 9 コンビニで立ち読みしていた時。
その時理由もなくイライラむしゃくしゃした気分だった。
俺のすぐ隣にはコピー機があり、おじいさんがコピーしようとしていた。
でも、インク切れだか紙詰まりだかでうまく動かず、店員を呼びに行った。
何を手間取っているのかなかなか帰ってこなかったので
おじいさんが置き去りにしていった原稿(コピー機の上に置きっぱなしだった)を見てみたら、子供のものらしい字と絵。
その絵が妙に可愛くて和んだのでそのまま持って帰ってしまった。
で、家に帰ってからバレたらまずい、と思ってよ~っく見た後に捨ててしまった。

数日後(翌日だったかも)そのコンビニに行ったら、チラシが張ってあった。

「コピー機から子供の手紙を持って帰ってしまった人へ
あれは、字が書けるようになった孫がくれた最初で最後の手紙で、あれしかありません。
孫は病気で亡くなったので新しく手紙をもらう事も出来ません。
どうか返してください」

あれほど自分のした事を後悔した事はない。
まさか、そんな大それたものとは…普通、想像しませんよね???

その後もおじいさんと奥さんっぽい女性の姿を何度か見かけた。
店員と馴染みだったので聞いてみたら子供の両親も何度か来たそうだ。
おじいさんは泣きながら「返してくれ」と言っていたらしい。
亡くしたら困る大事なものだからコピー取っておいて、
原本(本物の手紙)は大事にしまっておこうと思ったんだって。

自分が軽い気持ちでした事がどんなに人を傷つけたか。。
取り返しのつかないことをしてしまったと自分を責めました。
それ以来、どんな小さくても人を傷つける悪戯はしていません。
墓場まで必ず持っていかないと。

初めて見たときはひどいと思ったけれど、自分も結果を知らないだけで同じようなことをしているのかもなあと考えこんじゃった。
そういうのも含めて後味の悪い話

11.プロのクズ

バッドエンド 11 知り合いの話なんだけど、そいつが無職スロプーで、母親と二人暮らしなんだけど母親が突発性の緑内障になり
今すぐ病院に行かないと失明する、ってくらいヤバいときに金がないんで放置してたら
そいつに別居してる兄貴がいて「とにかくすぐに病院連れて行けよ!」って20万置いて行った
兄貴も忙しいんで金置いて仕事に戻ったらしいんだけど、そのバカは置いていった金に手をつけて「押忍 番長!」を打ち
結局20万全部負けた
母親には適当にドラッグストアで買った目薬を与えて寝かせておいた

母は地獄の苦しみの中で
「ああ、ありがとう、XXちゃんが目薬買ってきてくれたんで楽になったよ」
と言いながら食事もとらず ボロ布団のなかで徐々に失明していった
衰弱しきった母を兄が救急車で運んだときには完全に失明し極度の栄養失調に陥ってたらしい

マジで実話です ほんとうに人間って怖いわ

>>返信
友達なら殴れよ・・・(´;ω;`)

>>返信
そいつ女だからな 殴れないわ
オレもけっこうパチンコ好きだったけど
その話をそいつから直接聞いて怖くなってギャンブル辞めた

12.不毛な愛

バッドエンド 12
随分昔に読んだ少女漫画で、納得いかないのがあった。

可愛いキャサリンと、恋人ロジャー(だったかな)は、相思相愛。
高校生くらいだけど人もうらやむカップル。

しかしある時、少々年上くらいに見える妖しい美女が現れ、二人の邪魔をし始める。
主にキャサリンの命を狙っているようで、ロジャーには
「私を思いだして…」のような事を言う。最後に二人は、美女を古城に追いつめる。
そこで美女が明かすには、ロジャーと自分は、古代ローマくらいの時代に生き別れた恋人同士。
ロジャーが事故で死んでしまい、必ず来世で結ばれようと誓ったという。

それから、二人は何回も転生して巡り会ったが、戦争があったり事故ったりで、いつも悲恋。
そして現代、やっと美女はロジャーを見つけた。キャサリンという恋人と一緒に。
美女は必死に訴えるが、ロジャーは思い出せない。
美女の前でキャサリンを抱きしめ、今はキャサリンを愛していること、美女と一緒に行く気は無いことを告げる。
ショックを受ける美女。
城は崩れだし、泣きながら美女は二人の目の前で、砂のようになってくずれて消えた。
それから、10何年。結婚したキャサリンとロジャーは、海辺の小さな田舎町で幸せに暮らしていた。

だがある日、畑仕事をしていたロジャーの手がぴたりと止まる。
「どうしたの?」と心配するキャサリンの声は耳に入らず、「思い出した…」とロジャー。
「思い出した!僕はきみだけを愛していた!今、きみのそばに行くよ!」
ロジャーは美女の名を呼びながら崖から身を投げ、帰らぬ人となった。
葬儀で、悲しみにくれるキャサリン。
だが自分の愛も、あの美女と同じくらい深いと確信。
霊前に、キャサリンは誓うのだった。
私はあなたを追う。
私はまたあなたに巡り会うまで、生まれ変わる。何度でも、何度でも…。

子ども心に、愛ってこんなに不毛なものかと暗い気持ちになりますた。

13.レンタルビデオ

バッドエンド 13
ちょっと前の「世にも奇妙な物語」でやっていた後味悪い話

主人公は一人暮らしのOL、仕事帰りにレンタルビデオを借りに行くと、白いパッケージに「あなたの物語」とだけ書かれたビデオを発見する。
主人公はふと電車に乗っていた時に聞いた女子高生の噂話を思い出す。

「『あなたの物語』というビデオには借りた人の未来が映っているんだって」

興味を持った主人公は何巻かをまとめて借りて帰り、さっそく自宅で見始める。
するとそこには自分の誕生からこれまでのダイジェストが映っていた。
驚きながらも見続ける主人公。現在まで追いついた所で、ふとこの先の巻には自分の未来が映っているのではないかと思う。
更に続きを借りてくると現在付き合っている彼氏からプロポーズを受ける自分の姿が映っていた。

そして後日、ビデオと同じシチュエーションで彼氏からプロポーズを受ける主人公。
有頂天になりながらも、幸せなその後が映っているだろうという期待から、更にその先をレンタルしてみる。
すると挙式中に彼氏の浮気相手が乗り込んでくるという、とんでもない未来が映っていた。
数日後、彼氏の行く先を尾行する主人公、すると彼氏はあるアパートに入り扉をノックした。
中から顔を出した女は間違いなく結婚式に乗り込んできた女だった。
二股を掛けられていた事に逆上した主人公はそのまま彼氏に指輪を投げつけ別れてしまう。

未来が変わったに違いないと、ビデオをまたレンタルしにビデオ屋に行くが、分岐点である彼氏との結婚式が映っていたビデオは貸し出し中になっていた。
しょうがないので一つ先の巻を借りて見てみる主人公。
そこには窓しかないコンクリートの部屋でじっと座っている自分が映っていた。
どう見ても刑務所にしか見えない光景に愕然とする主人公。
そのまま見続けると何と最後には衰弱して死ぬ自分が映っていた。

分岐点のビデオを見て未来を回避しないと、このままでは悲惨な未来を迎えてしまう。
恐怖心から毎日ビデオ屋に通いつめる主人公。しかし待てどもその巻が返ってこない。
ノイローゼ気味になりつつ、いつものようにビデオ屋に入ると、ちょうどその巻を客に貸し出している最中だった、自分に譲ってくれと店員と揉めている間に、借りたであろう女性客は出て行ってしまう。
追いかける主人公、一刻も早くビデオを見なければならないという恐怖からビデオを奪おうとするが、通り魔かと思った女性客は暴れてしまい、もみあっている拍子に歩道橋から女性客が落下してしまう。

駆け寄りビデオを開ける主人公。
そこには全然関係のないタイトルのビデオが入っていた。
ビデオはカウンターにいた別の客に渡っていたのだった。
勘違いから自分のしでかした事に気づき、青ざめる主人公。
周囲には「女の人が死んでいる」と人が徐々に集まりつつあった…。

場面が移り変わり、刑務所で座っている主人公。
そのバックに冒頭とは別であろう女子高生の噂話が流れる

「『あなたの物語』というビデオって未来を変えてしまうとやばいんだってさ」

>>返信
何かの解説によると、
浮気相手の存在に気づいた(そこの部分をビデオで見た)時点で未来が変わってる。
浮気相手を知らずに結婚するのが本来の未来だったのに、
知っちゃったらもう未来と違う。
つまり「未来の部分を見た時点で
>「『あなたの物語』というビデオって未来を変えてしまうとやばいんだってさ」
に触発する。
しかし未来が見れるとわかっていてそれを無視することは人間にはできないので、
結局「あなたの物語」はリングのビデオと同じ、
人を不幸にするための呪いのビデオ。

なんだそうだよ。

14.大きな森の沼

バッドエンド 14
当時4歳位?の主人公の少年は地方に住んでいて、田舎の子供らしく毎日日が暮れるまで遊びまわっていた。
彼は一つ年上の友達~少年A~といつも一緒だった。
野に山に遊ぶ場所はいくらでもあったが、近くにある大きな森だけには近づいてはいけないと、周囲の大人達に言われていた。
鬱蒼としていて昼なお薄暗くじめじめとしたその森、その中程に沼があった。
黒くどろりとよどんだその周囲は、どこもかしこも細長い草が水の中に落ち込んでいて、一度足を滑らせたら大人でもなかなか這い上がることは出来なかった。
実際、昔その沼で命を落とした子供もいるらしい。

ある日、Aが森に行って見ようと少年を誘った。
少年は全く行きたくなかったのだが、沼にさえ近づかなければ大丈夫と、半ば強引に誘うAを拒むことは出来なかった。
日も傾いてなお一層薄暗くなった森に二人は足を踏み入れた。
あるのだかどうかも定かでない踏み後程度の道を、二人は無言で森の奥へと進んで行く。
しばらくして「ピチャン…」。遠くで何か水の音が聞こえたような気がした。
急に足を止めて振り向くとそこにAの姿はなかった。あれッと思ったら、また「ピチャン」…。
周囲はもうかなり暗くなっている。あたりを見渡してもAの姿は見えない。
「…ケテ…」。何か聞こえたような気がした。固まりながら耳を傾けるとまた「タ…スケ」。
少年はゆっくり歩き出した。「タス…ケテ…」先ほどよりはっきりと背後から聞こえる。
まさしくAの声だった。次第に少年ははや歩きになり「たすけて…」、やがて走り出した。
恐ろしかった。無我夢中で走った。ワンワンと泣きながら…
「助けてー!」Aの声はもはや悲鳴に近かった。どうするこできなかった。
ただただ恐ろしくその場を離れたかった。
翌朝Aの死体が沼に浮かんだ。幼い心に友達を見殺しにしたという想いが刻み込まれた。

数十年が過ぎて、高校を卒業し都会で暮らしていた少年は、久し振りに故郷の駅に降り立った。
殺風景な駅前は以前と何も変わっていない。
懐かしさに浸りながら、夕暮の小道を歩き出した。
(近道だからあの森を通っていこうか…)

当時のことが胸をよぎったが昔のことだからと森に入って行った。
あの時と少しも変わっていないあの森の中に…。
中程まで来て「ピチャン…」水か何かの音が聞こえたような気がした。
しばらく立ち止まり耳を澄ませたがどうやら気のせいのようだ。
いまだにあの時のことが忘れられない自分に軽く嘲笑しながら再び歩き出した。

すると「…スケテ」。心臓が高鳴った。さらにはっきりと「タスケ…」。
彼は歩を早めた、(あの時と同じだ…)「たすけて」もうそれははっきり聞き取れた。
彼は走り出した。(許してくれ!)背後から「助けてー!」(あの時はどうすることも出来なかったんだ!)
途中何度か転びながら全身汗だくになって森を駆け抜けて行った。

何とか息も落ち着いて家に着くと、叔父が玄関先で出迎えてくれた。
「やあ、よう帰ってきたな。まあまずはお入り。おや?途中、孫と会わなかったかね?
駅まで迎えにやらせたんだが…、ははーん、あいつめ森の中を行ったな…。
あれほどあそこは通るなと言ったのに」

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15.里親探し

バッドエンド 15 もう10年程前の話。
友人の飼い猫が子供を生んだんだけど(何匹生んだかは分からん)
2匹だけ、どうしても貰い手が見付からなくなって、地元じゃ一番大きなペットショップに問い合わせてみた。
雑種だったから1匹1000円を払って引き取ってもらえる事になったって友人は喜んでた。
買取じゃなく友人が2000円払って2匹を引き取ってもらうって事ね。

今、考えてみても友人がなんでそんな事をしたのか分からないけど子猫達に首輪を付けた。
自宅の電話番号を書き込んで。
子猫を渡してから1ヶ月程した時に知らない人から電話がきた。
相手はそのペットショップの近くの住所を言い、そこに住んでいる者だと名乗ったらしい。
その辺りで猫を拾ったんだけど電話番号が書いてある首輪をしていたから迷子猫だと思ったと。
話し合った結果、拾ってくれた人が飼ってくれる事になったと友人は言っていたけど
そのペットショップは有料で引き取ったくせに、そのまま捨てたらしい。
しかも十分成長していない子猫を首輪を付けたままで。
引き取ってもらえたと喜んでいた友人の落ち込み様を見ていたら後味が悪かった。
しかも連絡がきたのは1匹だけだったから、もう1匹の事を考えるとなおさら。

16.生き埋め男性救出に失敗

バッドエンド 16
生き埋め男性救出に失敗、首から上を切断

27日、ペッブリー県で、作業中に土砂が崩れ生き埋めにされた男性を救出するため、シャベルカーを使ったところ、男性の頭部を切断してしまう事故が起きた。
この日、トゥリヤンさん(53)が、親族らと灌漑用水路を地中3メートルのところに設置するため
工事を行っていたところ、掘り出した土砂が崩れ生き埋めになってしまった。
そのため、採掘用に借りてきたシャベルカーで土砂を掘り出したところ、
あやまってトゥリヤンさんの首から上の部分を切断してしまったという。

シャベルカーの運転手は事故後逃亡している。

(|||゚Д゚) アワワワ…。

>>返信
つまり、土砂と一緒に転がり出て来たって事だよなあ・・・
目撃者全員トラウマだわ

17.他人を差別するデブ

バッドエンド 17
以前見たアメリカの海外ドラマで、遊園地の毒舌系ピエロが
デブの女に「そこのデブ」と衆人の真ん中で呼びかけたことで、精神的苦痛を訴えられて、刑罰を受けたのがとても後味悪かった。
デブ女自身が普段は、社会的弱者とか貧乏人を差別してるのね。
ピエロもすごい貧しい生まれで、デブ女みたいないわゆる白人ワスプにずっと蔑まれてきたのよ

で、やっとありつけた仕事が、遊園地の毒舌が売りのピエロ。
おっさんに「そこのハゲ」とか「田舎モン」とか「クロンボ」とか呼びかけて笑いを取ると言う、
まあアメリカではクラブとかの職業として成り立つエンタメ芸人なわけさ。
デブ女にむかついたよ。そいつは陰でピエロみたいな職業につく人間のことを低学歴とか罵倒してるんだよ。
デブ女自体は弁護士かなんかのアッパーだった。
他人差別するくせに自分がほんとのこと言われてむかつくデブって最悪

18.自業自得のイジメられっ子

バッドエンド 18
消防のころ、前の学年でイジメにあってたという子がいて、
教師に「仲良くしてあげてね」と言われ、
バカ正直に声をかけたり誘ったりしていたら、付きまとわれたよ。

他の友達と話をするとアトで
「何話してたの?あの子が私の悪口言ってたんじゃない?」
これはきっと前の学年でイジメられてて、ひねくれちゃってるんだろうな、
かわいそうに…と純粋に思ってたんだけど、その後ストーキングが始まった。
ある日スイミングスクールのバスを待っていたら、なぜかそこに彼女も来て、
「スイミング行くんだ、いいな、うちはそういう行かせてもらえないから」
と愚痴りだし、それでもバスが来るまで話をして、バスが来たからバイバイして乗ろうとしたら
「行かないで一緒に遊ぼうよ」
「さぼったら怒られるからダメ」
「大丈夫、水着が濡れてればごまかせるよ。うちの水道で水着濡らそう」
と言ってスイミングのバッグをすごい力でつかんで離してくれない。
冗談じゃなくて、本気でバスに乗せまいとしてる。
運転手さんが一括すると手を離したけど、そのとき運転手さんをにらんだ彼女の目はまるで貞子。

その後も休みの日に必ず朝8時に家に遊びに来たり、
家族でスキー行くから、と断ったら「後でお金払うからつれてって!」と言い出したり、
遠足の班で私と一緒になれないと机の足を持って振りまわりして泣き叫んだり。
やっと(ヤバイのに関わった。こいつの性格がおかしいのはイジメられたからじゃなくて、
性格がおかしいからイジメられてたんだ)と気づいて、
「迷惑だから家に来るな!あんたと遊んでも楽しくない!他の友達のほうが大事!」
と言ったら、今度は私への嫌がらせを開始。
でもヘタレだったらしく、追求するとパタリとやんだ。

そんな小学校の卒業文集、彼女のコメントは
「楽しいことが何もない6年だった。」…おまえのせいやん。
今思うと彼女は行動障害とか、そういうのだったんだろうなーと思う。
中学で別になったのでその後のことは知らないけど
でもあの見事なストーキングを思い出すと、かなりオカルトな気分になる。

>>返信
大人になってそういう行動取るのは本人の責任だけどさ、
小学生くらいだと親に問題があるよ。
そう言う子は、コミュニケーションの取り方を知らないんだよ。
親にまともに相手にされなかったんだろうね。

>>返信
うちのクラスにもいたなあ。
当時は小学生のお小遣い数百円の時代だったけど、
その子は何万も持っててそれで友達作ろうとしてた。
人形とか服とかポンポン買ってばらまくの。
親がそういう風に育てたんだろうね。
子供にお金あげとけばいいやーって。
いま思えば可哀相だけど、やっぱりその子は浮いてたよ。

19.うちの犬が死んだのはお前のせいだ!

バッドエンド 19
中学生の時、柴犬(ポチ:仮名)を飼ってた。
庭で飼ってて、鎖を杭に繋いでたんだけど
その杭が壊れてポチが脱走した。
家族中で探して、近所の人たちも一緒に探してくれたんだけど、うちの近くに片側一車線だけど交通量の多い県道があって
その向う側にポチを見つけたんだ。
私に気付いて駆け寄ってきたら危ないと思って、気付かれないように向う側に渡ろうとしたら
後からきた近所のおばちゃんがポチを見つけて
「あ、いた!ポチ!ポチ!!」って叫んでしまった。

それでポチがこちら側に気付いて嬉しそうに撥ねるように駆け寄ってきた。
・・・そして私の目の前で轢かれてしまった。
おばちゃん、自分がしたことの意味が分かってなくて
「私子ちゃんに気付いて駆け寄ってきたんだねぇ
私子ちゃんのこと大好きだったんだねぇ」と慰めてくれた。

両親にはおばちゃんのことは責められないよって諭されて、それは分かってるけど、近所で顔を合わせる度に
「目の前であんなことになって可哀想にねぇ」って
慰められるのが嫌で嫌で心の中では「おまえのせいだろ!」っと叫んでた。

20.住むところが無くなるので

バッドエンド 20
この間ニュースで見たんだが、大阪の文化住宅(語弊があるが公営の長屋)での話。

文化住宅に一人暮らしのおっちゃんがいたんだが、電気、ガスともに料金未払いで供給停止。
で、水道もいよいよ止められることになり水道局員が確認に出向いた。
(余談だが水道が止まると生きていけないので水道は一番最後に止まり、局員が確認に来る)
ところがいくら呼んでも返事が無い。不審に思い局員が郵便受けから覗いたところ、おっちゃんは中で干からびて死んでいた。
警察を呼び踏み込んだところでまたびっくり、一人暮らしの筈が家の中にもう一人無関係のおっさんが寝ていた。

詳しく話を聞いてみると、おっちゃんが死んだのは半年前で突然死だったらしい。
もう一人のおっさんはホームレスでおっちゃんに住まわせて貰っていたが、
通報すれば自分の住むところがなくなると思い、申し訳ないと思いつつ放置していたそうな。

>>返信
今後は刑務所に住めますね

21.『大丈夫ですか』なんて言葉を掛ける前にやる事があるでしょ!?

バッドエンド 21
5年くらい前の話。
帰宅途中の新宿駅西口(小田急入り口?)で車椅子から転げ落ちた老婆がいた。
思わず駆け寄って「大丈夫ですか?」と声を掛けると
「見て分からないの!? これが大丈夫に見える!? そう思うならさっさと助け起こしなさい」
といきなり命令口調で抱かかえ方まで指示されて荷物を一杯付けた車椅子に座らせるように言った。
言われるがままズボンのベルトを持って車椅子に座らせると今度は
「『大丈夫ですか』なんて言葉を掛ける前にやる事があるでしょ!?
まず手を出さないことには福祉やボランティアなんて語る資格無いのよ!!」と説教が始まった。
いえ、私以前病院勤めてましたがボランティアなんてやった事無いんですが。
今も絡まれて仕方無くあんたを車椅子に戻しただけなんですが。
しかもあんた、歩けますね? 本当に歩けない人の足腰じゃないことは経験から分かるんですが。
浮浪者風の格好ながら匂いも全くしないし薄化粧までしている。

説教を黙って聴く私。周りには黒山の人だかり。
当時の職場はDQNと基地外だらけでこの程度の罵倒なぞ日常茶飯事だったので、私は何とも無かったのだけど、近くにいたおばさん二人組が気を利かせたらしく
「変なのに絡まれちゃって大変ねぇ。一体何があったの?」と話掛けて来た。
その時、私はこのおばさん達のことを「何だかんだ言ってこのお祭りの成り行き知りたいだけじゃん」
と感じた。何故か老婆よりおばさん達の方が下衆な気がして、老婆の罵倒が続く中、
「いや、私はこの人の話を聞いているだけですから!」と結構きつめに言ってしまった。
散り行く人々、逃げるようにその場を去るおばさん二人組。
そして態度豹変の老婆。いきなり笑顔になり私の手を握り、ジュースを2本くれた。

以下老婆の話の要約
自分のような浮浪者で身障者はいつも社会から苛められている。
今日も駅から外に出ようとしたら警備員の人に目の前でドアを閉められ、転んでしまった。
警備員はニヤニヤしているだけで周りの人も助けてくれようとしない。
そこに私が登場。罵倒したことは悪かった。さっきのおばさん達のような人種が一番嫌い。
自分は普段池袋や新宿でボランティアの関する啓蒙活動をしている。
ニュースステーションや雑誌にも取り上げられた。(雑誌のコピーを持っていた)
支援してくれる仲間も一杯いる。何らかの裁判(人権問題?)に関わっている。

その日はお互い笑顔で別れた。ジュースはドンキで買ったと思われる新品で変なところは無かった。
彼氏にこの話をしたところジュースは捨てた方がいいと言われたが私は飲んでしまった。
数日後、新宿で数人の若者に囲まれてピアニカを演奏する老婆を見た。

それから半年くらいして彼氏からその老婆らしき人が死んだというニュースを聞いた。
池袋の交差点で車椅子から落ちて身動き出来なくなっていたところを車に轢かれたらしい。

あの老婆は本当に足が不自由だったのか?
本当に浮浪者だったのか?
健常者が社会的弱者の振りをしてボランティア精神の重要性を訴えていたのか?
ちょっとした歩み寄りをした人をボランティアにいきなり引きずり込むやり方は正しいのか?

今回も私のような「誰か」を釣る為に仕組んで失敗したのではないのか?

この話の成り行き全てが私にとって後味が悪い。
ボランティアとか善行とか偽善とかに思うところ多い分、余計に。

>>返信
もしかして、声がハスキーで小柄な人じゃなかった?
それならかなり前にテレビで見た人かも・・新宿だったし。
足が悪いのは本当だけど、物言いがキツくて
他の浮浪者と折り合いが悪く、ボコされた結果。

最期は交通事故というより、倒れた車椅子から離れ、
自分から車道に這って行き、自殺に近い形で亡くなったそうです。

確かに後味の悪いドキュメンタリーでしたよ・・

追加。彼女は若い頃から声帯?に障害があり
そのせいか偏屈だが、頭は良くて詩作などもする人でした。
元はなにか自営業をしてた人なのだけど
親族・商店街の人とも折り合いが悪く、立ち行かなくなって
ホームレスになったとか。うろ覚えでソースも無くてスマソ。

>>磯田知子さん、でググると色々でてきますが・・
本当に後味悪いと思います。

>>返信
情報ありがとうございました。結構有名人だったんですね。
その人が亡くなった話は彼氏に聞いた話だったのではっきりしない所も多く
「釣りだったのではないか?」と思っていましたが・・・ そんな最期だったのですね。
私的にはすっきりとその人のご冥福をお祈り出来るようになりました。
(今までは何か釈然としなくて「こういう話があった」としか認識出来なかった)

「老婆」と表記したのは50歳代と思えなかったからです。
60歳過ぎくらいの容姿、声だと思いました。
本当は足が悪くないんじゃないかと思ったのは、車椅子に移動する際に
自分で足や腰を動かせたからです。
介助経験のある方なら棒のように全く動かない足腰の人とそうでない人の違いが分かると思います。
歩行が(全くではないでしょうが)困難だったのは事実だったんですか・・・
ただ、身綺麗にしていたのは支援者のお陰?
まだ腑に落ちない部分も沢山ある。
そして、私自身のあの場の対応は正しかったのかも分からない。
正解なんて無いだろうし、あってもご本人はお亡くなりになってるし・・・

<当時のニュース>
道路をはって横断中、車3台にはねられ死亡

14日午前2時15分、東京都豊島区の明治通りを横断していた女性が車3台に次々にはねられ死亡。女性を轢いた車のうち2台がそのまま走り去っており、池袋署はひき逃げ事件として捜査している。女性は車いすに乗ったホームレスとして知られ、路上でパフォーマンスしながら生活をしていた磯田知子さん(53)。現場は横断禁止となっており、深夜でも交通量が多い場所。磯田さんはここを車いすから降りてはって横断しようとしていたらしい。

22.ジジババに生卵で殺された子

バッドエンド 22
そういえば、かなり前に聞いた話。うちの子の同級生のお宅なんだけど、そこはジジババと別居なのね。
んで、一番下の子が当時6ヶ月。
そこの兄弟アトピーで、かなりの食事制限があったんだ。
んで、なんかの時にジジババが泊まりに来て、
朝ごはんに生卵ぶっかけご飯を食べたらしいの。
まあ、アトピーの子供のいるお母さんなら判ると思うんだけど
アトピーっ子ってたいがい生卵ダメなんだよね。
6ヶ月の子ならアトピーじゃなくても生卵は避けるよね。普通。
で、食事制限の事をジジババに言っていたにも関わらず
お母さんが台所に立った隙に6ヶ月の子供にそのご飯食べさせたらしいの。
おかあさんは暫く気が付かないまま台所仕事をしてて
数分してからジジババが

「ちょっと!!なんかこの子様子が変よっっ!!」って。
気管にまでアレルギーがボコボコと出てしまい、息ができなくなったんだって。
駆けつけた時にはチアノーゼ出てたって。
即救急車呼んで病院に行こうとしたら
「救急車なんて世間体が悪いからやめなさい。自分の車で行って頂戴」
キレて電話機投げつけたらしい。
隣で充電してた携帯から救急車呼んですぐ病院に搬送されたらしいんだけど
結局間に合わなくて・・・。
もう1年近く前の話で、小さく地方紙にも載ったから
もしかしたら覚えてる人もいるかも知れないけど
お通夜で見たお母さんの顔が忘れなれない・・・。

お通夜にはジジババもいましたよ。
ただ、お母さんがお通夜の途中で倒れてしまって・・・。
んで、大泣きしながら「私の孫が・・・○○ちゃんが・・・」とかって、
孫を亡くした可哀想な祖父母を装ってました。
まわりの反応って言うかそのジジババを見る目は言わずもがな。
焼香でジジババの前を通るときにボソッと「人殺し」って呟いて行く人もいたな。
これは後で人に聞いた話なんだけど、
子供が亡くなった後にそのジジババは
「私の食べさせた卵が原因だとは決まっていないでしょう。
そんなに言うなら解剖でもなんでもすればいいじゃない。
今度は訳の判らない体の弱い子供は産まないで頂戴」
見たいな事を言ったそうです。

23.長電話

バッドエンド 23
お母さんは電話をしていた。いつもの長電話だった。
お母さんはふと思い出した。
お風呂が二時間も焚きっぱなしになっている。
やってしまったと思いながら、N君にガスのリモコンを止めに行かせた。

お母さんはまた電話の話を続けた。
N君は少し知恵遅れだったが、今年無事に小学校に上がることになっていた。
N君はお母さんのお手伝いをするのが大好きで、喜んでお風呂場のガスのリモコンを止めに行った。
お風呂場は湯気がもうもうと立ち昇っていた。
N君はリモコンに横から手を伸ばすのではなく、閉めてある風呂のふたの上に腹這いに乗っかって、真正面からリモコンを回すのが彼のいつもの止め方だった。
彼の止めるスタイルのことをお母さんは知らなかった。

その日二時間煮えたぎった風呂の、プラスチックのふたは熱せられてすっかり柔らかくなっていて、N君が腹這いに乗っかった途端、重みで湾曲してまん中が煮えたぎった湯舟に沈んだ。N君は悲鳴を上げた。
あるいはあまりの熱さに声を失ったのかもしれない。
風呂のふたはN君の胸と腹を煮えた湯舟に沈めて、そこで止まった。
知恵遅れのN君は熱くて必死にもがいたのだけれど、どうしても自分で起き上がることができなかった。
顔を湯舟につけないように支えるのが精一杯だった。
なおもリモコンを止めようとしていたのかもしれない。

いつもお母さんに迷惑ばかりかけるので、ごめんごめん と言うのがN君の口癖だった。
リモコンを止めるのに失敗したのでN君は、ごめんごめん と謝りながら熱湯に身を浸していた。
お母さんの電話はまだ続いていた。
つけっぱなしのテレビの声も騒がしかった。
N君の身体はもう内臓まで煮えていた。
N君は風呂のふたをいかだにしてそのまま黄泉の国へと海を渡った。
お母さんにごめんごめん と謝りながら。
さっきまでN君がいた部屋
テレビはちょうどN君の大好きな曲をやっていた。

24.冬の池

バッドエンド 24
小学生の時、冬場に仲間と近所の山で遊んでいると完全に凍った小さな池を見つけた。
俺たち5人ぐらいが乗っても全然平気でその日は陽が暮れるまでスケート遊びをして帰った。
翌日学校でその話題で盛り上がり、クラスの一人が「場所を教えて」って言ってきたんだが
俺らのグループからちょっと疎まれてる感じの子だったので誰も教えてあげなかった。

俺はちょっとかわいそうな気がして帰りがけにそっと教えてあげた。
そいつは「ありがとう」と嬉しそうに笑い、走って帰っていった。

翌日。
そいつは学校に来なかった。
朝の会で先生が泣きながら話したことによると
昨日そいつがなかなか学校から帰らないのを心配した親が捜索願いを出し、さんざん探したところ、氷が割れた池にはまって凍死した姿で発見されたらしい。

その冬のうちに池はフェンスで囲まれ立ち入り禁止になった。
あいつが最後に「ありがとう」といった時の笑顔がいまだに忘れられない。

25.本当は山が大好きだった

バッドエンド 25
あるところに天邪鬼な小鳥がいた。
お母さん鳥が「やめなさい」と言う事をやりたがり「しなさい」と言うことをしない。
お母さん鳥は心を痛めて病気になり、やがて死んでしまった。
母を亡くした小鳥は初めて反省し、せめて最後に母親が言い残した
「お母さんは海が好きだから、亡骸は海に葬ってちょうだい」という言葉だけは守ろうと思い、母親の死体を焼いた灰を海に撒く。

ところが、その後に小鳥は他の鳥からこんな事を教えられた。
「お前の母親は本当は山が大好きだった。ただ、海が好きだと言えば、天邪鬼なお前は自分を山に葬ってくれるだろうと思って嘘をついたのだ」
それを聴いた小鳥は悲鳴を上げ、海に撒いた母親の灰を取り戻そうと永遠に海の上を飛び続け、今も探しているという。

26.災い転じて

バッドエンド 26
十数年前、隣に住んでいたおじさんの話です。

おじさんはいつも通りに通勤のため駅に向かっていた。
その日は路上に氷が張るほど寒い日で、おじさんは氷に足をとられて、思いっきり後ろにひっくり返った。
あまりの痛さにしばらく倒れこんでいると、近くで「ガシャーン」という大きな衝突音が聞こえて、おじさんはびっくりして起き上がった。
見ると、自動車がスリップ事故を起こして自販機に突っ込んでいた。
おじさんはその自販機で毎日コーヒーとタバコを買うのが日課で、もし転んでいなかったら、その自動車に確実に轢かれていた。
幸いにして自動車の運転手は無傷だったらしい。

転んだ拍子に腰と背中を強く打って仕事にならないと思ったおじさんは、会社に電話をいれると、その日は金曜日だったので、週末は家でゆっくり休むように言われて、そのまま帰宅して寝ていた。
翌日にはすっかり元気になったおじさんは、元々おしゃべり好きというのもあって、自分の家にも来て、その事故の様子をおもしろおかしく話して帰っていった。
そしてその翌日、おじさんは急に倒れて、そのまま息を引き取った。
転んだときに頭を強く打っていて、脳内出血していたらしい。

葬儀にいくと、おばさんはまだおじさんが死んでしまったことが信じられない様子だった。
そしておばさんが言っていた言葉が妙に耳に残っている。
「もしあのとき、そのまま車に轢かれて病院に運ばれていれば、助かっていたかもしれないのにね。」

27.盆栽

バッドエンド 27
うちの近所に古い家がありまして、老夫婦が住んでいました。
お婆さんは去年までご存命でしたが、お爺さんは15年ほど前、僕が小学校を卒業する前に亡くなりました。
偏屈のカミナリ親父として有名な人で、すぐ目の前の空き地で野球やサッカーをしてボールが敷地に入ってしまったときなんて、ほんとに漫画のように「コラー!」って良く思い切り怒号が飛んできたりしました。

僕が4年生くらいのことだったと思います。
賞を貰ったとかでお爺さんがとても大切にしていた盆栽を
サッカーボールで木っ端微塵にしてしまったことがあります。
お爺さんはあまりのショックで怒鳴るどころか寝込んでしまい、
さすがの両親も驚いて菓子折りを持って謝りに行きました。
僕も一緒に謝りに行かさせられたんですが、そのときのお爺さんは
いつものカミナリ親父とはまるで別人のように生気が抜けてしょんぼりしてしまっていて、僕も子供ながらに罪悪感でいっぱいになってしまいました。
お爺さんはそれからしばらく寝たきりになりました。

僕ら悪ガキたちはその空き地ではボール遊びをしなくなりましたが、盆栽のことでずっと負い目を感じていて、許してもらえないとすごく気持ちが悪かったので、何かお爺さんの満足することをして許してもらおうと、自分たちの小遣いを集めて盆栽を買い、お爺さんにプレゼントすることにしました。
当時の小学生のお小遣いといったらたかが知れていて、頑張っても結局5人で2万円程度しか集まりませんでした。
でも、盆栽一つなら賞を貰う程でなくてもまぁまぁ良い物を買うことは出来ます。
もちろん僕らには解らない世界ですから、近くの盆栽園でおじさんに選んでもらって購入。
みんなで届けに行きましたが、お爺さんはまだ起き上がることが出来ず、代わりにお婆さんに受け取ってもらいました。
お爺さんが受け取ってくれたかどうか心配で、数日後、物陰から庭を覗いてみたら、他の盆栽と一緒に僕らの盆栽も並んでいて、回復したお爺さんが丁寧にそれに水遣りしているのが見えて、僕ら全員、ホッと胸を撫で下ろしたものです。

それからしばらく僕ら全員その家には近寄らなかったのですが、6年の夏休みの頃、お爺さんが肺炎で亡くなったという知らせを受け、僕らは日を見てから再び庭を覗きに行くことにしました。
今度はきちんとお婆さんに許可をもらって庭を見させてもらいました。
お爺さんが亡くなってすでに二ヶ月ほど経っていましたし、腰の悪いお婆さんは庭仕事ができない為、盆栽はどれも少し荒れてしまっていました。
僕らのあげた盆栽がどこか少し探して回りましたが、そのうちに一人が「あ!」と素っ頓狂な声を上げました。
駆け寄ってみると大きな盆栽の影に隠れるように僕らの盆栽が置いてありました。
それを見た僕らはその場で凍りついたように呆然としてしまいました。

そのときのショックは今でも忘れることが出来ません。
盆栽の幹に僕ら全員の苗字が乱雑に彫られ、数十本の釘が深々と打ち込まれていたのです。

28.焼身自殺

バッドエンド 28
3年くらい前、中国で実際にあった話で、
ガソリン(灯油だったかな・・?)を被って焼身自殺を図ろうとする女に男が必死で説得。
必死の説得の甲斐あって、女は自殺を思いとどまる。
男は安堵したと同時に疲労がこみ上げてきて、
胸ポケットからタバコを取り出し、ライターでそのタバコに火をつける。
と同時に目の前の女に引火。
慌てて消火を試みるも、その甲斐なく女は焼死。
哀れ男は殺人で逮捕されましたとさ。

スポーツ新聞で読んだ時は不謹慎にも笑ってしまったが。
]

29.幽霊

バッドエンド 29
主人公は、そこそこ中年のサラリーマン。子どもはなく、おとなしい妻と二人暮らし。なに不自由はないが、刺激もない生活。
その彼が、ふとした事で明るい華やかな雰囲気の女性と知り合う。
若くはないが妙齢で、気が強いところが新鮮で、妻にはない、健康なオンナの魅力がたっぷり。
アッという間にそういう関係になってみると、身体の相性もバッチリ。
結婚以来、初めて生きてて楽しいと思える毎日が訪れる。

すっかり愛人のトリコになってしまう主人公。妻は目に入らない。
だが逢瀬を重ねるうち、お約束で、愛人は妻と別れろと言い出す。
そこまでは踏ん切りがつかずモタモタしていると、
気の強い愛人は「私が直接話す」と乗り込んで来る。
応接間で気まずい沈黙。はらはらと涙を流す妻に、主人公は心を痛める。
話し合いは長引き、とうとう深夜に。
煮詰まって、主人公は二人を残して、二階に引き上げる事にする。
実は、心臓に持病のある主人公。オンナたちを二人きりにして、
気が気ではない。自分の心臓の音がやけに大きく聞こえる。

と、階下の様子がおかしい。心臓の音がひときわ跳ねあがる。
そして主人公は、血をながし、ぴくりともせず倒れている妻を見る。
半狂乱の愛人。つかみあいの末か自殺かで、とにかく死んでしまったらしい。
主人公の心臓は限界。おろおろしながら、妻を隠す主人公と愛人。
ともあれ、ひとまずホッとしてトイレに向かう主人公。
妻を可哀想にも思い、将来の事も悩み、心から反省もする。ところが。
ドアをあけると、そこには死んだはずの妻が立っていた!
うらめしそうに主人公を見つめ、そして近づいてくる。
恐ろしい絶叫とともに、主人公の心臓は動きを停止した……。

後日。喫茶店でくつろいでいる愛人。話していてる相手は、死んだはずの妻。
妻はたっぷり保険金が入り、ほくほく顔。
やっと退屈なサエない夫から自由になったのだ。
愛人を演じてくれたのは、彼女の親友。はじめから、計画通りだったのだ。
妻は親友に礼を言い、保険金から謝礼を払う。
これは、二人だけの秘密。何があっても大丈夫。なぜなら、二人は親友だから。

ヘタレ夫、読んでる内は腹立つんだけど、次第にどよーんとした気分に。

30.いじめ

バッドエンド 30
だいぶ前の事だけど、いじめで殺された学生の親が作ったHPが2chのオカルト板に貼ってあった。
その親は、その学校の事件があった場所にミニ祭壇のようなものを作り、
そこにいつまでもいつまでも花を供えている。
「この事件を忘れさせてはいけない。そのためにもこの場所は必要」と
いうようなことを主張していたように思う。
校長にそろそろ撤去して欲しいと言われた事に対し、怒りの反論を書いていた。

オカルト板住人のほとんどがその母親が怖い、不気味、少し常識が足りない、
という感想を持っていた。

>>返信
多分ここの小学校対応のところ。
http://www.mercury.sannet.ne.jp/kazuyo_aoki/newpage26.htm
http://www.mercury.sannet.ne.jp/kazuyo_aoki/newpage2.htm
http://www.mercury.sannet.ne.jp/kazuyo_aoki/
(読了推奨)

>>返信
この事件はほんとにどこを取っても見事なくらい後味悪いよね。
障害者をボコボコにして死なせた事自体はもちろんの事、
事故で障害を持って一生懸命リハビリして普通の高校に合格した直後だったこと、
仲のよい友達に合格祝いをしてあげるって呼び出されてること、
見てたのに警察も呼んでない近所の人も後味悪い。

それだけでも十分胸糞悪くて後味悪いのに、
そもそも障害者になったのは、先輩に暴力奮ってクラブを止めさせられたせいでグレて
バイクに乗ってて事故を起こしたから。(元は自分も弱い者いじめ)

今度は自分が弱者になったのに性格は(友達の選び方も?)変わらず、
口ばかりが達者で友達を怒らせてたらしい事。

それを親は「体に障害はあっても知能には障害がなかったから」と、
自分も障害者の差別を訴えてるのに知的障害者は差別。
母子家庭で親が夜遅く帰ってくるのを、子供が暗い家の中で待ってるのがかわいそうだと、
豪華な家を建ててそのローンで余計に忙しくなってかまってやれなくなったズレまくりの母親。

このお母さん色んな人を恨んで今でも精力的に活動してるみたいだけど、
もし全員がお母さんの思い通り反省して、
恨める人がいくなっちゃったら返って発狂しちゃうんじゃないかしら。

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オカルト

Posted by uti