あなたは知ってる?世界四大珍獣のひみつ

世界四大珍獣って知ってますか?今回はその4種の動物について、興味深い雑学などを添えつつご紹介していきたいと思います。

1.オカピ

(via Wikimedia)

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背丈:150cm
体長:250cm
体重:200~350kg
生息地:コンゴ民主共和国の熱帯雨林(35,000頭以下)
【青色部分が生息地】

(via wikipedia)

現在、森林伐採や都市化、狩猟によって絶滅危惧種に指定されている非常に珍しい動物です。

オカピの特徴は、脚の部分にあるシマウマのような模様です。彼らが住む熱帯雨林の中では、この模様がカモフラージュになり、また仲間同士を見分けるのに役立っています。

オカピはシマウマの仲間ではなく、キリンの仲間

【左がオカピ、右がキリン】

(via wikipedia)

上のキリンとオカピの写真を見比べてみてください。かなり似ていますよね。

細長い顔に、オスだけに見られる角、そして青白く長い舌。オカピの舌は30cmくらいあります。キリンはもっと長くて、50cmほどあります。

ただキリンが身長5~6mになることに比べたら、オカピは1/3くらいで、それほど大きくはなりません。

キリンとオカピは祖先は同じで、オカピは1800万年前、キリンは1200万年前頃に分化したと考えられています。森林に残ったのがオカピで、草原に進出したのがキリンだったのです。

コンゴ民主共和国の国獣で、かなり推している。紙幣のほぼすべてにオカピが入っているくらい

(via Phactual)

オカピは、コンゴ民主共和国を代表・象徴する国獣(こくじゅう)です。コンゴで利用されているお金のほぼ全てに、オカピの透かしが入っています。
※唯一、一番高額な2万フランだけヒョウの透かしです。

またその他にも、様々なコンゴの公的組織にオカピが入ったロゴが使われています。

オカピは100種類以上の植物、そして土を食べる

オカピは草食動物で、熱帯雨林にある植物ならたいていのものは食べます。キノコのほか、オカピ以外の動物や人間にとって毒になる植物も食べることがわかっています。

また赤土を食べることがあります。これは植物で得られない塩分やミネラル分を摂取するためです。食事のときは長い舌を器用に使って、舌で植物をからめとります。

かつては「アフリカのユニコーン」と呼ばれ、伝説上の生き物だと考えられていた

【想像上の動物でしかないと思われていた】

(via forum)

オカピは20世紀になって初めてその存在が確認された動物です。カモフラージュ能力が高い上に、とても耳が良いため、音が聞こえるとすぐに遠くへ逃げてしまうので、人間に見つかることはなかったのです。

コンゴの先住民のたちの間では、古くからオカピの存在は信じられていましたが、その証拠は何もなかったため、伝承の中で語られる生き物でしかないと思われていたのです。

しかし1900年、イギリスの探検家がオカピの毛皮を使っている先住民を発見。その後1901年に、コンゴからロンドンの博物館に全身の毛皮と頭骨が送られ、新種として認定されることになりました。

足元から悪臭を放つ

(via Derek Keats/flickr)

オカピは足指のところに、悪臭のするロウ状の液体を分泌する腺があります。自分の縄張りにこの臭いをつけて、同種のオスが勝手に入ってこないようにしています。

もし縄張りに入ってくる他のオスがいれば、頭に生えた2本のツノを使って戦います。

2.コビトカバ

(via Wikimedia)

背丈:75~100cm
体長:150~175cm
体重:180~275kg
生息域:アフリカのシエラレオネ、ギニア、コートジボアール(3000頭以下)
寿命:30~55年(カバと同じくらい)

【緑と茶が生息域】

(via wikimedia)

コビトカバもオカピと同じく、その存在自体が疑われていた絶滅危惧種です。かなり昔から目撃例はあったものの、カバの奇形とみなされ新種ではないと考えられていました。

しかし1913年に生きた個体が捕かくされたことで、それが新種だとわかったのです。

カバとの違いは、大きさだけじゃない

(via pygmyhippo)

コビトカバはカバとかなり似ていますが、サイズはかなり違います。コビトカバは背丈、体長ともにカバの半分程度しかありません。

また普通のカバが体重1500kgほどに達するのに対し、コビトカバは250kgほどで1/6以下です。

また、以下のような違いがあります。

・カバよりもスレンダーな体型。体の大きさに対して、脚と首が長い

・カバよりも、鼻の穴と眼窩(がんか、目のくぼみの骨)が突出していない(カバは目玉と鼻が飛び出ている)

・足指の水かきがあまり発達していない(水の中で過ごさないため)

【左がカバ、右がコビトカバの足指】

(via pygmyhippo)

このような違いがありますが、似ているところも多いです。たとえば、カバ特有の「血の汗」です。

【血の汗が出ている様子(カバ)】

(via Imgur)

この血の汗は実際のところ、「汗」でもないし「血」でもありません。これはヒポスドール酸と呼ばれ、カバの皮ふが日焼けするのを防ぐのと、悪い菌を殺す効果があります。

カバのように群れたりしない。生態が結構違う

【動物園のコビトカバ、野生で水浴びはあまりしない】

(via wikipedia)

普通のカバは、最大30頭ほどの群れを作って暮らすことが知られていますが、コビトカバは単独あるいは、多くても数頭の家族で暮らします。

コビトカバはカバと比べて縄張り意識が強くなく、オス同士が出会ってもケンカはほとんど起きません。お互い無視して通り過ぎることが多いです。

また野生では湿度の高い場所に生息していることもあって、カバと異なり水浴びはあまりしません。

そして食べ物も違います。カバは草が主食ですが、コビトカバは主にシダ植物や広葉樹、樹木から落ちてきた果実です。

コビトカバの肉は逸品

アフリカではコビトカバの狩猟は違法ですが、コビトカバの肉はイノシシのように肉の質が良いため、闇市場で取引されることがあります。

このような密猟、そして森林伐採や戦争によってコビトカバの生息数は減少しており、今やその数は3000頭以下です。

3.ボンゴ

【ローランドボンゴ】

(via wikipedia)

背丈:110~130cm
体長:215~315cm
体重:150~405kg
生息地:ローランドボンゴ:カメルーンや中央アフリカなど。マウンテンボンゴ:ケニアのみ

【生息域】

(via wikipedia)

赤茶色の毛皮に黒と白のマーキング、白のタテ縞、一回転半ねじれたツノが特徴的な草食動物です。

ボンゴは全部で二種いて、ひとつは上の写真のローランドボンゴ、もうひとつは毛皮の色が鮮やかなマウンテンボンゴです。

【マウンテンボンゴ】

(via wikipedia)

マウンテンボンゴは絶滅間近

(via Wikimedia )

ローランドボンゴも現在1万頭ほどしかいませんが、マウンテンボンゴの野生の個体数は動物園にいる数よりも少なく、100頭前後で絶滅の危機にあります。

やはりこの減少の原因も人間によるものであり、森林伐採や環境汚染、また密猟などが大きく関係しています。

絶滅の危機から救うため、生息地のケニアではシェルターを作り、保護活動が熱心に行われています。

ボンゴの豆知識

オカピと同様、舌が長く、植物を舌でついばむことができる

(via Zack Neher)

・アフリカ最大のレイヨウである(ウシ科の仲間)が、かなりおくびょう。

ツノの秘密
・人間の爪と同じ成分であるケラチンから出来ている

・中は空洞。トナカイのようにツノが生え変わることはない

・メス・オス両方ともある。ただし、オスのほうが太い

・ツノは戦闘向きではない。性的ディスプレイとしての役目がある

4.ジャイアントパンダ

(via Wikimedia)

背丈:60~90cm
体長:120~190cm
体重:100~115kg
寿命:20~30年
生息地:中国四川省ほか

【生息域】

(via wikipedia)

珍獣といっても、先の3種と比べるとあまりにも有名すぎるレベルですが、ジャイアントパンダも野生では非常に珍しいことから、四大珍獣に選ばれています。

以下に、パンダのちょっと驚くような雑学を何個かご紹介します。

茶色のパンダがいる(シンレイパンダ)

(via wikipedia)

中国中部を東西につらぬく秦嶺(しんれい)山脈で発見されたジャイアントパンダの亜種です。1960年に一度発見されているものの、2005年になって初めてパンダの亜種として登録されました。

野生では200~300匹のシンレイパンダがいるとされており、普通のパンダとは色以外にも頭蓋骨が若干小さいなどの違いがあります。

動物園で飼育されているパンダは、ほとんどが中国からの借り物

レンタル料がペア1組で年間1億円、自然死以外での死亡で賠償金5千万円を支払うことが義務付けられています。

パンダは、1日最大45kgの竹を食べる

(via Wikimedia)

硬い竹しか食べないので、食事の時間も相当長くなります。1日14~16時間も食事の時間に費やしているのです。

闇市場では、パンダの毛皮は600~1000万円で取引される

(via PIXNIO)

メスのパンダの排卵は、1年に1回。繁殖できる期間はたった数日

(via Wikimedia)

パンダは、1日28kgも糞をすることがある。これは、食べた竹がほとんど消化されないため

パンダは他のクマと同じく、消化器官は肉食用になっています。なので、竹を食べてもほとんど消化できずに排出してしまいます。

実際に、竹の栄養の20~30%しか摂取できておらず、これはシカなど草食動物の80%前後に比べると圧倒的に少ないです。

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(最終更新:2017年10月17日)コメント0
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