どぎつい悪臭を放つ生物トップ10
10.シュウダ
(via JURASSIK-VAR)
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臭蛇と書いてシュウダという名前がつくほど、悪臭でよく知られるヘビ。アジア地域に分布しており、日本では与那国島などで見られる。
全長は最大240cmとかなり大きい。通常は臭いを出さないが、危険を感じると総排せつ孔から甘苦いムスク(じゃこう)のような強烈な悪臭を放つ。驚くべきことに、中国ではヘビ市場で売買される主要な種の一つとなっており、ヘビ皮として利用されている。
9.ハサミムシ
(via Niels Heidenreich)
頭ではなく尾にハサミがある変わった昆虫。ハサミムシは一部の種が魚の腐ったような臭いを発する。この臭いは腹部の体節から黄色い液体として放たれ、ハサミと同様に外敵からの防御に用いられている。
8.ミドリモリヤツガシラ
(via wikipedia)
アフリカ固有の鳥で、金属光沢を放つ緑と白の模様の羽毛が特徴的な種。全長は最大で44cm。
その美しい見た目にも関わらず、外敵が巣に迫ると、腐った卵のような液体をスプレーする。また若い個体は、攻撃を受けた時に液状の糞を外敵めがけて噴出することがある。
7.タスマニアデビル
(via Wikimedia)
タスマニアでしか見られない小型犬サイズの本種も、襲われそうになったときに悪臭を放つ。その臭いは、ムスクを強烈にしたようなものだという。
しかしこれは最終兵器であり、実際に放たれること少ない。タスマニアデビルは、最初の威かくにすさまじい鳴き声をあげるため、これにひるんでほとんどの動物は逃げてしまうからだ。
6.クズリ
(via wikimedia)
イタチ科最大の種であり、クマのような見た目のクズリは、非常にどう猛で強靭な肉体を持ち合わせており、自分より数倍も大きな獲物を捕食することで知られている。
クズリはスカンク・ベアと呼ばれることもあるほどで、スカンクと同様に肛門腺から悪臭を放つ。その臭いはきついチーズと似ており、自分の縄張りを主張したり、エサを守るのに用いられている。また危険が迫ったときにも、スカンクのようにしっぽを上げて臭いを放つことがある。
5.カメムシ
(via wikipedia)
日本中に生息し、寒い季節に家のすき間から入り込んで臭いをまき散らす害虫である。臭いはコリアンダー(パクチー)に似ており、青臭さが強い。一度臭いが放たれると、カメムシを取り除いても嫌な臭いがしばらく残る。ただしカメムシに刺激を与えなければ、悪臭が出ることはない。
4.スカンク
(via Wikimedia)
悪臭を放つ動物と言えばスカンクを思い浮かべる人も多いだろう。その強烈な臭いは風向きによって数キロ先まで届き、ゴムの焼けたような強烈な臭いにさいなまされる。
スカンクはこの臭いを肛門腺から黄色のオイル状物質として放ち、最大3mまで飛ばすことが出来る。あまりにも臭いので、襲いかかろうとしたクマでさえ逃げ出す。しかもその液体が付着すると、数週間は臭いが消えない。
3.ヘッピリムシ
(via Animal Planet’s The Most Extreme Wik)
昆虫界のスカンクとも言われるヘッピリムシは、外敵から攻撃を受けると肛門からプッという音とともに、刺激臭のある霧状の液体を噴射する。
その液体の温度は化学反応により100℃近くに達するため、これを受けた外敵は火傷を負い、皮ふや粘膜が侵される。小さな昆虫がこれを浴びてしまうと死ぬことがある。
日本にも湿った石の下などにいるので、派手な姿をしたこんな昆虫がいたら触るのは止めておこう。
2.ゾリラ
(via wikipedia)
ゾリラはアフリカン・スカンクとも呼ばれ、見た目はかなりアメリカのスカンクと似通っている。アフリカのサバンナなど乾燥地帯に暮らしており、肉食で小型のネズミやヘビなどを捕食する。
外敵に襲われると、最初の警告としてうなり声をあげ、それでも逃げていかないと、スカンクと同様の非常に強烈な臭いを放つ。
1.ミナミコアリクイ
(via wikipedia)
南米に広く分布するアリクイの仲間である本種は、あまり知られていないが、スカンクの5~7倍の悪臭を放つ。外敵から身を守るため、しっぽの下から臭い物質を放出する。
また本種の前肢には非常に硬くて鋭い爪があり、これも悪臭とともに防衛に役立っている。
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スカンクの匂いは1度は嗅いでみたい