史上最も高額な本(ランキングトップ10)

これまでに取引された本の中で、最も高値がついたものをランキング形式でご紹介していこう。

10位.吟遊詩人ビードルの物語 4.6億円(360万ユーロ)

【手書き版】

(via The-Leaky-Cauldron)

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「ハリー・ポッターと死の秘宝」の作中に登場していた本で、実際に出版されたもの。ただし高額値が付けられたのは、著者のJKローリング氏がイラスト・文字を手書きで作った7冊である。

【タイトルが描かれた最初のページ】

(via Sotheby’s)

7冊のうち6冊は友達と編集者にプレゼントされ、最後の1冊は自らが設立した慈善団体の支援にあてるため、2007年にオークションへかけられた。アマゾン.comが約4.6億円で落札し、現代文学の手書き原稿としては史上最高値となった。

9位.グーテンベルク聖書 5.9億円(460万ユーロ)

(via wikipedia)

活版印刷技術を用いたヨーロッパ初の書籍であり、ドイツのヨハネス・グーテンベルクが15世紀に製作した。上記の本はカラー印刷のようだが、黒色の本文以外は手書きで後に彩色されたものである。

【裏表紙】

(via wikipedia)

この聖書はおよそ180冊が製本されたが、現在残っているのは49冊で、完璧な状態のものは21冊しかない。そのうちの一冊が競売にかけられ、1987年に5.9億円で落札された。日本では慶應大学図書館が完本を所蔵している。

8位.ファースト・フォリオ 7.2億円(560万ユーロ)

(via wikipedia)

ウィリアム・シェイクスピアの戯曲集であり、英語で書かれた本の中で最も影響力のある一冊とされている。この本はシェイクスピアの死去から7年後の1623年に刊行され、当時知られていたほとんどの戯曲が収録されている。

【目次】

(via wikipedia)

その中にはロミオとジュリエット、ジュリアス・シーザー、ハムレットなど現在でも絶大な支持を受けている作品が含まれている。

オリジナルの初版は750冊あったとされているが、現在は228冊のみが残っている。これらの本は世界中の蔵書家が欲しており、2001年にはマイクロソフトの共同創業者であるポール・アレンが7.2億円で手に入れた。

7位.カンタベリー物語 9億円(700万ユーロ)

【序章】

(via wikipedia)

イギリスの詩人ジェフリー・チョーサーが1387~1400年にかけて記した物語集。全24話、17000行のストーリーが中世英語によって書かれている。

(via wikimedia)

完全版として残っている写本は数十冊だけである。個人収集家が所有していた最後の写本は、1776年にフィッツウィリアム伯爵が874円(6.8ユーロ)で購入したが、その後1998年に同一の本がオークションへ出品されて9億円で売却されることとなった。

6位.アメリカの鳥類 13.9億円(1080万ユーロ)

【表紙】

(via wikipedia)

博物学者で画家であったジョン・ジェームズ・オーデュボンが、アメリカに生息する鳥類を描いた図版である。1827~1838年にかけてシリーズごとに発行され、実物大かつ手彩色の鳥が435匹収録されている。

【1ページ目のイラスト:シチメンチョウ】

(via wikipedia)

それらのイラストの中には、リョコウバトやオオウミガラスのように既に絶滅してしまった種もいる。現在残っている初版は全119セットのみであり、そのうちの一つが2012年に13.9億円で売却された。

また別の初版本は2000年に10.6億円、2012年に9.5億円で売り渡されている。

5位.ロスチャイルド祈祷書 16.2億円(1260万ユーロ)

(via wikipedia)

カトリック教会の礼拝など宗教的な事柄について書かれたこの手書きの本は、フィレンツェ・ルネサンスの最高傑作とされる。1505~1520年に複数の細密画家によって製作されており、全254ページのうち半分以上に美しい装飾が施されている。

(via wikipedia)

1938年にナチスによって押収されたが、1999年に元の所有者の姪に返還された。その後すぐにオークションへとかけられて装飾写本の落札価格では世界最高額を記録した。

4位.ベイ・サーム・ブック 17.2億円(1340万ユーロ)

(via wikipedia)

1640年、英領アメリカで初めて発行された本。旧約聖書の詩篇を翻訳した宗教的な内容である。初版は1700部だったが、現存するものは11部だけで極めて価値が高い。

この第一版が2013年にオークションにかけられ、印刷された本としては史上最高値を更新した。

3位.聖カスバートの福音書 17.2億円(1340万ユーロ)

【文庫本よりも小さい、全94ページ、ラテン語本】

(via wikipedia)

【始まりのページ】

(via wikipedia)

この本は新約聖書の一書である「ヨハネによる福音書」を書き写したもので、687年の聖カスバートの死去後に発行された。1300年以上経っているにも関わらず、極めて保存状態が良い。

またこの福音書は、現存している本の中でヨーロッパ最古の装丁本として知られている。

2位.マグナカルタ(原本) 25.8億円(2010万ユーロ)

【現存する1215年のマグナカルタ。ラテン語で書かれた】

(via wikipedia)

イングランド王国で13世紀にジョン王が制定した憲章であり、王の権利を制限し、貴族の特権などを認めさせた文書である。政府の統治を憲法に基づき行うという原理(立憲主義)は、これが原点となり世界中に広まった。

現存するオリジナルのマグナカルタは全部で17冊であり、そのうちの1冊が2007年にオークションで高額落札された。

1位.レオナルド・ダ・ヴィンチのレスター手稿 37.1億円(2900万ユーロ)

(via wikipedia)

万能の天才とも呼ばれるルネサンス期の芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチが40年間にわたって書きつづったノートのひとつ。この手稿には、水理学の研究に関する事柄が書き記されている。革の装丁がなされており、全36ページある。

(via Love from Tuscany)

レスター手稿は、1717年にレスター伯爵トーマス・コークがイタリア人画家から購入したことで、そう呼ばれるようになった。その後石油王の手に渡ったが、様々な問題が起きて売却され、1994年にはビル・ゲイツがこの高額値で購入した。

ちなみにこの手稿は36ページしかないが、現存している手稿は他にもあり、全部で5000ページ分になると言われている。

参照:catawiki

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コメント

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  1. By 匿名

    読んでみたい本はないなぁ
    漫☆画太郎がこれまでに出した本を全てもらった方が嬉しい。
    人の価値観って不思議

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