知っておきたい観光客を狙った世界中の詐欺・22選
世界各地の観光客を狙った詐欺の手法をご紹介していこう。
1.友情ブレスレット
(via chicagonow)
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詐欺師が観光客に近寄ってきて、手を前に差し出すように言う。そして「友情の印」だと言い、差し出した手にブレスレットを勝手に巻きつけてくる。そのブレスレットは無料だと言いつつも、何故かお金の寄付をせがんでくる。
(via AspieThinker)
お金を払わない限り、詐欺師はしつこくまとわりついてくる。その要求金額は10~20ユーロ(1000~3000円ほど)が多い。また共犯者がいる場合、詐欺師が観光客と話して気をそらしている間に、共犯者が観光客のバッグや尻ポケットから財布や貴重品などをかすめとる。
詐欺の発生地域
・パリ、ローマ、バルセロナ、カイロ
2.金の指輪を見つけた
(via khaskhabar)
女性の詐欺師が観光客の前で指輪をわざと落として拾い、その指輪が観光客のものかどうか聞いてくる。それを否定すると、詐欺師はその指輪を調べる素振りをして、これは「金の指輪」だと嘘をつき、観光客に法外な値段で売りつける。
それは金色に塗られた単なる金属のリングであるにも関わらず、最初は6000円ほどでふっかけてくる。観光客が断ると半額程度まで下げてくるそうだ。
発生地域:パリ
3.赤ちゃんを腕に抱かせる
(via flightnetwork)
赤ちゃんを抱いた女性が観光客のところに歩いてきて、唐突にその赤ちゃんを観光客に抱かせてくる。あるいは目の前で赤ちゃんを落としてみせる。
その赤ちゃんはたいてい人形なのだが、観光客がそれに気を取られているあいだに、共犯者が盗みをはたらく。
発生地域:ローマ
4.ストリートゲームのパフォーマンス
(via videomarketing2012)
詐欺師が街路の脇で、手品などを実演してみせる。その詐欺師の周りを囲んでいるのは、旅行客のように見えるが、偽装したスリの集団だ。パフォーマンスに見入った観光客は、知らない間にスリの集団から金品を盗み取られる。
発生地域:パリ、ロンドン
5.服にシミをつけられる
(via pikrepo)
盗人が近づいてきて、観光客の服に故意に何かをこぼして汚す。それはケチャップやマスタード、偽の鳥の糞などである。盗人は服の汚れを落とすのを手伝ってくるが、このときに服のポケットなどから金品を盗み取る。
発生地域:ブエノスアイレス、リオデジャネイロ、バルセロナ
6.無料の靴磨き
(via wikimedia)
ある男性が観光客の目の前で、靴磨きのブラシを落とす。観光客がそれを拾って男性に渡すと、お礼として靴磨きをさせてほしいと言われる。無料のような口ぶりで靴磨きを始めるのだが、それが終わるとサービスの対価として数千円を要求してくる。
発生地域:イスタンブール
7.ローズマリーを売る女性
(via wikimedia)
老女が観光客に「友情の印」としてローズマリーの小枝をよこしてくる。そしてその女性は観光客の腕をつかんで、占いをしてあげると言う。
この占いを受けてしまうと、言うまでもないがお金を要求される。もし払わなければ、観光客とその家族に呪いをかけると言って脅す。
発生地域:マドリード、ニューデリー
8.写真を取ってくれる人
(via naver)
観光スポットでカップルが写真を撮っていると、人が良さそうな地元の人がやってきて、2人の写真を撮ってあげると申し出てくる。だがその人にお願いしてしまうと、撮影後にお礼としてお金を渡すようしつこくせがまれる。
ひどい場合には、写真撮影後に観光客のカメラやスマホをそのまま持ち逃げする。
発生地域:ヨーロッパ
9.無料でCDを配るミュージシャン
(via Jennifer O’Brien)
フレンドリーな男性が、街路を通り過ぎる観光客の気を引き、話しかけてくる。男性は自らをミュージシャンだと騙り、観光客に自分の音楽を聞いて欲しいと言い、無料に見せかけたCDを渡してくる。ときには観光客の名前を聞いて、渡すCDにサインをすることもあるそうだ。
しかしいったんそのCDを受け取ってしまうと、お金を払わなければならなくなる。もし断った場合、お金を払うまで男の脅しを受けることになる。
発生地域:ニューヨークシティ
10.タクシーでの麻薬取引
(via pikist)
観光客がタクシーで夜遊びに出かける時、タクシー運転手が「麻薬をやらないか」とすすめてくる。もしその麻薬を受け取ってしまうと、偶然をよそおったニセの警察官が観光客の前にやってきて逮捕しにくる。
ニセの警察官は、刑務所に入りたくないなら罰金を払うように命令し、観光客から高額の罰金を奪い取る。
発生地域:パンガン島(タイ)
11.高額なタクシー代
(via Michael Coghlan)
悪質なタクシー運転手は、土地勘が無い観光客からお金をふんだくろうとする。距離の長いルートを走ったり、脇道に入ったり、交通量の多い道を選んだりして、運賃を意図的に引き上げる。
またタクシーメーターをいじって、通常より料金メーターが上がりやすくしていることもある。
発生地域:世界中
12.落として交換
(via pxfuel)
タクシー運転手やウェイター、店主がお客さんのお釣りをわざと落とす。それを拾うときにお釣りをごまかして渡し、その一部を自分の懐に入れる。
発生地域:アジア
13.タイヤをパンクさせる
(via publicdomainpictures)
レンタカーは、たいてい容易に見分けられるため犯罪のカモになりやすい。犯罪者らはレンタカーを故意にパンクさせた後、困っている観光客に優しく話しかける。
彼らはタイヤ交換をタダで手伝ってくれるが、その間に共謀者の一人が車中をあさり、貴重品を盗んでいく。
発生地域:バルセロナ、サンノゼ
14.電車でのスリ
(via Eelke Broer Freerk Rekker)
隣の人との距離がとれないほど混んだ電車は、スリにとって格好の場所となる。スリは電車の混雑を利用して押し合いながら金品を抜き取ったり、車内のゆれや人の動きに合わせて抜き取ったりする。
発生地域:ヨーロッパ
15.逃亡するタクシー運転手
(via Floris Oosterveld)
タクシーで空港から宿泊先のホテルについた時、タクシー運転手が荷物の運搬を手伝ってくれる。しかし運転手はなぜか急いでいるようで、荷物を下ろしてすぐに、車へ戻って走り去ってしまう。
その理由は、タクシー内に貴重品の入った観光客のバッグが残されたままだからだ。
発生地域:ラスベガス
16.ゆっくり/早くお釣りを数える
(via wallpaperflare)
レジ係がかなり早くお釣りを数えている間、共犯者が小話でお客の気をそらし、お釣りをごまかす。逆の場合もあり、お釣りを苦痛なくらいゆっくり、時々小休止をいれながら数えて、しびれを切らしたお客にお釣りを確認させることなく渡すテクニックもある。
発生地域:ヨーロッパ
17.偽の警察官
(via pxfuel)
ニセ警官が観光客のところに駆け寄ってきて、「このあたりでは偽札が出回っているから、財布をチェックさせろ」と話してくる。しかしニセ警官の戻してきた財布を後で確認すると、紙幣が何枚か抜き取られている。
また、ニセ警官が観光客のパスポートやビザをチェックするケースも報告されている。ニセ警官はそれらの証明書に何か問題があるかのように話し、その問題を解決するための罰金を要求してくる。
発生地域:メキシコシティ、ボゴタ、ブカレスト、バンコク
18.スリの警告標識を見てしまうと・・
(via wikimedia)
スリが多いエリアでは、スリの警告標識が設置されていることがある。しかしその警告が気にかかったからといって、自分の貴重品が安全かどうか調べてはいけない。
周辺にはスリがいることがあるため、貴重品の在りかを知らせてしまうことになる。貴重品の場所を知られると、スキをねらわれ盗まれることも珍しくない。そしてこの標識自体が、スリによって立てられていることもあるそうだ。
発生地域:ヨーロッパ
19.壊れたカメラ
(via Beatrice Murch/flickr)
観光客のふりをした犯罪集団が、周りにいる観光客に自分たちの写真を撮ってくれないかとお願いしてくる。観光客がそれを承諾すると、犯罪者はカメラをよこす。しかし、そのカメラは壊れていて撮影できない。
使えなかったカメラを観光客が返そうとすると、犯罪者はわざとカメラをつかみ損ねて落下させ、破壊する。そして壊れたのは観光客のせいだと脅して、修理代をまきあげる。あるいはそれで揉めている最中に、スリを行う。
発生地域:世界中
20.慈善の署名
(via wikimedia)
街中を歩いていると、耳が聞こえないふりをした子どもたちが近寄ってきて、何らかの署名と寄付をお願いしてくる。観光客がクリップボードに挟んだ紙に署名しているあいだ、子どもの手はその下で不審な動きをしている。観光客の貴重品の在りかを探しているのだ。
発生地域:パリ
21.休業中のホテル
(via wallpaperflare)
ホテルに向かうタクシーの運転手が、「宿泊予定先のホテルは改装中で休業している」と嘘を付いて、ばがげたほど高額の酷いホテルに連れて行く。そのホテルと運転手はグルで、観光客から巻き上げたお金を山分けしている。
また別の事例では、人気のホテルと同じ名前で営業し、観光客をニセの人気ホテルにつれていくこともある。観光客にネットの画像と違うと言われても、その画像が間違っているのだと主張して観光客を納得させる。
発生地域:ヨーロッパ
22.部屋を見に来る人たち
(via pixnio)
ホテル従業員の服を着た2人が、「定期的な部屋の見回りに来ました」と部屋のドアをノックする。その一人が観光客と話して気をそらしている間に、もうひとりは部屋の中にある貴重品を盗んでいく。
発生地域:バルセロナ、マドリード
ディスカッション
コメント一覧
酷い事するね、旅行は専ら日本です。
ヨーロッパ方面やばくない?
久々に日本人でよかったと思った
17の偽警察官はイギリスにもいるよ
自分も被害にあいかけたってやつとセットでやってる
昔スペインでホームステイ&バックパッカーしたけど、みんな親切だったし安全な国だと思ってたのにな… ツアー客と違って、小汚くて貧乏そうだったから狙われなかったのかな?
すっごく勉強になったヨ。ありがとう。
外国人の親切は、絶ッッ対に信用しちゃいけないんだね。
平和ボケした日本人が、狙われるんだろうな。