実在する世界のすごい牛たち
世界各地のかなり変わった牛をご紹介していこう。
1.ニッカーズ
(via 7NewsCQ)
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西オーストラリアの牧場には、ひときわ目立つ巨大なウシがいる。ニッカーズという名前のオスのウシだ。その体高は194cmで世界最大級、ミュウツーよりも8cm低いだけである。そしてニッカーズの体重は1400kgある。
(via abc)
このウシはホルスタイン種である。ホルスタインの場合、メスは乳牛になり、オスの場合は2~3歳で肉牛として畜殺される。しかしオスのニッカーズはそれをまぬがれ、2018年の取材時には7歳になっていた。
(via abc)
ニッカーズがここまで大きくなれたのは遺伝もあるが、他の雄牛と違って殺されず、完全に成長できたことが大きいとされる。
牧場主は、このウシを一度トラックに乗せて屠殺場に連れて行こうとしたことがある。だがそのとき処理業者から「あまりに大きすぎて機械の中に入らないし、吊るしたら床について汚染されてしまうから出来ない」と言われ断られた。
そういことがあって、ニッカーズは1200万平米の広大な牧場の監督主として、一生ここで暮らしていくことになった。
2.世界一長いツノのウシ、ポンチョ
(via THE POPE FAMILY)
ポンチョは「世界一長いツノを持つオスのウシ」であり、その長さは端から端まで322cmある。ポンチョは7歳で、生後6ヶ月のときにアラバマ州の牧場にやってきた。
(via atlasobscura)
テキサスロングホーンという品種であり、この品種はメスオス関係なく170~200cmほどの長いツノを持つ。たいていツノは途中で曲がって上向きに生えるが、ポンチョの場合はまっすぐ伸びた。そのせいもあって、よりツノが大きく見える。
(via THE POPE FAMILY)
テキサスロングホーンは攻撃的なツノを持っていて体が大きいが、性格はとてもおとなしい。ポンチョも牧場では大きなペットのように振る舞い、かなり人馴れしているそうだ。
3.ベルジャンブルー
(via 9gag)
ウシ界のボディビルダーであるベルジャンブルーは、ベルギーで生まれた品種である。ショートホーンとシャロレースという品種を組み合わせて作られ、1950年ごろに品種として確立された。
(via wikimedia)
他のウシと骨格は変わらないが、筋肉が20%ほど多く、脂肪が少ない。運動して筋肉がついた訳ではなく、食べるだけで筋肉質になる素質を備えている。
(via Fancypantsoffdanceoff)
これは筋成長を抑制する遺伝子の変異が原因であり、人間でも稀にこの遺伝子を持って生まれてくる人がいる。その変異を持つ動物は、普通に食べるだけでも筋肉が付きやすい。
(via Has-No-Name)
ベルジャンブルーは、他のウシに比べて世話をするのが難しい。過酷な環境には耐えられず、肉牛にするには手間がかかり、エサもより高カロリーなものが必要だ。そして難産になりやすく、90%のケースで帝王切開となる。
4.もふもふなウシ
(via SpencerWeather)
これは、ネット上で#ふわふわなウシ(#fluffycow)というタグ付きで拡散された子ウシ。アメリカ・アイオワ州の牧場に暮らしており、ビューティーコンテストに出場させるため育てているそうだ。
このふわふわは、遺伝的な面もあるが、飼育者の努力によるものが大きい。飼育者は毎日、子ウシの毛を洗って乾かし、くしでとかしている。コンテストがあるときには、美容室につれていき、毛を切りそろえ、専用のオイルを塗って毛につやを出し、ヘアスプレーで固めているという。
5.世界一太いツノのウシ
(via cashobar)
ツノの長さでは、先に紹介したテキサスロングホーンに勝てないが、太さではアンコーレ・ワトゥシという品種が圧倒している。
(via rlbarn)
その太さはウシ科最大で、そのなかでもユタ州に暮らす写真のCT・ウッディは、ツノの周囲が103.5cmあり、世界記録の認定を受けている。
このツノは攻撃用として使われることもあるが、メインは体温調節である。ツノには血管が通っているので、熱が放出しやすくなっている。本種はアフリカ生まれであり、このツノが過酷な暑さをしのぐために役立っている。
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ふわふわな牛っ!!!!!抱きたい!!