日本の危険な毒キノコ40種類(画像)

21.クサウラベニタケ

30(出典:wikipedia)

シメジの仲間とよく似ていることから、日本で毎年数十人の食中毒者を出している。

シメジとの区別が困難なために、東北地方ではメイジンナカセと呼ばれるほどである。実際に、お店で誤って販売されていたこともあるくらいだ。

食べるとすぐに、腹痛、嘔吐、下痢などが現れる。最悪の場合には死亡することもある。

(よく似ている食用可能なウラベニホテイシメジ)

31(出典:Flickriver)

★.比較的毒性の弱い毒キノコ

22.ヒダハタケ

32(出典:wikipedia)

ヨーロッパでは、第二次世界大戦頃まで食用キノコとして扱われていたが、1944年にこれを食べた人が死亡したことで毒キノコとして認識されるようになった。

毒性はそれほど強くないとされるが、慢性的に摂取することで、細胞が破壊され腎不全などで死亡する。

23.コシロオニタケ

33(出典:Daum)

とがったイボが無数に並び、糸くずのような繊維に覆われている毒キノコ。食べると激しい下痢、嘔吐などに襲われる。

24.ウツロイイグチ

34(出典:boletes)

牛がこれを食べて死亡している。ボラフィニンと呼ばれる、たんぱく質合成を阻害する毒物が含まれているので、肝臓に障害を起こすと考えられている。

25.ミカワクロアミアシイグチ

35(出典:Mycological )

2002年に日本の大学による調査で、強力な毒を保有するキノコと判明した。このキノコによる中毒者はまだいないが、激しい下痢や腹痛になると考えられている。

26.ドクヤマドリ

36(出典:wikipedia)

1995年に日本人によって発見された、比較的新種の毒キノコ。少量食べただけでも、下痢や嘔吐、発熱。悪化すると腎臓に障害を起こすとされる。

27.バライロウラベニイロガワリ

37(出典:ensoku)

全体が真っ赤に色づいた毒キノコ。食べると胃腸系に障害をもたらし、ひどい下痢などの症状が起こる。

28.オオキヌハダドマヤタケ

38(出典:Setas y hongos)

ムスカリンという神経系に作用する毒を保有しており、食べると体中が汗だくになる。その他、流涙、嘔吐、下痢、視覚障害などが起きる。ひどい場合は呼吸困難におちいり、死に至る。

29.オオシロカラカサタケ

39(出典:MushroomExpert)

食べると悪寒、下痢、腹痛などの中毒症状がでる毒キノコ。

30.テングタケ

40(出典:wikipedia)

食べると下痢や嘔吐、幻覚などの症状を引き起こす。ほとんどの場合、1日で回復する。

31.カキシメジ

41(出典:wikipedia)

見た目が地味で、美味そうに見えることから日本では中毒者が続発しているキノコである。毒性は強くないが、食べると腹痛や下痢をおこす。

32.イッポンシメジ

42(出典:wikipedia)

日本国内での中毒事故はそれなりに多く、これまでに少なくとも70名近くが中毒を起こしている。食べると下痢や嘔吐などが起こる。死亡例もある。

33.コガネテングタケ

43(出典:Amanitaceae)

黄色のイボがついた毒キノコで、食べると幻覚のほか、下痢などの症状が現れる。

34.ガンタケ

44(出典:Wikimedia)

色が鳥のガンに似ていることからこのように名づけられた。うまみ成分を含んで美味であることがわかっている。しかし、食べると下痢や嘔吐などに襲われることになる。

35.ベニテングタケ

45(出典:MykoWeb)

色彩は派手だが、それほど強い毒をもってはいない。だが、食べると30~90分程度で、幻覚や下痢、吐き気に見舞われる。その後12~24時間以内には、症状はおさまる。

36.アカヤマタケ

46(出典:wikipedia)

大きさ2~5cmほどの小さな赤いキノコ。食べると酒を飲んだような酩酊感がもたらされる。

37.ワカクサタケ

47(出典:Biologypop)

若草色の小さなキノコで、毒性は強くないため大量に食べない限りは健康上の影響はないとされる。量にして20本以上食べると、下痢などの胃腸障害を起こす可能性があるということだ。

38.ハエトリシメジ

48(出典:Shroomery)

このキノコには、ハエを殺す成分が含まれている。また、うまみ成分のイボテン酸が含まれているが、大量に食べると幻覚、幻聴が引き起こされるため注意しなければならない。

39.ウスタケ

49(出典:The Atrium)

ラッパのような形をしたキノコで、大きさは最大で直径15cm、高さは20cmに達する。誤って食べると8~14時間以内に吐き気、下痢などの中毒を起こす。

40.ニカワホウキタケ

50(出典:Wikimedia )

サンゴのような形をした鮮やかな色のキノコで、食べると頭痛や悪寒、めまい、幻覚などの症状が見られる。

(参考)『日本の毒きのこ』.学習研究社.2003. ISBN 4054018823.
『カラー版 きのこ図鑑』.家の光協会.2001. ISBN 4259539671

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雑学

Posted by uti