レアな世界の驚くべき変わったハト・17種
私達が街中で見かけるのは、たいていカワラバトである。しかし世界には300種以上、人間が観賞用に生み出した品種を含めると1000以上いる。今回は、日本ではなかなかお目にかかれない、変わった鳩たちをご紹介していこう。
1.コアオバト
(via Think_Void)
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インドネシアやフィリピンなどの東南アジアに生息するカラフルなハト。写真はオスで、メスは全体が緑っぽい。森の中に暮らしているものの、人間の環境にも適応しており、大都市でも見られるようになった。よく見るハトと違って、果実がメイン食。特定のイチジクを食べている。
2.ミノバト
(via wikimedia)
アンダマン・ニコバル諸島に大きな群れが暮らしている。17世紀末に絶滅したドードーに最も近縁な種であるが、本種も環境破壊により生息数が減少。準絶滅危惧種に指定されており、同じ運命をたどるかもしれない。
(via wikimedia)
ハトとしては大型で全長40cmになる。その大きさもあって、狩猟の対象になっていた。またミノバトの胃にため込まれた石は、宝石として珍重されている。
3.ブラウン・フリルバッグ・ピジョン
(via pigeonstvfans)
長い年月をかけて、カワラバトを人為的に交配し作出されたショー用の品種。羽毛がカールしているのが最大の特徴。
4.オウギバト
(via The Virginia Zoo)
エレガントなレース状のトサカが美しい。ニューギニアの森で、落ちてきた果実を食べる地上性のハトである。驚くほど大きくなり、全長は最大80cm。七面鳥と同じくらいのサイズになる。これはハトとして最大である。
(via Edith Maracle)
メスは1回の繁殖で卵を1個しか産まず、繁殖力が弱い。また森林伐採や農地開発によって生息地が破壊されていることもあり、生息数が減少して準絶滅危惧種に指定されている。
5.ニジハバト
(via socialanxiousteen)
(via di_cross)
光の当たり方によって色が変わる玉虫色の羽をもつハト。オーストラリア固有種であるが、生息場所をほとんど選ばず、同国内ではどこでも見られる。
6.ジャコバン・ピジョン
(via 8pigeons8)
(via amazingoasis)
王様の立ち襟のような気品高い飾り毛が特徴的なハト。アジアでハトの品評会用に生まれた品種。
7.インディアン・ファンテイル
(via green_iggies)
インドでつくられた品種で、扇形に広がった尾羽が特徴的。足も羽毛で覆われており、つま先で歩く。
8.アフリカアオバト
(via wikimedia)
サハラ砂漠以南のアフリカに広く生息するハト。オウムのように登坂力が高く、木のてっぺんまで登って果実を採食する。木の股に小枝を集めて巣を作る性質がある。
9.ショウキバト
(via jeordiethegenerator)
オーストラリアの固有種で、暑さのかなり厳しい砂漠地域に暮らしている。このハトが暮らす地域には、160日間、37℃を超える日もある。エサも乾燥した種子である。
このような環境では脱水に陥りやすいため、水場の近くに住むことで水分を多く摂取し、暑さをしのいでいる。
10.ソデグロバト
(via wikipedia)
(via wikipedia)
東南アジアに生息する珍しい色合いのハト。小島や沿岸地域で見られることが多い。
11.ラホール・ピジョン
(via wikipedia)
イランで生まれた観賞用のハトで、1880年頃にドイツに持ち込まれ、ハト好きの間で人気になった。体長は30cmほどと大きくなるが、とても穏やかなことで知られ、ペットとして向いている。
12.アイス・ピジョン
(via wikipedia)
アイス・ピジョンは、1846年にチャールズ・ダーウィンが、カラーパターンを調べるためにかけ合わせた品種として知られる。この実験はダーウィンが「種の起源」を発表する3年前のことであった。
アイス・ピジョンは”アイスブルー(淡青色)”のカラーから名付けられている。実際には薄い灰色である。とても温和で育てやすく、観賞用のペットとして飼われることが多い。
13.アークエンジェル・ピジョン
(via tailandfur)
金属光沢を放つ羽毛が特徴的な観賞用のハト。普通のハトとは明らかに異なる色合いのため、ハトの品評会では一目置かれる存在である。
14.イングリッシュ・トランペッター
(via pinimg)
イギリスでカワラバトを選抜育種して生まれた品種。アメリカでは、観賞用ハトとしてトップを争う人気である。最大の特徴は、脚に生えた長い羽である。この羽の長さは、翼の風切羽と同じくらいになるときもある。
15.ブルナー・ポーター・ピジョン
(via nicefarming)
(via roysfarm)
チェコで生まれた選抜育種で、カワラバトから改良されてつくられた。非常に大きく膨らんだ胸が印象的で、スリムで気品ある体つきをしている。主に品評会や観賞用として育てられる。
16.バーブ・ピジョン
(via wikimedia)
1600年代にイングランドでカワラバトから選抜育種が始まった品種。最大の特徴は目とくちばしの周りにあるシワシワの肉垂。生まれてから2年目ぐらいに、目の周りの肉肉しいリングが完成する。
17.モデナ・ピジョン
(via modenaclubsa)
イタリアの都市・モデナを起源とするハト。カワラバトから長期間かけて改良された。ずんぐりとして丸っこい体型が特徴的である。
ディスカッション
コメント一覧
可愛いですいっつも見てるがつまらない記事が無い。
なんか可愛いとか綺麗というより可哀想っていう感情が先に来たわ