億万長者になれる。未だ見つかっていない世界の財宝7つ
1.財宝を求めて何人もの死者が出ている。フォレスト・フェンの秘宝
(via True West Magazine)
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北アメリカのロッキー山脈に隠された宝箱であり、自ら埋めた古美術商フォレスト・フェンによれば、約3億円分のゴールド、それに宝石や数々の遺物が入っており、合計すると全部で10億円以上の価値になるという。
(via KUNC)
フォレストが長年ためた財産をこのような形で贈与することにしたのは、末期の腎臓がんで余命数年を医者に言い渡されたことがきっかけだった。彼は死に直面して、遺産をどう始末するか考えた。
その結果生まれたのが、フォレスト・フェンの秘宝であった。
(via wikipedia)
既に30万人以上がこの秘宝を求めて山に入った。探索中に死者も出ており、ある者は急斜面から滑落し、ある者はイカダが転覆して亡くなった。死者数は4人に上っている。
警察は、フォレストにこの宝さがしを止めるように要請しているが、彼はそれに従うつもりはない。
彼が自らの足で宝を隠しに行ったのは2010年で、既に80歳を過ぎていた。だから財宝探しに険しい道を登ったり、大きな岩を動かしたり、川を下ったりする必要はないという。財宝があるのは、お年寄りでもたどり着ける安全な場所であるらしい。
財宝の在処は、フォレストによって様々なヒントが与えられているものの、現在も見つけることはできていない。
2. 200億円分。フロリダ・キーウェスト沖に沈没したスペイン船
(via history)
1622年、スペイン船のアトーチャは、大量の高級品をのせてパナマからスペイン本土に帰還する予定だった。その貨物には銅や銀、金、たばこ、宝石、インディゴなどがあり、2か月近くかけて積み込むほどの量があった。
しかし帰りの航路で、ハリケーンに巻き込まれキーウェスト沖で沈没した。これによって3人の船員と2人の奴隷を除く、乗員265名が亡くなった。また積載された財宝もアトーチャと一緒に海底に消えた。これら財宝の価値は、現在の価格で700億円に達するという。
(via wikipedia)
だがその大部分は既に回収されている。トレジャーハンターのメル・フィッシャーが、15年以上にわたる探索を経て、ついに約500億円分の財宝をキーウェスト沖160km以内で発見したのである。
とはいえ、当時の積荷記録を見ると17トン分の銀塊や12.8万個のコイン、27キロ分のエメラルド、金の箱35個がまだ見つかっていない。その価値は約200億円分に上るという。
3.2000億円のサンミゲルの財宝
(via Canada Stock Journal)
1712年、スペインは来たる継承戦争に備えて大量の資金を集めるため、史上最もリッチな宝船団を組んだ。11隻からなる宝船団に、銀や金、宝石など現在の価値にして2000億円分を積載し、キューバからスペイン本土へ向かったのである。
海賊船や私掠船からの略奪をさまたげるため、船団の出発はハリケーンが到来する季節の直前にした。だが、これは最悪の選択になった。キューバから出発して6日後に、ハリケーンに遭遇し、すべての船が沈没したのである。
(via PANICD)
この沈没で数千人の船員が死亡し、2000億円の財宝が海底に沈むことになった。この事故後、スペインは約4年かけて財宝の半分を回収した。またこれまでに11隻のうち7隻の沈没船が見つかっている。
だが見つかったそれらの船には、ごくわずかな財宝しか見つからなかった。残りのほとんどは、他の船よりも小型で航行速度の速いサンミゲル船にまだ眠っているのではないかと考えられている。
4.失われたファベルジェ・エッグ
(via wikipedia)
ファベルジェ・エッグは、1883年から1917年の間にロシア帝国お抱えの金細工師ファベルジェが製作した宝石のイースターエッグである。
ファベルジェ・エッグは、ロシア皇帝のアレクサンドル3世が妻マリアに贈るため作らせたのが始まりで、その贈り物は恒例行事となった。彼の息子であるニコラス二世も妻にファベルジェの宝石を贈っており、ファベルジェが皇帝らのために製作したイースターエッグは全部52個とされている。
(via wikipedia)
それらのイースターエッグは、それぞれデザインが異なっており、以下写真のようにマトリョーシカのようであったり、純金のものがあったり様々。
(via wikipedia)
エナメルの卵の中には純金の卵黄が入っており、その中に黄金のめんどり、さらにその中にはダイヤモンドの王冠、そして最後にダイヤモンドの指輪が入っていた。
(via Wikipedia)
しかし1917年に起きたロシア革命により、ニコラス二世が処刑され、これらの宝石は全て没収された。その多くが売りに出されたが、52個のうち8個は、恐らく盗難されて現在も行方がわかっていない。
非常に希少性が高く、この中にはオークションで10億円の値が付いたイースターエッグもある。もし残りの8つが見つかれば、70億円近くの価値があるかもしれない。
5.琥珀の間
(via wikipedia)
驚くべき構造物であるとして「世界8番目の不思議」と言われることもあった。ロシア・サンクトペテルブルクのエカテリーナ宮殿内の一室にあった琥珀の間は、ナチス・ドイツの兵士にすべての装飾が略奪され、ドイツに持ち去られたのである。
琥珀の間は、広さ55平米の部屋一面が琥珀で彩られ、6トンもの琥珀が使用されていた。その価値は150億円以上になるとされる。
ドイツに盗まれてからは、ケーニヒスベルク城に保管されていた。だがイギリス空軍の空爆にあい、ほとんど消滅したと考えられている。
(via The Swamp)
琥珀の間は1979年から復元作業が行われ、24年の歳月をかけて2003年に、エカテリーナ宮殿内に再現された。
6.隠された黄金のフクロウ
(via La Montagne)
1993年4月、マックス・ヴァレンティンと名乗る人物が、黄金のフクロウをフランスの田舎に埋めた。そしてそれを見つけた者に、誰であろうが100万フラン(約1億円)を授けると約束した。
マックスは、フクロウの在り処について11の手かがりを与えたが、15年以上たった今でも見つかっていない。
これまでにたくさんのトレジャーハンターが現れては消えた。中にはコンクリートのビルを打ち壊す者や、礼拝堂を焼き尽くした者もいた。彼らは建物の下にこのフクロウがあると考えたのだった。
1995年にマックスを取材したところ、既に95%の謎はハンターたちによって解かれていると彼は話した。だがハンターたちが解決策を共有せず、互いに情報交換しないために、最後の5%にたどり着けないのだと言う。
またマックス定期的に隠し場所に行き、フクロウがあるか確認しており、その時にそこから120m離れた場所で掘り起こした跡を見つけたそうだ。誰かが惜しいところまで到達していたのだ。
宝探しを開始した張本人であるマックスは、2009年に亡くなった。だが宝の在り処は、封をした手紙に記されており、それは彼の担当弁護士が預かっている。
7.最大200億円。リマの財宝
(via circa71)
スペインが16世紀にインカ帝国を征服したあと、略奪した富は植民地化したリマ(ペルー)に寄せ集められていた。だが19世紀に入って南アメリカの独立戦争が激しくなり、植民地の維持が困難になった。
リマでも反乱が起ころうとしていたため、安全策として莫大な富をメキシコに移すことが決定された。その資産は、宝石や金・銀の延べ棒、聖母マリアの実物大純金像など最大200億円分になるとされた。
メキシコまで輸送する役は、ニューファンドランド人のウィリアム・トンプソン船長に任された。しかし船長と船員は財宝の誘惑に負け、守衛と付添の僧侶を殺害して海上に遺棄し、略奪行為を働いた。
トンプソンらはその後ココ島に向かい、その島に宝を埋めたと後に自白している。彼らは事態が鎮静化してから、財宝を掘り起こし、山分けする算段だった。
(via wikipedia)
だが船長らは逮捕され、海賊行為で裁判にかけられた。トンプソンと一等航海士のジェームスは、宝の在り処を教えることを条件に極刑を免れた。だが他の船員は全員首吊り処刑になった。
そして、トンプソンらはココ島にスペイン人を連れていった。だが彼らは宝の在り処を教える前に、ジャングルの中に逃げ込んだ。それ以来、彼らを二度と見ることはなかった。噂によれば、彼らは捕鯨船の助けを借りてカリフォルニアに渡り、実業家として成功を収めたという。
その200億円分の宝は、数々のトレジャーハンターが探索に挑んだものの、現在でも見つかっていない。もしかしたら彼らの証言は嘘で、別の島に埋めた可能性もある。
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