インパクトある危険な観光地
冒険心にあふれる人たちが訪れる危険な観光スポットをご紹介していこう。
1.デビルズプール(ヴィクトリアの滝)
(via AfricanCurators)
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(via AfricanCurators)
ジンバブエとザンビアをまたぐヴィクトリアの滝は、幅2kmで最大落差108mあり、世界最大級の滝である。水量は最大で1分間あたり5億リットルにもなる。
(via AfricanCurators)
そしてこの滝のふちには、命知らずな人が訪れるデビルズプールがある。ここは乾季になると水の流れがかなり弱くなり、岩の障害物が滝のふちにあるため誤って落下しにくくなっている。だがもしそこから落ちしまったら、まず助からないだろう。
(via AfricanCurators)
乾季の9月から12月の間には、実際に入って泳ぐことができ、ツアーも開催されている。ただし、ここまで行くには50m離れた島から泳いでたどり着かなければならない。
(via roamingaroundtheworld)
一見するとかなり危険なように見えるが、今のところ岩で足を滑らせて怪我人が出ただけで、滝から落ちて亡くなった人はいない。
2.ハーフドーム(ヨセミテ国立公園)
(via wikimedia)
カリフォルニア州のヨセミテ渓谷内にあるハーフドームは、国立公園のシンボル的存在である。ドームを1/4に切ったような形をしており、片面が垂直の壁で、残りの面は丸くなめらかになっている。標高は2693mで、谷底からの高さは1500mある。
(via docentjoyce)
ハーフドームは1870年代半ばまで「絶対に登頂不可能」と言われていた。だが1875年にジョージ・アンダーソン氏が初めて登頂に成功してからは、岩盤に鉄の杭が打ち込まれたケーブルルートが整備され、難易度はぐんと下がった。
(via heratlas)
ルート整備の効果もあって、最近では1日800人以上が登頂する人気のハイキングスポットとなっている。とはいっても、軽々しく登れる場所ではない。
(via wikimedia)
その一般的な登頂ルートは約1500mの標高差で往復約26kmあり、最低でも10~12時間かかる。それに最後の120mは急な傾斜になっており、鉄の杭をつたいながら、よじ登らなければならない。一つ間違えば転落もありうる。
(via sfgate)
アメリカで最も危険なハイキングのひとつとされており、2005~2015年には290件の事故が発生し、12人が死亡している。その間、少なくとも140件の捜索救助が行われており、中には300m以上滑落して発見された遺体もある。
(via wikipedia)
また頂上付近では雷に打たれるリスクがある。1985年には5人が落雷の被害にあい、2人が亡くなった。
3.シェラーグボルテン
(via wikimedia)
世界で最も危険な石とも言われるのが、このシェラーグボルテンである。ノルウェーのイェラグ山の割れ目に挟まっている。高さ984mに位置し、ここでバランスを崩したらまず助からない。
(via mindbogger)
この岩は、およそ5万年前に氷河が溶けてこの位置に収まったとされている。大きさは5m3で、多くの人が写真で見るよりも実際に見たほうが大きく感じるという。
(via earthtrekkers)
ここは撮影スポットとして人気が高く、岩の上で撮影するための行列ができるほどで、1時間近く待つこともある。撮影者の中には岩の上にジャンプしたり、倒立したりしている人もいるが、幸運なことにこの石からの落下者はまだ出ていない。
(via express)
だがこのあたりは、パラシュートを使って飛び降りるベースジャンピングの人気スポットにもなっており、これが原因で10人ほど亡くなっている。
4.ユンガスの道(ボリビア)
(via TheUnforgivenII)
かつて「世界で最も危険な道」と言われた道路である。ボリビアの首都ラパスから約80kmに渡ってユンガス地方に伸びている。
(via xtremecanadian)
その恐ろしさは、3mほどしかない道幅にジグザク状の急カーブがあり、しかもガードレールが全くないところにある。それに加え、雨や霧で視界が悪くなりやすく、土砂崩れも頻繁に起こる。ここで落下すれば、600m以上ある谷底まで真っ逆さまだ。
(via Maximus125)
開通時には毎年100人近くが亡くなっていた。あまりに危険すぎるので、2006年に新しい2車線道路が建設され、現在ユンガスの道は観光目的以外で利用されていない。そのおかげで自動車事故は、過去10年で0件である。
(via selinalapaz)
その代わりにマウンテンバイクでのツーリングが盛んになり、これまでに13人の自転車乗りがこの道路で亡くなっている。
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