輪廻転生した人たち・生まれ変わり6例

死んであの世に行った魂が、再びこの世に戻ってくる輪廻転生という考え方は、仏教やヒンドゥー教などでよく信じられている思想だ。科学的にも研究されており、2600件以上の輪廻転生のケースについて、記録や調査が行われている。

今回は、その中でも特に興味深い事例をご紹介していこう。

1.殺された教師の記憶を持つチャナイ

(via Steemit)

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タイの少年チャナイが、自分の生まれ変わりについて話しだしたのは3歳の頃だった。チャナイの前世は、学校へのバイク通勤中に撃たれて亡くなった”ブア・カイ”という名前の教師であった。

チャナイはブア・カイがどこに住んでいたかも知っていたし、彼の両親や妻、そしてその子供についても話すことがあった。ブア・カイの両親に一目会いたいと思ったチャナイは、祖母を説得してその両親のもとへ一緒に行くことにした。

祖母によれば、目的地にたどり着き、チャナイと共にバスを降りると、来たのは初めてなのに両親の住む家までチャナイが道案内してくれたという。

チャナイはブア・カイの両親をきちんと覚えていた。そしてブア・カイは本当に実在していたことがわかった。その両親によると、チャナイが生まれる5年前に亡くなったという。

【チャナイのあざ】

(via Interesting Facts)

興味深いことに、ブア・カイとチャナイには共通点があった。ブア・カイは後頭部を撃たれていたため、その遺体の後頭部と銃弾の出口となった前頭部には弾痕が残っていた。チャナイには、その弾痕と同じ場所に生まれつきのあざがあったのだ。

2. 50年前のハリウッドエキストラの生まれ変わり。ライアン

(via NBC News)

ライアンの輪廻転生の話は、彼が4歳の頃に始まった。彼はその頃、頻繁に恐ろしい夢を見ていた。そして5歳になったとき、母親にこう告白したのだ。「僕はかつて別の誰かだった」と。

彼の記憶は断片的で、自分がかつて誰であったのかは、正確に覚えていなかった。それでも故郷がハリウッドあることは覚えていて、母親にそこへ連れて行って欲しいとお願いしていた。

彼はまた、1940年代のトップスターであるリタ・ヘイワースと会ってダンスしたこと、タレント派遣会社に勤めたこと、ロックという名前が付いた通りに住んでいたことを詳しく語った。ライアンの母は、彼の話があまりにも詳細で広範囲に及んだので、子供の作り話だとは、とても思えなかった。

【1940年代トップスターのリタ・ヘイワースにも会った】

(via wikimedia)

そこで母親は、息子とともに図書館へ向かい、ハリウッドについて書かれた本を漁った。その中のどれかに、彼の関心をひくものがあるかもしれないと思ったのだ。その考えは的中した。彼は本の写真の中に、過去の自分を見つけたのだ。

【写真右端の人物がライアンの生まれ変わり?】

(via cdn2)

これは「ナイト・アフター・ナイト」という映画のシーンを撮影した写真であり、ライアンが指摘した右端の人物はマーティ・マーチンというエキストラだった。マーティ・マーチンはこの映画に出た後、タレント派遣会社を立ち上げ、富を築いた。

驚くべきことに、マーティのことを調べるにつれ、ライアンの輪廻転生説は真実としか思えなくなっていった。ライアンは、マーティに二人のきょうだいがいること、そのうち一人がダンサーであること、また彼には娘がいて茶髪の巻き毛であること、アフリカ系アメリカ人のメイドがいることを話しており、これらはいづれも当たっていたのだ。

これはごく一部で、ライアンは全部で55の事柄について言い当てていた。またマーティが住んでいた通りは「ロクスベリー」であったが、ライアンが話した「ロック」と名前が似ていた。

3.おじいちゃんが孫に生まれ変わる。サム・テイラー

(via Mundo Real)

バーモント州に生まれたサム・テイラーは、父方の祖父が亡くなったときに生後18ヶ月だった。しかし彼は、そのときからおかしなことを話し出すようになったという。

彼の父親がサムのオムツを変えていると、「私があなたの年の頃、あなたのオムツをよく変えていた」ということを突然しゃべったのだ。父親は奇妙に思ったが、そのときは祖父がサムに生まれ変わったとは考えもしなかった。

これ以降、サムは祖父の記憶を語るようになった。それらはサムが絶対に知りえないことだった。たとえばサムは祖父がお気に入りだった場所を覚えていたし、祖母がよくフードプロセッサーでミルクシェイクを祖父に作ってくれていたことも忘れていなかった。

あるときサムの母親は、祖父には兄弟がいたのかをサムに聞いた。するとサムは「私には妹がいた。彼女は魚になった」と答えた。母親は、誰が魚にしたのかと聞き返したところ、彼は「悪い奴らだ。彼女は死んだ。私達が死んだ時、神様が私達を現世に呼び寄せた。私はかつて大きかったが、今や再び子供だ」と言った。

サムの言っていることは間違っていなかった。サムの祖父には妹がいて、彼女の夫に殺害された。彼女の遺体は毛布でくるまれ、湾に投げ捨てられたのだった。

4.前世は、自分がレッスンを受けている水泳のコーチの子供?ケンドラ・カーター

(via Wikimedia )

4歳で水泳のレッスンを受け始めたケンドラは、人一倍人見知りで引っ込み思案だったのに、一回目のレッスンから水泳のコーチと打ち解けた。それからまもなくケンドラは、自分がかつてコーチの子供だったと、突拍子もないことを言い出すようになったのだ。そして、コーチの子宮にいた頃の記憶を母親に話すようになった。

だが彼女によると、コーチは妊娠中に病気になって流産してしまったという。母親がコーチに事実を確認したところ、ケンドラが生まれる9年前に流産を経験していたことが明らかになった。

ケンドラはコーチと一緒にいると、とても幸せそうだった。二人の仲は深まり、1週間に3回は一緒に過ごすくらいの関係になった。

だがある時、ケンドラの母親とコーチの喧嘩がきっかけで、二人の接触は途絶えてしまった。それ以来、ケンドラは鬱状態になり、4.5か月もの間話さなかったという。

その後、母親とコーチは仲直りして、コーチとケンドラとのつながりも復活した。彼女は徐々に元気を取り戻し、様々な活動に参加するようになった。

5.WWⅡのパイロットだったジェームズ・レニンジャー

【左:WWⅡのパイロット、右:ジェームズ・レニンジャー】

(via Keepo)

1998年生まれのルイジアナ州に住むジェームズは、4歳のときに自分が硫黄島の戦いで、日本軍に撃ち落とされたパイロットだと信じるようになった。

ジェームズの両親が、この事実に気づくきっかけとなったのは、彼が悪夢を見るようになってからだった。彼は夜中にうなされ、飛行機が墜落し炎の中に閉じ込められる夢を何度も見たのだ。その悪夢は、多いときには週5回見ることもあったそうだ。

【前世のジェームズが乗っていたという戦闘機】

(via wikipedia)

ジェームズは2歳半までに、その飛行機の中に乗っていた人物が、現在の自分の名前と同じ”ジェームズ”であること、飛行機の愛称はコルセアであることを話していた。このコルセアは、WWⅡ時代の有名な戦闘機だ。この他にも、戦争を全く知らない子が知っているはずのないことをたくさん知っていた。

【航空母艦:ナトマ・ベイ】

(via wikimedia)

また両親によれば、所属していた航空母艦の名前も話していたという。それはUSSナトマ・ベイであり、実際に存在する空母であった。そして、かつてナトマ・ベイに所属していた戦員の名前を調べると、硫黄島で亡くなったとされるジェームズ・ヒューストンが見つかったのである。

6.火星人だったと主張するボリスカ・キプリアノヴィチ

(via StarsInformer)

前世が地球人だったと主張する人が多い中で、ロシア人のボリスカは、自分が火星人の生まれ変わりだと告白した。ボリスカは火星で核戦争が起きて亡くなる前まで、火星に暮らしていたという。

その戦争の前までは、火星人同士でチームを組み、定期的に地球を訪れていたという。彼は地球への訪問中に、古代エジプト人に遭遇したとも話した。

(via Wikimedia )

またボリスカは、火星人が不老不死の秘密を一部解き明かすことに成功しており、35歳から老化を止められる技術を発明したと断言した。

現在火星に何も見つからないのは、戦争ですべてがまっさらになってしまったためだという。生き残った火星人は、火星の地下に住んでいるそうだ。火星には酸素が無いが、火星人には問題が無いという。なぜなら火星人は、二酸化炭素を吸って生きているからだと話した。

参考:collective-evolution

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雑学

Posted by uti