一つの間違った判断で人生の全てをぶち壊したケース

(via indeksonline)

サム・バラードの物語をご紹介しよう。上の写真を見て、彼を”幸せそうな青年”だと思うかもしれない。確かに彼は当時、外交的で充実した人生を送っていた。
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(via dailymail)

2010年、将来を有望視されていたオーストラリア人ラグビー選手のサム・バラード(当時19歳)は、パーティーで仲間と赤ワインを飲んでいた。そのときに、ナメクジがテーブルを這っているのを見た。

(via dailymail)

酔っ払った十代の青年たちの話は、自然にナメクジを食べる話に変わっていった。友人たちの「食ってみろよ。やれるもんなら」という言葉が、サムを決心させた。

サムはナメクジを一口で飲み干した。

サムは”ただのナメクジだし、腹痛や下痢になるかもしれないけど、一週間くらいは話のネタにできそうだよね”と思っていたのかもしれない。


本当にそれで済んだのだろうか?

ナメクジを飲んでからまもなく、サムはひどく弱って、足に激しい痛みを訴えた。病院での診断の結果、広東住血線虫症にかかっていると伝えられた。

(via wikipedia)

この感染症はネズミの肺に見られる寄生虫が原因で発症し、ネズミの排泄する糞に含まれている。サムが食べたナメクジは、ネズミの糞を這ったり、食べたりして寄生虫に感染していたと思われる。

(via ibtimes)

残念なことに、人間が感染した動物を食べた場合、ネズミと同じように糞として排出されることはない。その代わり、寄生虫は人間の体内に留まり、寄生虫の行き着く先によっては頭痛、吐き気、嘔吐、発熱、首のこりなどの症状が現れることがある。




あるいはサムのように、重篤になることがある。

(via dailymail)

寄生虫はサムの脳に感染し、420日もの間、昏睡状態に陥らせた。その後目を覚ましたが、完全なマヒ状態から良くなることはなかった。

【事故前は有望な若手ラグビースターだった】

(via dailymail)

サムの母親は、この事故が彼の人生を完全に変えてしまったと言う。「絶望的に、息子の人生も私の人生も永遠に変わってしまいました。その影響はあまりにも大きいです』と彼女は話した。

(via filipinotimes)

サムは8年間の闘病の末、シドニーの病院で2018年11月2日、28歳という若さで息を引き取った。

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物語

Posted by uti