信じられない奇妙な爆発4例
爆発するとは思えないものが、爆発したケースをご紹介していこう。
1.カエルの爆発
(via dailymail)
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2005年、ドイツ・ハンブルクにある湖で大量の爆発したヒキガエルが発見された。その数は1000匹以上に達し、カエルの死体は膨張し、臓物が飛び出していた。市の公衆衛生当局は、謎の大量死に困惑した。
この湖にウイルスが蔓延したせいではないかと疑われ、水質検査が行われたものの、そのような病原体は発見されなかった。
(via Steve Wilson)
カエルの遺体の検死によって、驚くべきことが分かった。遺体はいずれも肝臓が無かったのだ。そしてその背中には、カラスのクチバシで切り裂かれたと思われる輪状の切り口があった。
カラスは、ヒキガエルの皮膚が有毒であるという知識を持っており、一番美味なフォアグラ(肝臓)の部分だけを狙って食べたとされる。
カラスから攻撃を受けたカエルは、威かくのために体をふくらませる。しかし横隔膜と肋骨を持たないカエルは、肝臓が無いと肺の膨らみを制御できず、膨らみきった肺や血管が爆発し、他の内臓を体から押し出してしまったとされる。
2.イケアのガラステーブル爆発
(via thesun)
アメリカでは、イケアのガラステーブルが突然爆発音とともに割れる事故が数十件報告されている。実際にこの事故に見舞われたホリー・バーンズさんは1階で料理中に、2階の息子の部屋から大きな爆発音を聞いたそうだ。あまりにも大きな音だったので、彼女は木が屋根に倒れてきた音かと思ったらしい。
あわてて2階の部屋に行くと、そこには粉々になったガラスが散らばり、その破片は息子のベッドに降り注いでいた。幸いにも、息子はそのとき学校にいたので怪我をすることはなかったという。
(via needpix)
イケアのスポークスマンによる説明では、「時間の経過とともに小さな傷が強化ガラスの耐久性に影響を与え、内部の割れが進行して突然粉々に割れることがある」という。たとえダメージが目に見えるほどでなくても、ごくまれに起きることがにあるそうだ。
普通のガラスなら、傷が出来た部分だけにひびが入ったり、割れたりするが、強化ガラスは一つの傷からガラス全体が瞬間的に破砕するようになっている。
ただ割れた時の安全性に関しては、強化ガラスのほうが優れている。破片が粉々になり、刃先が丸くなるため、怪我のリスクが低いという。
3.イスの爆発
(via asiaone)
2009年、どこにでもあるような回転椅子が突然爆発し、座っていた14歳の少年が亡くなる事件が中国山東省で起きた。
事故直前、この少年はいつものように回転椅子に座ってインターネットをしていた。しかし突然の大音響とともにイスが爆発し、その破片が彼の体中に突き刺さった。イスの棒(シリンダー)は肛門をつらぬいて大量出血を起こし、ネジは胸部に刺さって呼吸困難を引き起こした。
(via geekologie)
爆発を起こしたイスは油圧式シリンダーが付いており、高さ調節ができるものだった。おそらくこの油圧シリンダーが粗悪品だったために、爆発が起きたのではないかと考えられている。
4.クジラの爆発
(via theconversation)
海岸に打ち上がったクジラの遺体には、絶対に近づいて触ったり、登ったりしてはならない。死んでいるのだから安全だと思うかもしれないが、いつ爆発するか分からないのだ。
万が一爆発すれば、数トンにおよぶ臓物が最大時速70kmで吹き飛び、周囲数十mの範囲にまきちらされるかもしれない。
どんな生物でもそうだが、死んで腐敗すると内部にメタンや二酸化炭素などのガスがたまる。小さな生物なら、たまるガスはそれほどでもないが、何十mに達するクジラは腐敗ガスの量がとてつもなく多い。しかもクジラは脂肪が厚いから、他の動物に比べてかなりの高圧にまで耐える。
内部の腐敗ガスによってクジラの大きさは2倍にまで達し、限界までガスがたまった状態では、ちょっとした衝撃で爆発を起こす可能性がある。
上記の動画は、イギリス北部のフェロー諸島に打ち上がったマッコウクジラであり、海洋学者がそのクジラの腹を裂いて意図的に爆発を起こしている。たまったガスは大きな音とともに放出され、ひどい悪臭や臓物が大量に吹き出した。
ちなみにこの動画のクジラは、骨格を回収し、地元の博物館に展示する予定だという。
ディスカッション
コメント一覧
カエルかわいそうだ…
鯨(クジラ)もね。
為になる
ファグラになってますよー
カエルも爆発するのか…
カラス頭良すぎー!