億超え!世界一高価な楽器(ランキングトップ10)

これまでに最も高値で売買された楽器を知っていますか?今回は、ランキング形式で高価な楽器をご紹介します。10位から順に見ていきましょう。

10位.ガスパロ・ダ・サロのヴィオラ 5425万円

(via Rare Delights Magazine)

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ヴァイオリンが生まれたのは16世紀頃だが、その最初期のヴァイオリン製作者がガスパロ・ダ・サロであった。彼は1540年にイタリアに生まれ、学校を設立して、そこの生徒たちに弦楽器の製作方法を教えていた。

現在のヴァイオリン属の基礎を作った人物の一人であり、世界的にも彼の作品は高い評価を受けている。

彼の作った楽器は80個しか残っていないため、非常に価値が高く、2010年のオークションでは5425万円まで値段が吊り上がった。

9位.OM-45デラックス・アコースティック・ギター 5545万円

(via Khmertracks)

最高品質のギターを製作しているアメリカのメーカー、マーティンのアコースティック・ギター。

マーティンは1800年代半ばに設立されたメーカーで、現在では毎年5万本以上の楽器を生産しており、これまでにエリック・クラプトンやエルビス・プレスリーなど世界の名だたるアーティストが使用してきたことで知られる。

このギターは、1929年に1年間だけ作られていたオーケストラモデル(OM)。外部に美しい装飾が施されているのが特徴だ。

かつてアメリカで人気を博した歌手であり、俳優のロイ・ロジャーが実際に使用していたこともあって、2009年のオークションでは5千万円を超える価格で競り落とされた。

昨今ではレプリカ版も販売されており、そちらは800万円以下で購入可能となっている。

8位.エリック・クラプトン・フェンダー・ストラトキャスター(ブラッキー) 9595万円

(via Andertons)

(※写真は復刻モデル)

エリック・クラプトンが1970年~1980年代に使用していたエレクトリック・ギター。このギターは、彼が楽器店から購入した1万円ほどのウィンテージ物ギター6本を組み合わせて作り上げた。

10年以上に渡ってライブやスタジオで使っていたが、老朽化のため引退。その後オークションへとかけられ世界最高額のギターとなった。落札金はアルコールのリハビリ施設へと寄付されている。

7位.レディ・テナント・ストラディバリウス 2億300万円

(via Rich People Buy)

弦楽器の製作者として最も偉大であり、現代のヴァイオリンを形作った人物として知られるアントニオ・ストラディバリが製作したヴァイオリン。

彼は1680年から1730年頃までヴァイオリンやチェロ、ギター、ヴィオラを作り続けた。その中の一つがこれで、特にストラディバリウスの黄金時代と言われた1699年に製作された物だ。

レディ・テナントは最初、スコットランドに住む億万長者の妻であり、アマチュアヴァイオリニストであった女性にプレゼントされたのだが、2005年にオークションにかけられ、2億円を超える額で落札された。

その後、中国人ヴァイオリニストLiu Yangに貸与され、ジョン・F・ケネディ・センターの設立25周年を記念したコンサートで初披露された。

6位.ジョン・レノン スタンウェイZピアノ 2億1000万円

(via Wikimedia)

ジョン・レノンとオノ・ヨーコが所有していたスタンウェイ製のピアノ。このピアノで「イマジン」が作曲されたことは、とても有名である。

1970年にドイツのハンブルクで作られたモデルで、その年の12月に彼らのスタジオに届けられた。1992年に個人収集家によってこのピアノが購入され博物館に貸与されていたが、2000年にオークションにかけられた。

後に、落札者のジョージ・マイケルが、リバプールにあるビートルズの記念館、ビートルズストーリーに譲渡している。

5位.ハンマー・ストラディバリウス・ヴァイオリン 3億5400万円

(via Classic FM)

7位で紹介したのと同じく、ストラディバリのヴァイオリン。こちらも彼の黄金時代であった1707年に製作された。

ハンマーという名前は、一番最初の所有者である19世紀のスイス人コレクター、クリスチャン・ハンマーにちなんでいる。また米国を拠点に活動するバイオリニストの竹沢恭子が貸与を受けていたことでも知られる。

12年間の貸与を経て、2006年にオークションにかけられ、匿名の入札者によって3.54億円で競り落とされた。

4位.レディ・ブラント・ストラディバリウス 12億7000万円

(via Wikimedia)

ストラディバリが残した楽器の中でも、2本の指に入る優れた保存状態のヴァイオリン。1721年製。

2008年に、およそ10億円で日本音楽財団に売却された後、東北大震災への寄付金に充てるためオークションにかけられた。12億円を超える落札金は、全て震災の復興支援に使用された。

3位.ヴュータン・ヴァイオリン 16億円

(via Maestronet)

ストラディバリと肩を並べるヴァイオリン製作者として知られる、ジュゼッペ・グァルネリの作品である。

1741年に製作され、270年もの歳月が経っているにもかかわらず、ひびが一切なく、修理痕も継ぎ接ぎも存在しないほぼ完全な状態で存在している。

これまでにユーディ・メニューインやイツァーク・パールマンなど名だたるヴァイオリン奏者に使用されてきたが、2012年にオークションにかけられ、匿名の人物によって16億円で落札された。

その後、アメリカのヴァイオリニスト、アン・アキコ・マイヤースに永久貸与されることとなった。

2位.デュポール・ストラディバリウス・チェロ 20億円

(via wikipedia)

ストラディバリが1711年に製作したチェロ。彼が作ったチェロは、現在63本しか残っていない。本体にはへこみ傷があるのだが、これは1812年にフランスの皇帝ナポレオンが使用した際に付いたブーツの痕だということはよく知られている。

また、20世紀を代表するロシア人チェリストであるムスティスラフ・ロストロポーヴィチに1974~2007年まで貸与されていた。彼の死後、日本音楽財団におよそ20億円で売却されている。

1位.マクドナルド・ストラディバリウス・ヴィオラ 45億円

(via rainews)

これまでに何度も紹介したが、こちらもストラディバリウス(1644~1737年)の作品である。彼の残したヴィオラは世界に10本しかないが、その中で最も保存状態が良く、最高峰の作品とされる。

彼の黄金期であった1719年に製作され、1820年代にこのヴィオラの名前となったアイルランドの貴族、マクドナルド男爵の元へと渡った。

2014年の春に入札式競売にかけられ、最低落札額45億円という楽器史上過去最高額でのオークションとなった。だが買い手は付かなかった。それゆえ、現在でも購入可能である。

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雑学

Posted by uti