中国で売られていた偽物の毒物料理(偽装食品)

今回は中国で実際に販売されていた、あまりにも恐ろしい食品を全部で7つご紹介します。

1.偽の卵

(via Edia Media)

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本物の卵より製造コストを半分まで抑えることができると言われるニセの卵です。

ニセの卵はゼラチンと水、融雪剤に使われる塩化カルシウム、ミョウバン、着色料等から出来ています。カラの部分は、本物と同じ材料の炭酸カルシウムであるため、下の写真を見て分かるように本物そっくりです。

(本物のタマゴとの比較、左がホンモノ)

(via Giga Circle)

そのため、たとえお店に本物とニセモノが両方並んでいたとしても、一見して見分けること難しいです。

ですが、割ってみれば一目瞭然で、明らかに違います。もし、食べてしまったら、死ぬ可能性は低いですが、下痢や腹痛に悩まされることになります。

動画:中国のニセタマゴ

写真で紹介したものとは違うタイプのニセモノです。こちらはゆで卵となっています。外見だけでは見分けが付きづらいですが、触ってみると、黄身にゴムのような弾力があるため判別できます。

2.セメント入りクルミ

(via VTC News)

2012年に河南省の鄭州市(ていしゅう)で、ある男性が2.5kgのクルミを買いました。彼が家に帰ってクルミを開けてみたら、実が一切入っておらず、その代わりにコンクリートが入っていたのです。しかも入っていたのは一つではなく、全てにです。

このコンクリートは、紙に包まれて入っており、これはクルミを振った時に変な音が鳴らないための偽装工作でした。このクルミの売人は、コンクリートをクルミにたくさん詰めて、ぎっしり実が入っていると偽って売っていたのです。

(コンクリートを詰めてから、クルミの殻を接着剤でくっつける)

(via althealthworks)

どうしてこんなことをするのかというと、それはクルミの価格が昨今高騰してきているためです。ここ10年で10倍以上も価格が上昇しています。

3.豚肉から作った牛肉

(via chinasmack)

安徽省(あんきしょう)の合肥市(ごうひし)にあるラーメン屋さんで、薬剤につけた豚肉を、牛肉としてメニューに出していたことが発覚しました。

医者によれば、この薬剤を長期的に使用し続けると中毒を起こしたり、奇形児を出産する可能性が高まったり、ガンにかかることもあると言います。

問題の薬剤は、「90分で豚肉を牛肉に変えられる」といいます。

(豚肉を牛肉に変える薬剤「牛肉エキス」)

(via chinasmack)

(上の薬剤と一緒に、豚肉の香り消しとして、この粉末を使います。この1パックで豚肉50kg分)

(via chinasmack)

(薬剤と粉末を豚肉にからめます)

(via chinasmack)

【どちらも調理済み。薬剤を付けた豚肉(右)とそうでない豚肉(左)の比較】

(via chinasmack)

薬剤を付けた方は、見た目が茶色っぽく、ホンモノの調理済み牛肉のようにも見えます。

(並べて比較)

(via chinasmack)

これを料理の材料として、まぎれ込ませてしまえば、簡単に見分けることは難しくなります。

4.ニセのグリーンピース

(via althealthworks)

2010年に湖南省でニセのグリーンピースが発見されました。地元紙によれば、このグリーンピースは煮ても全く柔らかくならず、お湯が緑色になるだけだったと伝えています。

ニセグリーンピースは、非常にもうけの良い仕事で、3年以上前から製造していた工場もあったようです。

(ニセグリーンピースの小規模工場)

(via althealthworks)

ニセのグリーンピースは、ダイズやきぬさやに緑色の着色料と、ヘアカラーリング剤などに使われる二亜硫酸ナトリウムを混ぜて作っています。

これに使われている着色料は、発がん性があるだけでなく、カルシウムの吸収を阻害することから、法律で使用が禁じられています。

この事がニュースになる以前にも、何度も同じような報道がされていましたが、国は動きませんでした。これを食べたことが原因で、一人の命が失われてからようやく、重い腰をあげたのです。

5.工業塩を食塩として販売

(via The Nanfang)

工業塩と食塩は、どちらも塩化ナトリウムを含んでいることには変わりありません。しかし、工業塩には危険な不純物(亜硝酸塩など)が含まれている可能性があります。また食品としての検査を一切受けておらず、衛生面での問題もあります。

これを13年間に渡って販売していた12人の中国人が、2010年に逮捕されています。この工業塩を長期間摂取することで、甲状腺機能が低下し、強いけん怠感や便秘、脱毛などが起こったり、生殖器官に障害が起こる可能性があるとされています。

6.泥をコショウとして販売

(via inventorspot)

広東省の市場で、泥で作ったとされるコショウが販売されていたことが分かっています。これを調査したところ、コショウは地元の泥をかき集めて作られていたことが分かり、また同じ場所で売っていたホワイトペッパーもほとんどが小麦粉から作られたものであったことが判明しています。
価格は1kg900円だったと言います。

(※本物の黒コショウ&白コショウ)

(via wikipedia)

ニセモノの写真はありませんでしたが、泥を丸めて作ると、一見では本物のコショウと見分けがつきづらいようです。

7.プラスチックから作った米

(写真はプラスチック米)

(via quora)

プラスチック米は、サツマイモやジャガイモを溶かしてから、プラスチック(ポリ塩化ビニル)を混ぜて、米の形状に整形して固めたものです。先ほど紹介したグリーンピースと同じように、加熱してもあまり柔らかくなりません。

【プラスチック米(左)と白米(右)の比較】

(via Carib Flame)

ポリ塩化ビニルには、発がん性があります。これを食べるとガンにかかりやすくなるだけではなく、消化器官に障害を起こすこともあります。また日常的に食べれば、命を落とすこともあるでしょう。

プラスチック米は、これまでに少なくとも900万トンが市場に出回ったとされています。

参考元:inventorspot

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画像, 食べ物

Posted by uti