世界の恐ろしい未確認植物<6種>
1.人を食べる木、ヤ=テ=ベオ
(via wikimedia)
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アフリカと中央アメリカに生育していたとされる樹木。この木は幹が太く、巻きひげのようなツルが無数にあり、これで獲物を巻き取って捕食した。
獲物となるのは昆虫がメインだったが、その巨大さから人を食すこともあったという。ある文献には、獲物を探知するための目を持つと書かれていた。
地元の部族にとってヤ=テ=ベオは、悪いことが起きる前兆であり、魔女の魔術によって生みだされた不吉なものだと考えられていた。
2.踏むと一生飢えに苦しめられる、ハングリーグラス
(via Cryptid Wiki )
アイルランドの伝承の中に登場し、この草の上を歩くと、生涯満たされることのない飢えに苦しむと伝えられている。他の雑草とは全く見分けがつかない。
(via Irish Imbas Books)
文献によれば、ハングリーグラスは餓死した人間の魂がもたらした呪いであり、1840年代に起きたジャガイモ飢きんが発端となって噂されるようになった。
3.ヒツジの実がなる、バロメッツ
(via wikimedia)
ヨーロッパや中国などに生育していた植物で、ヒツジが実るとされた。
ある時期になると丸い実がなり、それを収穫すれば子ヒツジの肉と血、骨が得られる。実が熟して割れると、ヒツジが顔を出し、周囲の草を食べて成長し始める。
(via wikimedia)
ただし体がクキとへその緒のようにつながれているため、クキから届く範囲の草が無くなってしまうと死ぬ。またクキが切断された場合にも死ぬことになる。
(via wikipedia)
バロメッツは、ヨーロッパ人がワタの実る「木綿」という植物を知らなかったために創り出してしまったものではないかと考えられている。
ヨーロッパ人は木綿という植物を現地民から聞いて、「羊毛を産む木」を頭に想像したのだ。
4.人面樹
(via wikimedia)
人の顔のような実が成る中国の伝承上の樹木。
江戸時代に浮世絵師の鳥山石燕が、妖怪画集『今昔百鬼拾遺』に描いたことで、日本でもその名が知られるようになった。
(via cryptidz)
人面樹は、子供のような顔の果実を枝に付け、話しかけると笑うが人語を理解することはできない。秋頃には果実が熟して食べられるようになる。甘酸っぱさがあるという。
(via cryptidz)
その種子にも顔、目、鼻、口が付いている。樹木の全てが食用となるため、現在では全て食べつくされて絶滅したと言われている。
5.近づいた者を腐敗させる、ウムドレビ
(via Cryptid Wiki )
ウムドレビは、かつて多くの人々を死に至らしめたとされるアフリカ南部に自生する樹木。1882年に科学雑誌ネイチャーで初めて報告された。
脆くて大きな葉を付け、2層の樹皮から構成される。果実は赤と黒で柱状をしている。
この木に近づいた動物は毒に侵され、腐敗して土となり、この木の栄養分となってしまう。この毒は、根の周りの汚染された土から放出されている。
人間がこの毒に侵されると頭痛、目の充血、強い痛み、腹部膨満、下痢、熱などの症状に見舞われる。その後精神錯乱を起こし、死に至る。
6.少女の実がなる、ナリーポン
(via Cryptid)
仏教の神話に登場する樹木。タイのジャングルに自生し、時々近くに来た人間に石を投げつけることがあるという。
(via Legalize All Plants)
上の写真は、タイ北部の仏教寺院で保存されている実際のナリーポンである。内部を調査したところ骨は見られなかったが、内臓はあり、人間とよく似た構造であったという。
(via aMiNGeeK)
ナリーポンは足の先から形が出来始め、1週間で15歳ほどに成長して、髪の毛で枝からぶら下がるようになる。
体全体が出来上がると、木から落ちる。落ちてからの寿命は1週間ほどだが、この期間は人間と同様に歩行や会話ができると言われている。
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コメント一覧
この日エイプリルフールだったから、お伽話っぽいまとめになってるっぽいわぁ