自撮りが原因で亡くなった人たち

2019年5月17日

自撮りが原因となった死亡事故は、サメに襲われて死ぬ人よりも圧倒的に多い。2018年の調査では2011~2017年の間に、259人が自撮りで亡くなったという。一方でサメの年間犠牲者数は数人である。

今回は、自撮りが原因で起きた悲劇を10個ご紹介していこう。

1.クマと自撮りしようとして襲われる

(via WorldWide Weird News)

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2018年インドのオリッサ州で、クマに噛み殺される事件が起きた。犠牲者の男性は、結婚式の帰りに立ち寄ったトイレの近くで、怪我したクマを偶然見つけた。

友達が近寄らないほうが良いと警告したにも関わらず、男性はそれを無視してクマの側で自撮りしようとした。

弱っているから大丈夫だろうと高をくくっていたが、結果的に男性はクマに襲われて命を落とした。クマが男性を襲撃中、野良犬がクマを噛んで、男性を助けようとしたが、クマの力には叶わなかった。

2.絶景スポットの崖から落ちる(スリランカ)

(via theworldnews)

事故が起きたのは、スリランカのホートン・プレインズ国立公園で最も人気のあるスポット「世界の果て(ワールズ・エンド)」と呼ばれる落差1200mの崖だった。

ここで美しい眺めを撮影しようとした観光客が犠牲になった。その事故が発生したのは2018年11月のことで、ドイツ人の女性観光客(32歳)が、崖をバックに友達と自撮りしようとしていた。だがそのときに、女性は何かにつまずいて、多くの人がいる前で絶壁から転落してしまった。

スリランカ軍とボランティアが落下した女性の捜索にあたったが、6時間後に発見されたときには既に亡くなっていた。

この場所での自撮り事故は、今回だけではなかった

2015年にも、美しい眺めをバックに自撮りしようとしたオランダの男性が、崖から落下する事故が起きている。彼は、妻とハネムーンでここに来ていたそうだ。幸いにも、崖から50m下にあった木が落下にブレーキをかけてくれたため、大事には至らなかった。

3.銃を持ちながら自撮りしようとしたら、間違って自分の顔面を撃つ

(via Metro)

ワシントン州の男性(43歳)は、銃を持ってガールフレンドと一緒に自撮りしていた。彼女によれば、その日は銃を持った写真を何枚か既に撮っていたと言う。そのときには必ず弾丸を抜き取って、撮り終わったら入れ直していたそうだ。

しかし彼の最後となった写真を撮ったときだけ、弾丸を抜くのを忘れていた。自撮り中に残っていた一つの弾丸が暴発して彼の顔に直撃、即死した。

4. 27階から落ちて亡くなる

【落下の直前】

(via The WOW Report)

2018年10月、高層アパート27階のベランダで、女性が自撮りをしようとして落下した。亡くなったサンドラ・マセドさん(44歳)は2児の母親で、ポルトガルからパナマ市に教師として赴任したばかりだった。

【亡くなったサンドラ・マセドさん】

(via dailymail)

この事故を目撃した建設作業員によれば、サンドラさんは自宅アパートのベランダで手すりに座って自撮りしようとしていたらしい。作業員は彼女に対して、危険だから下りるように叫んだが、強風のため聞こえなかったようだ。

作業員の叫んだ後すぐに、突風が吹いて彼女はバランスを崩し、自撮り棒を持ったまま手すりから落下して地面に激突した。即死だった。

5.迫りくる電車を前に自撮り

(via Odyssey)

2015年にインドの大学生らが、SNSで目立とうと無謀な自撮りをして命を失った。4人の大学生はタージマハルを見に行く途中で、後ろから迫る電車を背景に、自撮りしようと考えていた。

4人は電車が接近するぎりぎりで撮影した後、線路から抜け出そうとしていたが、タイミングが遅れてしまった。1人は命からがら抜け出したが、残り3人は高速で走る電車にひかれて死亡した。

過去にも3人が亡くなる同じ事故

【3人が亡くなる前の写真】

(via Spirit of Jefferson)

2011年にもアメリカ・ユタ州で、線路に入って自撮りをしていた十代の少女3人が亡くなっている。3人は、二つの線路の間で撮影していた。撮影後、フェイスブックで「電車の目の前に立ってる。あはは、最高!!!」とコメントし、上記の写真を投稿した。

電車の機関士は、彼女たちが通り過ぎる電車に向かって、楽しそうに手を振る姿を目撃していた。だが、彼女たちは片方の線路しか注意を向けていなかったために、反対方向から来る電車に気づくのが遅れてしまった。

反対方向から来た電車の運転士は、少女らと追突する12秒前に非常ブレーキを作動させたが、間に合わなかった。2人は即死した。もう一人は息をしていたが脳死状態となったため、家族の同意のもと生命維持装置が外され、事故から3日後に息を引き取った。

6.足を滑らせて溺れる

(via maxpixel)

2018年10月、インドで3人の学生が湖の端にある岩に登り、自撮りをしていた。だが、そのうちの一人が滑って、湖に落ちてしまった。二人は溺れた友達を助けようと湖の中に入ったが、湖底の泥にはまり、最初に落ちた友達と一緒に溺れて亡くなった。

この事故は、教師7人が引率する学生54人の修学旅行で起きた。他の生徒が湖に飛び込み、3人を救出したが、そのときには既に3人とも息をしていなかった。

7.滑走路で飛行機に衝突

【亡くなった18歳のコラルさん(左)と17歳のミランダさん(右)】

(via Hot Trending Now)

2018年10月、メキシコ・チナンパにある滑走路で、2人のメキシコ人女性が亡くなった。事故が起きた際、2人は滑走路に入り込んで、自撮りに夢中だった。そのため、小型飛行機の接近に気づかなかった。

パイロットは、着陸時に二人の女性が立っていることに気づいていたが、避けることはできず、飛行機の主翼が2人に衝突した。2人は即死だった。

8.幼児をエスカレーターから落としてしまった夫婦

【監視カメラ映像の一部、幼児が落ちる直前】

(via dailymail)

生後10ヶ月の女の子が、ショッピングモールのエスカレーターに乗っていた母親の腕から滑り落ちて亡くなった。監視カメラはこの事故の一部始終をとらえていた。

夫婦は事故が起こる直前、自撮りをとろうとしていた。事件の目撃者によれば、夫が妻に自撮りを頼んでいたのを見たと言う。その後すぐに妻はよろめいて、娘を腕から離してしまった。娘は手すりに頭からぶつかった後、エレベーターの間に落ちた。

近くにいた買い物客が急いで助けを求めに走ったが、幼児は即死だった。

9.鉄道橋のてっぺんに上ろうとして死亡

(via mirror)

18歳の誕生日を1か月後に控えたロシア人のキセニア・イグナティエヴァさんは、夏休みのバイトでカメラを買い、写真撮影に夢中だった。

【写真が好きだったキセニアさん】

(via mirror)

彼女はもっとすごい写真を撮ろうと考えた末、鉄道橋のてっぺんに登って、線路を背景に自撮りすることを決めた。キセニアさんは、夜になってから恋人と一緒に鉄道橋へ向かい、橋のてっぺんを目指した。その間、恋人は橋の下で待っていた。

だが彼女は橋を登っている途中でバランスを失い、橋から転げ落ちた。落下した高さは9mほどだったが、落下時に1500Vの送電線に触れてしまい、コンクリートの地面に激突する前に感電死した。

10.動物園でセイウチに引っ張られる

【亡くなった男性】

(via dailymail)

中国・遼寧省の動物園で、ジアさんはSNS上に自撮りを投稿するため、セイウチをバックに撮影していた。しかし彼が自撮りでポーズを決めているときに、セイウチが背後から近づいてきて、彼をつかみプールに引きずり込んだ。

飼育員はセイウチのプールに駆け付け、棒を使ってその男性を助けようとした。しかしそれは上手くいかなかったため、プールに飛び込み、やっとのことでセイウチから男性を離すことができたが、その時には息をしていなかった。

飼育員によれば、このセイウチは、この動物園で10年以上飼育しており、体重は1.5トンになるという。またセイウチは男性と遊ぶつもりでプールに引きずり込んだが、それが不幸な結果をもたらしてしまったと話している。

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雑学

Posted by uti