アナコンダほか、世界最大級といわれたヘビ
世界の奥深い森の中には、全長10m以上に達する信じられないほど大きなヘビたちが身をひそめている。特に南米・アマゾンに生息するアナコンダはその巨大さでよく知られている。この他にも、様々な種類の巨大ヘビがいる。今回は、これまでに目撃された世界最大級のヘビを6体ご紹介していこう。
1.全長10mのアナコンダ
(via Alexandre Flores)
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ブラジルの建設現場で作業員をおびえさせたのは、全長10m、重量400kg、周囲1mに達する巨大アナコンダだった。このアナコンダは、作業員がアルタミラ洞窟を遠隔爆破した際に発見されたという。
このヘビを撮影した映像はYouTubeにアップされており、これを見ればヘビの巨大さが実感できる。
爆破の影響を受けたのか、それとも作業員が殺したのかは明らかになっていないが、撮影時にこのアナコンダは既に死んでいるようだった。
2.史上最大?のヘビ:ナボー
(via Mark Anders)
ボルネオには古くから信じられている伝説のヘビ、ナボーがいる。その大きさは10~50mに達し、変身能力を有した神秘的な存在だとみなされている。その姿を一人で見た者には、幸運が訪れるという。
そして2009年におそらく初めて、ナボーの全貌をとらえた写真が公開された。この写真は、洪水が起きた地域を監視するチームが、ヘリコプターから偶然撮影したものだ。
これが本当にナボーを撮影した写真であるかについては、分かっていない。スピードボートや木材が写った、あるいは写真を加工した可能性が指摘されている。
3.メデューサ
(via guinnessworldrecords)
メデューサは飼育されているあらゆるヘビの中で、世界最大の個体である。2013年に世界記録の認定を受けた時点で、その大きさは7.67m、体重は181kgあった。メデューサの全長を抱え上げるには、15人を要するほどだ。
(via Guinness World Records)
メデューサはアナコンダではなく、インドなどアジアの熱帯に生息するアミメニシキヘビである。この種もアナコンダと同じく、非常に大きくなることが知られている。
メデューサはかなりの大食いであり、18kgの鹿を1回で丸飲みにできるほどだ。食事はブタとウサギ、シカを組み合わせて2週間毎に与えているそうだ。
4.捕獲されたアミメニシキヘビとしては世界最大
(via theguardian)
アナコンダと大きさでライバルとなる、アミメニシキヘビ。2016年にマレーシアの建設現場で捕獲された個体は、これまでの記録の中で最も大きかった。その全長は8m、体重は250kgだという。
(via dailymail)
現場の作業員が警察を呼び、駆けつけた警察官が30分かけてこのヘビを罠にかけた。だが捕獲から3日後、卵を一つ産んだ後に死んでしまった。
5.全長15mと推定されるアナコンダ(動画)
(via Lajme Plus)
ブラジル・アマゾン川の主流であるシングー川で地元の人が発見したアナコンダ。この動画の投稿者によれば、全長は15m以上に達したと言うが、本当にその大きさなのか確証はない。
6.古代の巨大ヘビ、ティタノボア(全長15m)
およそ6000万年前に実在した史上最大とされるヘビ、ティタノボア。アナコンダやボアコンストリクターの祖先とも考えられている。現在のコロンビアにあたる湿度の高い森の中で暮らしていた。
(via snake-facts)
全長は最大で15mになると言われており、2番目に大きいとされる絶滅したヘビのギガントフィス(全長10mほど)をはるかに超える。その巨大さゆえ、ワニをも丸呑みにしていたという。
(via snake-facts)
ボーナス:ネット上で拡散した巨大すぎるヘビ
(via callstevens)
この写真は、2010年ごろにネット上で「史上最大のヘビ」として拡散されたものだ。その写真の説明では「全長は11.6m、エジプトで発見された」とあった。また、見つかった時には既に死んでいたという。
上記の写真は低解像度なので分かりづらいが、以下のように大きくしてみると、おかしなことがはっきりわかる。
(via snopes)
(via snopes)
見て分かる通り、このトラックや人は、玩具なのだ。写真自体は本物なのだが、ヘビも含め全部がミニチュアで、大きさを錯覚してしまように作られている。この写真は、「ベトナム軍が巨大ヘビを捕獲」という題で、学生が製作した作品であることが後に判明している。
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