47階から落下。奇跡の生還をとげた人たち6名
1.内部断首された少年
(via CBS News)
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テキサス州に住む9歳の少年、ジョーダン・テイラー君は、生存確率1~2%とされる恐ろしい事故から生還した。
その事故は、少年が母親の車に乗っている時に起きた。母親が青信号で交差点を運転していると、トラックが彼女の車めがけて突っ込んできたのだ。
車中で発見された時のジョーダン君は、頭が首から垂れ下がっているようだった。彼は後部座席にシートベルトを締めて座っていたが、 その衝撃によって頭が首から持ち上がって前方へ移動し、頭蓋骨と首が完全に離れてしまっていたのだ。
搬送された病院で、医師らは少年の頚椎が動かないように固定した後、緊急手術を行った。治療にあたったロバーツ医師によれば、頭と首をつなぐ全ての結合組織が破壊されているような状態だったと言う。
手術は成功した。普通なら成功したとしても、脳にマヒが残る場合がほとんどなのだが、ジョーダン君は幸運の持ち主であった。障害が一切残ることなく、たくさんの友達が待つ学校に戻り、普通の生活を送れるようになったのである。
2. 20分以上、海の中に沈んでいた少年
.(via .ABC News)
チャールズ・デール君にとってこの日は、教会の仲間とビーチへ遊びに行く楽しい夏休みになるはずだった。だが、彼はワシントン州のビーチで激しい波に引きずり込まれ、20分以上に渡って海の中に閉じ込められた。
そしてチャールズ君が救助されたときには既に、彼の心臓も呼吸も止まっていた。心肺蘇生が試みられ後、病院へ搬送されたが昏睡状態が続いた。
それから4日後に奇跡が起きた。彼が目を開いたのだ。そして起き上がって再び話すことができるようになった。
20分以上に渡って溺れていた少年が生存できたのは、海水温が13℃しかなく、低体温症を起こしていたためだとされている。これによって脳の活動が極端に低くなり、酸素の欠乏状態から脳を守ることができた。
3.胴体が真っ二つになった男性
.(via .telegraph)
交通事故で胴体を切断されて生き延びたケースはかなり稀である。その生存例が中国のペン・シュイリンさんだ。彼は10年以上前に貨物トラックにひかれて、下半身を失った。
当時、ペンさんの治療にあたった医師らは、下半身の再接着が不可能だと判断して、頭部の皮ふを切断された胴体に移植し、傷口の縫合手術を行った。それで彼は一命をとりとめることができた。
.(via .Quora)
その後、人工肛門や尿路の造設など20回以上に渡る手術が行われた。現在は義肢のおかげで、歩行器があれば動くこともできるようになった。また彼はこの障害を武器に「ハーフマン・ハーフプライス(半人・半値)」という自らの障害を全面に出した店名でスーパーを開店している。
4. 47階から落ちて昏睡後、クリスマスの日に目を覚ます
.(via .Solow Residential)
4階のビルから落下した場合にでさえ死亡率が50%に達することを考慮すれば、高さ143.9mの47階から落ちて生存することは奇跡と言えるだろう。
事故当日、アルシデス・モレノ(37歳)さんは弟と一緒に、ニューヨークにある47階建てソロータワーの窓清掃を行っていた。ビルの頂上でゴンドラのケーブルを調整していたところ、ケーブルが外れてしまい二人が乗っているゴンドラが落下した。
落下の衝撃により弟は死亡。アルシデスさんは脳に損傷を負い、胸部、腹部、あばら、腕、脚などを骨折したものの、奇跡的に息をしていた。医者は彼が病院へ搬送されてから6週の間に、16回の手術を行った。輸血量は11リットルにもなったという。
.(via .dailymail)
昏睡状態は3週間に及んだが、ついにクリスマスの日、目を覚ました。最初の一言は、看護師に「私は何をしていた?」と聞いたそうだ。その後順調に回復し、足の歩きづらさは残るが、いつもどおりの日常生活に戻ることができた。
5.鉄棒が頭を貫通した男性
.(via .wikimedia)
フィネアス・ゲージさん(当時25歳)は、アメリカ・バーモント州の土木作業員の職長であった。1848年、彼が鉄道建設のため火薬による爆破作業を行っていたとき、その事故は起きた。
不慮の火薬爆発により、長さ1mの鉄棒が彼の頭部に突き刺さったのである。下の写真のように、鉄棒は彼の顔の横側から入り、左目の後ろを通り抜け、頭頂に抜け出たのだ。
.(via .wikimedia)
驚くべきことに、事故直後でも彼の意識ははっきりとしており、しゃべることも歩くことも出来た。彼は事故後、荷車に乗って1.2km離れた病院にたどりつくまで、背筋を伸ばして座っているほどだったという。
治療中、一度は意識不明状態に陥ったものの、1ヶ月後には階段の上り下りや、散歩もできるようになり、日常生活に支障をきたさない程度に回復した。
だが事故によって彼の性格は急変した。以前の彼は、勤勉で責任感があり、抜け目がなく、エネルギッシュで誰からも好かれる存在だった。
しかし事故後、気まぐれで礼儀知らずで、ときにはきわめて冒涜的な言葉を口にして喜んだり、欲望を抑制できずに怒りっぽくなったりしたのだ。
彼の精神はあまりにもはっきりと根本から変化したため、彼の友人・知人からは「もはや彼は、フィネアスではない」と言われたほどだった。
6.頭蓋骨にナイフを刺された男性
.(via .Courier Mail)
マイケル・ヒルさんは、頭蓋骨に刃渡り20cmのサバイバルナイフを刺されたにも関わらず生き延びたことで知られている。
事件は1998年4月に起きた。ヒルさんはフロリダにある友達の家に滞在していたとき、誰かがドアを叩いたので外に出た。玄関前にいたのは知らない人物だった。そしてその人物は突然、彼の頭にナイフを振りかざして逃げ去っていったのだ。
彼は頭に20cmのナイフを刺したまま、助けを求めて他の友達の家まで歩いた。そのとき彼は全く痛みを感じていなかったという。病院へ運ばれて4時間後にはナイフが除去された。幸運なことに感染症もなく、7日以内に意識を取り戻した。
しかし脳幹に達するほどナイフが入り込んでいたため、記憶障害や左腕のまひ、慢性的な頭痛などの症状に悩まされることになった。
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