最も頭の良い・賢い犬ランキングトップ25
今回は、賢い犬種をランキング形式でご紹介します。
このランキングは、ブリティッシュコロンビア大学で神経心理学研究を行っている教授、スタンリー・コレン氏が出版した「犬の知性(The Intelligence of Dogs)」で発表している、世界的に最も受け入れられている指標に基づいています。
25位.ショートヘアード・ハンガリアン・ビズラ
ハンガリー原産の中型犬で、鳥類の狩猟を目的に生まれた犬種。
全犬種の中でも、最も優れた嗅覚を持つことで知られる。
活発で繊細、人懐っこい性格であるとともに、しつけがかなりしやすく人間に対して忠誠心が高い。
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24位.アイリッシュ・ウォーター・スパニエル
スパニエル種の中では最も大きく、古くからいる種。アイルランド生まれの頑強な中型犬で、足場が悪く、悪天候でも獲物を追跡して捕らえることができる。
人に対しては、従順で賢くふるまい、赤ちゃんや他の動物とも良い関係を築くことができる。しつけの仕方次第では家族の命を守る番犬にもなる。
23位.ポメラニアン
体重は3.5kgほど、体高が13~28cmの小型犬である。
ポメラニアンは、友好的で活発な性格であり、飼い主や家族との仲間意識が強い。
その分、仲間以外の敵が自分の縄張りに現れると、急にほえたりすることもある。
そうではあるが、非常に賢いためしつけさえ正しく行えば、忠誠心が高く素晴らしい家庭犬となる。
22位.ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア/バーニーズ・マウンテン・ドッグ
2種とも同順位で22位。
マリノア(写真左)はベルギー生まれの大型牧羊犬で、警戒心は強いが主人や家族に対しては忠実で優しい。
運動量が最も大きい犬種のひとつであり、それゆえ運動能力も優れているが、頻繁に運動させる必要がある。
そしてとても賢いので、状況判断能力に優れ、他の犬種と比べるとしつけの飲み込みがかなり早い。
バーニーズ(写真右)は、2000年以上前からアルプスの厳しい気候の中で、牧羊犬や護衛犬、農産物の輸送など、たくさんの仕事をこなしてきた犬種である。
このことからわかるように、しつけがしやすく飼い主に対しては従順で温和、攻撃性も低く、我慢強さも随一である。
一方で人を慕う気持ちが強いために、相手にしてもらえないとストレスがたまりやすい。
21位.ワイマラナー
ドイツ生まれのイノシシ、クマ、シカなどあらゆる狩猟に向いた大型の犬種。
ワイマラナーは非常に活発で強健、持久力と忍耐力に優れている。
知的で訓練もしやすく、飼い主には従順で忠実、穏和だが必要なときには勇敢さも示す。
その一方で犬種本来の資質として攻撃性の強い一面があり、近くにいる見慣れない小動物に対しては、追いかけて殺してしまうことがある。
このような本能的行動はトレーニングで抑制することが可能なので、正しいしつけさえ行えば最高のパートナーとなる。
20位.コッカー・スパニエル
イギリス生まれの中型犬で、昔から鳥の狩猟を行ってきた犬種。
独善的なところがほとんどなく、人の言うことをよく聞き、忠誠心が高い、理想的な犬と評価されている。
あらゆる犬種の中で最も自制心と忍耐力に優れており、集中を切らさずに非常に長い間、我慢強く命令を待ち続けられる。
19位.ブリタニー・スパニエル
フランス、ブルターニュ地方原産の中型犬。主に鳥の狩猟を仕事としていた犬種である。
狩猟犬として産まれた種なので、しつけがしやすく、優しい性格である。
しかし他の猟犬に比べると神経質なところがあるので、厳しい訓練は向いていないが、賢いので厳しくしつける必要もないだろう。
また内気なところもあるため、子供の頃に様々な人とのふれあいがなければ、大人になっても社交性が身につかない。
社交性が十分に身につけられれば、ブリタニーは家庭犬としても、パートナーとしても最高の存在となる。
18位.フラットコーテッド・レトリーバー/スタンダード・シュナウザー
2種とも同順位である。
フラットコーテッド(写真左)は、イングランド生まれのレトリーバー犬。直毛(フラット)が特徴である。
かなり活発で、自信家、協調性に秀でており、飼い主への忠誠心はもちろんのこと、小さな子供や小動物への愛情も強い。
しつけの飲み込みも早くとても賢いが、やんちゃなところがありイタズラをすることもある。
また嗅覚が他の犬種に比べて優れているので、麻薬探知犬としても活躍している。
シュナウザー(写真右)はドイツ生まれの、実用犬としては最小クラスの犬種。
番犬として利用され、ひどい寒さや熱さの気候条件に適応できる頑強さを持っている。
子どもに慣れていて、ドイツでは「優しい見守り犬」と呼ばれている。
また、どんな状況でも忍耐強く寛容。他の実用犬と同様にしつけがしやすく、指示を正しく理解して行動可能である。
17位.ジャーマン・ショートヘアード・ポインター
ドイツ生まれの中~大型犬で、持久力と粘り強さ、俊足さに定評がある。
狩猟犬としてだけではなく、家庭生活にも十分に適しており、正しいしつけがなされれば、知的さと快活さと、深い愛情を私達に示してくれる。
16位.コリー/キースホンド
どちらも同順位で16位。
コリー(写真左)は、イギリス生まれの牧羊犬で、長い体毛が特徴の犬種。
陽気で優しく、我慢強い。攻撃的、神経質な面がほとんどなく、穏やかな性格で、子どもや小動物に対しての扱いも上手である。
知的で賢く訓練もしやすいが、唯一牧羊犬としての本能から、吠えることを止めさせるのは難しいとされている。
キースホンド(写真右)は、オランダ生まれの中型犬で、銀と黒色の厚い体毛で覆われているのが特徴。
この種は、仕事における機転の良さと従順さが非常に優れており、学習能力も高い傾向にある。
その分好奇心が強いためか、新しい遊びを見つけ出してはイタズラをする。例えば、穴を掘ったり、物を噛んでみたりと。
15位.スキッパーキ/ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダール
2種とも同順位。
スキッパーキ(写真左)はベルギー生まれの小型犬で、番犬として活躍してきた種である。
頑固でいたずら好きな性格、動物を追いかける本能が強いことで知られている。
スキッパーキはたいへん賢く、独立心が強い。時には飼い主の命令を聞いた上で、さらに機転を利かせ、最も利益が最大になる選択肢を選ぶこともあるほどだ。
ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダール(写真右)は、ベルギー生まれの中型から大型の牧羊犬で、漆黒のロングコートが特徴的な犬種。
とても聡明で、警戒心が強く、周りで起きている全てのことに対して興味を持ち、人間との強い信頼関係も築くことができる。
また、愛情深く忠実で物覚えも良く訓練しやすいため、家で飼うのにも適している。
14位.ベルジアン・シェパード・ドッグ・タービュレン
ベルギー生まれの牧羊犬で、15位のグローネンダールと同一犬種である。黄色と黒のロングコートが特徴。
グローネンダールより友好的で、穏やかな性格のため番犬としては扱いづらいが、それ以外の仕事は、的確にこなすことが出来る。
行方不明者の捜索や雪崩に巻き込まれた人の救助役として活躍することもある。
ペットとしても適しており、強い絆を飼い主と築き、忠誠心に富んでいる。
13位.イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
イギリス生まれの狩猟犬。
賢く、友好的で物覚えも良く、従順さもある。
一方で突発的に興奮することや、家族の中でも一人に対して忠誠を尽くす傾向があるため、ペットとしては初心者に不向きである。
12位.ミニチュア・シュナウザー
ドイツ生まれ、シュナイザーの小型タイプ。
活発で警戒心が強い犬種であるが、命令に対しては従順である。
過度に攻撃的な面を見せることもなく、臆病でもない。
しつけがしやすく、縄張り意識が本能的に強いため番犬として優れている。
また家に知らない人物が訪問したときでも、最初は警戒心を示すが、飼い主が仲良くやっているのを見ると、すぐに訪問者と友好的になれる。
11位.ウェルシュ・コーギー
イギリス生まれの牧畜犬で、胴長で短足が特徴。
コーギーは愛情豊かで、家族全員に対して強い愛情を覚え、飼い主が行くどんな所にもついてくることがある。
飼い主を喜ばしたい、気に入られたいという強い願望を持ってるいるがゆえに、しつけがしやすく学習意欲も高い。
牧羊犬としての役目のほか、警戒心が強く、必要なときには吠えてくれるので、番犬としても向いている。
10位.オーストラリアン・キャトル・ドッグ
オーストラリア生まれの牧牛犬で、牧場で牛を追いかける仕事を主にしていた犬種である。
他の実用犬と同様に非常にエネルギッシュで活発である。そして独立心も強い。
特に、命令に対する従順さでは最も優れている犬種の一つといえる。
また、しつけの飲み込みや状況判断力にも優れている。
一方でやや神経質で人見知りする傾向がある。家族に対しては人懐っこいが、見知らぬ人に対しては吠え立てることが多い。
9位.ロットワイラー
ドイツ生まれの大型犬で、がっしりとした筋肉質の体躯が特徴。
ロットワイラーは基本的に穏やかで、飼い主に献身的、従順である。
警戒心や、恐れを知らない犬種なので、番犬、救助犬、警察犬としても活躍している。
しかし飼い主の飼育放棄、虐待、しつけ不足が原因で、非常に凶暴にもなりうる。
大型種であるがゆえに、噛まれると大きな怪我につながることが多く、アメリカでは犬による死亡事故の15%がこの犬種によって引き起こされている。
8位.パピヨン
蝶の羽根のような耳が特徴的な小型犬で、名前の由来もフランス語のチョウチョ(papillon)から来ている。
パピヨンは非常に知的で自信家な犬種であり、新しいことを覚えて容易に身に付けられる。
また、小さな子供や馴染みのない人に対しても社交的な傾向にある。
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7位.ラブラドール・レトリバー
カナダ生まれの大型犬で、その賢さと社交性、従順さはよく知られている。
洞察力や作業力にも優れることから、介助犬、警察犬、軍用犬などとして活躍している。
また性格も非常に穏和なため、あらゆる年齢の子供や動物と友好関係を築くことができる。
6位.シェットランド・シープドッグ
スコットランドで牧羊犬として活躍してきた中型犬である。コリーと似ているが、シェットランドの方がずっと小さい。
シェットランドは高い知性を備えている。全132の犬種の中で6番目に聡明な犬種であり、この犬に5回も繰り返し教えれば、命令を理解し実行できるようになるという通説がある。
性格も穏和で優しく、忍耐力があり、人とたわむれるのを好むことからペットにも向いている。
5位.ドーベルマン
ドイツ生まれの中~大型犬。
警備犬や労働犬として品種改良された犬種のため、厳しい訓練にも耐えられる非常に賢い犬である。
学習能力、問題解決能力、コミュニケーション力が特に優れており、知的作業に向いている。
飼い主に対しては非常に従順であるが、他の犬や人間に対しては極めて警戒心が強いため、攻撃的な一面を見せることもある。
4位.ゴールデン・レトリバー
イギリス生まれの大型犬。
ゴールデンレトリバーは介助犬、狩猟犬、麻薬探知犬、救助犬など人間社会で様々な活躍を見せている、賢さと忠誠心を備えた犬種である。
性格も穏和で、たいへん人懐っこく、協調性も高い。
また、飼い主を喜ばせて、気に入られたいという思いが強いため、しつけがしやすく、言うことも聞きやすい。
3位.ジャーマン・シェパード
ドイツ生まれの犬種。
知的で、忠誠心と服従心が強く、訓練を好む性格から救助犬、軍用犬、警察犬、麻薬や爆発物探知犬など特殊訓練を必要とする場面で活躍している。
特に警察犬としての活躍は有名で、多くの密輸業者、泥棒、テロリスト、闇取引商人などの摘発に一役買っている。
↑2001年9月11日起きたアメリカ同時多発テロで、がれきに埋もれた生存者を発見したジャーマン・シェパード。
2位.プードル
ドイツ原産の水中での獲物の発見、回収を行う水中回収犬や、鳥獣猟犬として活躍してきた犬種である。
プードルは最も高い知能を持った犬種のひとつであり、エネギッシュで社交性に富んでいる。
特に服従訓練の分野で秀でており、様々なドッグスポーツの大会で優れた成績を収めている。
1位.ボーダー・コリー
イギリスで牧羊犬として生まれた犬種。
全犬種の中で最も知能が高く、牧羊犬として人間に最も貢献してきた存在である。
ボーダー・コリーは、人間の言葉を1000以上覚えられることが明らかになっており、そのため訓練性能が最も高いとされている。
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コメント一覧
今更ながら記事内にあるアメリカ同時多発テロは2011年と記載ありますが2001年ではないですかね?w
最近TBSの報道番組でも同じ間違いしてましたが…
管理人です。
ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました。
は?