最も値段の高い熱帯魚(ランキング11種)
史上最も高値がついた熱帯魚をランキング形式でご紹介します。さっそく11位から順に見ていきましょう。
11位.キャンディーバスレット 10万円
(Saltwater Smarts)
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非常に鮮やかな紫とオレンジの横じまが特徴の熱帯魚です。熱帯魚の中で最も鮮やかな色彩を持つ種とも言われています。実物を見ると、写真とは違う色の強さを実感できます。
本種はカリブ海に位置するキュラソー島沿岸の浅い海に生息しており、岩の隙間やサンゴなどを住処にしています。
(Reefs)
この魚を手に入れるまではかなり大変ですが、飼育にはそれほど手間がかかりません。最大でも6.5cmと小型で頑丈、病気に強く、エサが手に入れやすいからです。また飼育下で繁殖に成功したケースもあります。
10位.クラリオンエンゼル 25万円
(Saltwater Smarts)
メキシコの太平洋沖に浮かぶ美しい島、クラリオン島から名付けられた熱帯魚です。鮮やかなオレンジ色の体色に、金属光沢を放つ青色の帯模様が特徴的です。
(Blue Reef Photography)
最大体長20cmほど。主にサンゴ礁などに隠れて、藻類や海綿、動物プランクトンを食べて生活しています。この熱帯魚の美しさと生息域が限られている希少さから、高価格で取引されています。
9位.ユウゼン 27万円
(lazypenguins)
小笠原諸島など熱帯の太平洋側でしか見られない希少な種です。めったに観賞魚として取引されることがありません。大きさは15cmほどで、藻や底生生物を食べています。非常に活発なため、飼育するには大きな水槽が必要です。
英語では見た目が錬鉄(れんてつ)の色合いに似ていることから、錬鉄のチョウチンウオ(Wrought-iron butterflyfish)と呼ばれています。一方で日本では、友禅染めの模様をイメージさせることから、ユウゼンと名付けられました。
(wikimedia)
8位.オーストラリア・フラットヘッド・パーチ 50万円
(therichest)
オーストラリアのサンゴ礁に住む熱帯魚です。オレンジ・黒・白の横じまが特徴です。
本種は常に岩場のすきまに隠れているため、捕獲するのはきわめて困難です。住処から離れるのは唯一、獲物のエビがやって来たときだけで、その際にも弓矢のように一瞬で獲物を捕まえて中に隠れてしまいます。
(Abyss Aquatic)
飼育下の個体は世界でも10匹以下とされ、イギリスでは一度も輸入されたことがないほどです。2011年にアメリカで本種の取引が行われ、コレクターたちの熱狂とともに50万円の値が付いたことで知られています。
7位.ネプチューングル―パー 60万円
(richest)
水深80~240m付近で見られる深海生物です。水面付近にやってくることはまれで、手に入れられる機会はめったにありません。成体はピンクの体色に、光沢を放つ黄色の縦じまが入ります。
(allTop Ten)
幼体は体色が黄と黒で、白色の縦じまが入ります。成長すると最大で40cmほどになります。
6位.ゴールデン・バスレット 80万円
(mundofish)
カリブ海の水深150m以下にいる熱帯魚です。全長は5cmほど、体は金色に輝きます。明るい場所を嫌い、岩場のすきまに隠れて生活しています。
(biogeodb)
深い海に住む魚である上に、ほとんど岩場から顔を出すことがないため、捕獲が難しく、さらに繁殖も困難なことから非常に高値が付いています。
5位.ブレードフィン・バスレット 100万円
(mundofish)
6番で紹介したバスレットの仲間で、本種は水深250m以下に住んでいます。カリブ海のキュラソー島付近のサンゴ礁を住処としています。その希少さから高値で取引されています。
ブレードフィンというのは、背びれの形状が刃(ブレード)のように見えたことから名付けられました。大きさは3cmほど。ボディは赤と白の鮮やかな縦じまで彩られます。
4位.マスクエンゼル 200万円
(Waikiki Aquarium)
(successstory)
ハワイにいる熱帯魚で、水深23~174mのサンゴ礁にいます。オスとメスで体色が異なります。どちらも頭に仮面をかぶっているような姿であることから、マスクエンゼルという名前が付いています。
ハワイではこれらの熱帯魚の採集が固く禁止されていることや、めったに見られない種であることもあって、非常に価格が高騰しています。
3位.ペパーミントエンゼル 300万円
(Reef Builders)
2012年にハワイのワイキキ水族館が、本種を300万円で購入し、一躍有名になりました。2012年時点で一般公開されているのはここだけで、個人的に飼育されているのも数十匹足らずです。
(Reddit)
ペパーミントは太平洋南部、水深53~120mの暖かい海におり、サンゴ礁に隠れて生活してます。最大で体長は7cmほど。赤と白の縦じまが美しく、コレクターの間では非常に需要のある種です。
2位.ポルカドット・スティングレイの変異種 1000万円
(ap)
→これに関する報道動画(英語)はこちら
ブラジルにしかいない、川に生息する淡水エイです。水玉模様が特徴で、他のエイと同様に尾の部分にはトゲがあり、そこから毒を出します。
1000万円と書きましたが、ポルカドットスティングレイ自体はそれほど高くありません。実際のところ2~5万円で販売されています。他のエイと比べても丈夫なので、エイの飼育初心者向けとも言われています。
(finspi)
1000万円の値が付いたのは、2013年の台湾アクアリウムエキスポで展示された変異種です。そのエイは頭部がU字状に盛り上がっており、他のエイよりも平らでない変わった個体でした。
1位.プラチナアロワナ 4000万円
(Aquarium Base)
(successstory)
アロワナはおよそ1億年前以上に生まれた古代魚であり、その美しさ、かっこよさ、巨大さから熱帯魚として人気の種です。値段はピンきりで、2000円前後で買えるものもいますし、プラチナアロワナのようにとてつもない額になる個体もいます。
プラチナアロワナとは、アロワナが突然変異したもので、色素が分泌されず、全身が白い個体のことを言います。
アルビノとは異なり、目が赤くなりません。アルビノよりもずっとレアで、出現率は10万分の1以下とされ、新しく売りに出されるのは10年に1回にあるかどうかといったところです。
プラチナアロワナの動画
値段については以下を参照:successstory
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